【2017年】年末調整の書き方(個人番号・生命保険料控除など)

2017年の年末調整はまだ先ですが、前回苦労した方も多いのではないでしょうか?中には年末調整が初めての方もいるかもしれませんね。初めて年末調整を行う場合は書き方に戸惑うものです。ここでは、年末調整の各欄の具体的な説明や書き方、注意点などをご紹介します。

年末調整とは

年末調整とは、会社から給与をもらっている人が申告するものです。
所得税は基本的に給与から天引きされています。
扶養者(妻、子、同居者)の増減や支払った保険(生命保険や地震保険などもこれに当たります)
があった場合、控除が発生して、所得税がその分安くなります。
つまり、1年間の扶養者や保険の状況を申告する事で、所得税の税額をの実際とのずれを修正してもらう作業です。
多ければ差額を返却した、不足分があれば、追加徴収する事になりますが、結婚したり、生命保険に入っていたり、賃貸住宅の住居の家財保険などに入っているでしょうから、差額が還付されて、戻ってくる事が多いです。

年末調整の書類の提出日はいつ迄?

年末調整の提出期限は翌年の1月31日までに提出する事になっています。
1月31までに勤め先の企業が税務署に提出するものですから、雇われている人は当然、それより前に提出しなければなりません。2017年分の年末調整だと、2018年1月31日までに職場が税務署に提出する必要があるんですね。

年末調整で記入する書類は何があるか

年末調整で記入する書類には
・「扶養控除等(異動)申告書」
(扶養控除や障害者控除など人に関する控除の申請書類)
・「保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申請書」
(生命保険料控除や地震保険料控除などの保険料に関する控除の申請書類 兼 配偶者特別控除の申請書類)
の2種類があります。
「扶養控除等(異動)申告書」は2枚会社から渡される事があるかと思います。
その場合1枚は当年分、もう1枚は翌年分の書類です。

「年末調整」の書類、具体的な書き方

年末調整の書類には2種類ある事がわかって頂けたかと思います。
では、2種類の書類の各項目と具体的な書き方について説明して行きます。

「扶養控除等(異動)申告書」の書き方

まず、扶養家族等についての申告書の書き方について説明します。

一番上の欄(税務署名、企業名・住所・氏名の記入欄)欄の書き方

所轄税務署長等 税務署の名前も記入しなくていいとして配布する会社もあります。
特に指示がない場合、会社の経理担当の方に念の為確認すると良いでしょう。

会社の名前・住所 の書き方 欄の書き方

あらかじめ会社の社印を押された形で配布される事もありますので、その場合には当然記入は不要です。

あなたの名前 と配偶者の有無 欄の書き方

自分の名前とフリガナを記入して、シャチハタではないハンコを押印します。
配偶者の有無に○をします。

あなたの個人番号 欄の書き方

マイナンバーの番号を記入します。ただ、国税庁から

平成28年4月1日以後に提出するものから、給与支払者のマイナンバー(個人番号)についても付記する必要はありません。

出典:http://www.nta.go.jp

との発表もありましたので、会社の方に確認した方がいいかと思います。

あなたの住所又は居所 欄の書き方

住民票を移していない場合などもあると思います。実際に居住している住所を記載して下さい。

※従たる給与についての扶養控除等申告書の提出 欄の書き方

2か所以上で働いている場合には従たる給与についての扶養控除等申告書」と言う書類を提出した上で○の記入が必要になります。
次に「主たる給与から控除を受ける」欄についてです。

A. 控除対象配偶者 欄の書き方

配偶者について記入する欄です。配偶者名とマイナンバー を記入します。
生年月日が昭和22年1月2日以降の場合は○印をします。
「所得の見積額」の所には給与収入から65万円を引いた金額が入ります。
パートだと収入が103万円以下の人が当てはまります。例えば収入103万円の人だと38万円の金額が入ります。
住所は上の欄で記入した物と一緒であれば、同上でかまいません。
扶養家族が同居していない場合は「非居住者である親族」に○印をつけ、「生計を一にする事実」に送金等をした金額を記入します。

B. 控除対象扶養親族 欄の書き方

父母や子どもなどの扶養親族に関する欄です。
名前、マイナンバー、所得の見積額、住所や同居の有無についてはAの控除対象配偶者と同じです。

C. 障害者、寡婦、寡夫又は勤労学生 欄の書き方

本人や控除対象の人に障害のある人がいる場合に記入します。
本人かそれ以外の人か、扶養親族の場合は人数も記入した上で「左記の内容」の欄に、本人以外の名前と障害者手帳の有無と交付年月日を記入します。
特別障害者かどうかの内容については裏面に記載があります。

D. 他の所得者が控除を受ける扶養親族等 欄の書き方

同一生計内に他に所得がある人がいて、家族や親族が不要になっている場合に記入します。
例えば、夫婦共働きで奥さんの方が収入が多い為、子供が奥さんの扶養に入っている場合などです。

