「機械学習」と「人工知能」の違い

IT業界のみならず、一般的なニュースなどでも、最近話題になることが多い「機械学習」や「人工知能」。どちらも、SF系の映画やドラマ、アニメやゲームなどでも耳にすることが多いですよね。今回は、機械学習と人工知能の違いに注目して、異なる点を考察していきます。

機械学習と人工知能、何がどう異なるのか

今回は、機械学習と人工知能の違いについて、両者の特徴や意味などを比較し、考察していきます。まずは、機械学習について見ていきましょう。

機械学習って何?

機械学習とは、人工知能の分野におけるジャンルやカテゴリーの1つです。コンピュータによる自動的なデータの分析や整理、予測を目的としており、その正確性や処理速度を高める為に、日夜研究が進められています。

主な方法としては、コンピューターに、あるデータを与え、そのパターンや特徴を分析させて学習させます。その学習により得たアルゴリズムによって、未知のデータや情報に対しても、精度の高い予想や分析を自律的に割り出すことができるようになります。

例えば「年齢、性別、年収」などの個人情報に基いて口座開設の可否を極めたデータがあったときに、その大量のデータによって、「分類器」を作ります。この分類器を用いることで、自動的に「どういう条件の情報の人が可否」になるか決まります。

画像認識や音声認識で成果を上げてきている「ディープラーニング」は、機械学習の手法の1つです。現在の手法の改善や技術を駆使して、完璧な予測や分析ができるよう研究を重ね、日々進歩しています。

人工知能って何?

「人工知能」と言っても、さまざまな見解があります。特に、大きく分けて2つの考え方があり、その考え方に基づいて、研究が進められています。

1つは、「人間そのもののように振る舞ったり行動したりすることができる人工的な機械」という考え方です。こちらは「汎用人工知能」と言われていて、アニメの「鉄庵アトム」を思い出すと想像しやすいですね。

そしてもう1つは、「人間が頭を使って行っている作業や業務を自動化する機能」というもの。こちらは「特化型人工知能」と呼ばれており、今日の人工知能の研究では、後者を目指すものが圧倒的に多くなっています。

人工知能とは、概念の1つであり、大きな研究テーマでもあるのです。

機械学習と人工知能の違いとは?

機械学習と人工知能の、特徴や意味・IT業界におけるポジションなどについてご紹介しました。では、この2つの違いは、何処にあるのでしょうか?

人工知能は、本来なら人間の判断力や能力を駆使してしかできないことを、機械にやらせて自動化することを目的とした研究テーマです。一方で、機械学習は、データの分析や予測を機械によって自動化させることを目的とした研究です。

データ分析や予測は、普段人間が行っている業務の1つ。人間が行っているさまざまな行動を自動化させることを目的とした人工知能の中の、データ分析や予測に特化した分野ということになります。

つまり、機械学習と人工知能の違いは、その規模と言えるでしょう。人工知能をより細かく見ていったときに、カテゴリーやジャンルの1つとして、機械学習が存在するというわけなのです。

機械学習に挑戦してみよう!

いかがでしょうか?

機械学習に興味が湧いてきたという方は、ぜひ機械学習に挑戦してみてください。

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