E. 16歳未満の扶養親族 欄の書き方

16歳未満の扶養親族を記入します。
住所や所得額などの記載はA. 控除対象配偶者に準じます。
所得により住民税が非課税になる事もあるので、しっかりと記入する事をおススメします。

添付する書類

その年の途中で転職をした場合は、前職の会社から源泉徴収票が送られてくるはずですので、それを添付します。もし、送られてきていない場合は、会社に請求してもらう様にして下さいね。
前職の会社には電話したくない…と言う場合でも、手紙などの書面を出して請求する様にして貰わない事がない様にしましょう。

「保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申請書」の書き方

では次に、保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申請書の書き方をご説明します。
配偶者特別控除申請書は「扶養控除等(異動)申告書」の配偶者控除との併用は出来ません。

生命保険料控除 欄の書き方

基本的に保険会社などから送られてきた「生命保険料控除」の書類の記載内容を転記します。
保険会社等の名称、種類、保険期間、保険等の契約者の氏名、保険の新旧の区分などです。
金額欄は「参考額(申告額)」と書かれている部分を転記します。すべて記載できたら、表の計算方法にのっとり、計算して、保険料の合計を出します。
入っている生命保険会社が多くて、欄に記入出来ない事もあると思いますが、その場合は金額の高い物から記入していきましょう。
…と言うのは、控除額には上限があり、最大でも合計12万円以上は切り捨てになってしまうからです。

地震保険料控除 欄の書き方

家屋や家財の地震保険の金額を記入します。火災保険とセットで加入している場合は、地震保険の部分の金額を記入する様にします。

配偶者特別控除 欄の書き方

配偶者の収入が、配偶者控除の103万円の上限枠を超えている場合に記入します。
所得者の収入、配偶者の氏名と収入を記入して、下にある早見表から配偶者特別控除額を算出します。所得者本人の合計所得金額が1000万円を超えていると適用は出来ないので、注意が必要です。

社会保険料控除 欄の書き方

家族の分の国民年金保険料や国民年金基金の掛金、国民健康保険料の掛金を支払った場合や支払う予定の物を、すべて記入します。金額の上限はありません。
本人分の会社から天引きされている健康保険料・厚生年金保険料・介護保険料などは記入不要です。

小規模企業共済等掛金控除 欄の書き方

確定拠出年金や共済制度に加入している場合、支払ったもしくは支払う予定の金額をすべて記入します。金額に上限はありません。

年末調整、準備で注意する事

記入以外に注意する事としては、保険会社から年末近くに送られてくる保険控除の為の書類をうっかり捨ててしまわない事ですね。慣れない最初の頃は「単なる保険関係の報告か…」などと、捨ててしまわないまでも、引き出しの奥深くに入れて、分からなくなってしまいがちです。
各保険会社の分を一つのファイルに入れるなどして管理すると分かりやすいですよ。

年末調整とマイナンバー

平成28年1月からマイナンバー制度が始まりました。記入の際にはマイナンバーの番号が必要になるかもしれませんので、準備しましょう。
※書類の記載に関して必要かどうかは、お勤めの事業所に確認をして下さい。

年末調整の書類、書くのが面倒な人へ

年末調整の書類って、普段見慣れないものですし、、書く項目もたくさんあり、用意する書類もあるし…で面倒ですよね。給与をもらっているので、給与関係の処理は経理がやってくれないと、本来の業務に専念出来ない…などと考えてしまいます。…これもわかります。
でも、年末調整は、簡単に言ってしまえば、個人からの「税金や保険にこれだけ年間で使ったので、その分にかかる税金は取らないで下さい」…と言う意味合いの申請です。
住所、氏名と押印だけでの提出も可能ではありますが、言ってしまえば、それは、「税金は多く納めてももいいから面倒な書類は書きたいない」…と言う事と一緒なんです。
少しの手間をかけるだけで、還付金が帰ってくる可能性がありますので、是非、詳細に提出しましょう。

年末調整の書き方、まとめ

年末調整の書類の書き方について、まとめて見ました。
一見すると、項目が多くて、しかも分かりにくい表現で書かれているので、戸惑ってしまいますよね。
でも、各項目を一つずつ見て見ると意外と簡単な事が分かって頂けた事と思います。
万単位のお金が還付される事もありますので、しっかりと記入・申請する様にしましょうね。
※この記事は平成28年12月現在の記事です。法令等の変更により、内容が変更になる事もあります。

年末調整・確定申告の処理は会計ソフトを使おう

毎年「年末調整」「確定申告」「税金」「源泉徴収」の処理に追われ、その時期になると仕事に手がつかなくなってしまうことはありませんか?

時間を賢く使うためにも、個人事業主にとっては「会計ソフト」を使うことをおすすめします。会計ソフトの価格と、自分で会計処理を行うコストを考えたときに、どこかで会計ソフトを利用したほうがコスパが良くなります。

会計ソフトの中でもオススメは「MFクラウド」。無料のお試し版もあるので、実際に使ってみて、効率の良さを検討してみてください。

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