IT技術者不足はアメリカでも深刻な問題|そこにはアメリカならではの問題が

IT技術者不足はアメリカでも深刻な問題|そこにはアメリカならではの問題が

こんにちは!テクスタブログ編集部です!

アメリカといえば、エンジニアなら誰もが知っているエンジニア大国ですよね。しかし、今、IT技術者は世界的に不足しているそうです。そして、エンジニア大国であるアメリカでも、IT技術者の不足が深刻化しているということを、皆さんは知っていますか?

ここでは、アメリカで働くIT技術者の人数や雇用環境について見ていきます。アメリカへの転職を考えている人は、ライバルとなる現地のエンジニアがどのような環境で学び、働いてきたのか、参考にしてみてくださいね!

5年後には100万人が不足する!?アメリカのITエンジニアの実情

それでは、いくつかの数字を見ながら解説していきます。

アメリカで学生の計算機科学の学習を支援するNPO団体「Code.org(コード・ドット・オーグ)」によると、2014年のアメリカ国内のIT技術者求人数は20万人だったのに対して、実際にコンピュータサイエンスを専攻している学生は約5万人にとどまっています。さらに、2020年のIT技術者求人数の見込みが140万人に上っているのに対して、学生数は40万人程度にしか増加しないと考えられており、今後さらなるIT技術者不足となることが予測されています。

嬉しい悲鳴ばかりではない…深刻なエンジニア不足の訳

アメリカでエンジニアが不足している原因には次の理由があります。

WEB業界・IT市場の成長
既存の技術者の高齢化・定年
コンピュータサイエンスを専攻した一部の学生しかIT技術者になれない
IT技術者が不足し始めた背景には、あらゆる産業や製品、サービスがインターネット でつながる「Internet ofThings(インターネットオブシングス)」の時代が到来したことが挙げられます。センサーや通信機能付きのものが増えることで、これまでエンジニアが必要でなかった企業でもIT技術者を導入する必要が出てきたのです。

3の「コンピュータサイエンスを専攻した一部の学生しかIT技術者になれない」というのは、文系学部の出身でもエンジニアになることができる日本では馴染みがない考え方かもしれません。

IT技術者になれる人はとても限られている

前文でも触れましたが、「コンピュータサイエンスを専攻した一部の学生しかIT技術者になれない」ということがエンジニア不足の大きな弊害となっているのは、アメリカの大学の学費が日本よりも非常に高いためです。

アメリカでは、日本と異なり国立大学よりも私立大学の方がレベルが高いと考えられています。アメリカの大学入試センターを実施するNPO法人「CollegeBoard(カレッジ・ボード)」によると、2014年度アメリカの私立大学の平均学費は31231ドル(354万円、1ドル=113円)で、同年度の日本の私立大学の平均学費である131万円を大きく上回っています。もちろんアメリカの私立大学では奨学金制度が充実していますが、学費の他にも寮費や生活費がかかることを考えると、いくら学習環境が整っているとはいえ、レベルの高い私立大学の大学院にまで通うことができる家庭は限られてしまいます。(※1)

このように、一見高給で人気の高そうなIT技術者が不足している背景には、人材育成が間に合っていないこと、エンジニアの高齢化、解雇のリスクの高さ、大学入学の時点でエンジニアになれる人が限られてしまうという理由があります。日本からアメリカへ転職する場合には、当然ながら現地のスタッフにも負けない高いスキルが求められます。

ライバルの多い世界ではありますが、アメリカでの市場が今後も拡大していくことは確実なので、少しでもアメリカへの転職に興味がある方は前向きに検討してみてはいかがでしょう。

[参考資料]

こんにちは!テクスタブログ編集部です!

アメリカといえば、エンジニアなら誰もが知っているエンジニア大国ですよね。しかし、今、IT技術者は世界的に不足しているそうです。そして、エンジニア大国であるアメリカでも、IT技術者の不足が深刻化しているということを、皆さんは知っていますか?

ここでは、アメリカで働くIT技術者の人数や雇用環境について見ていきます。アメリカへの転職を考えている人は、ライバルとなる現地のエンジニアがどのような環境で学び、働いてきたのか、参考にしてみてくださいね!

5年後には100万人が不足する!?アメリカのITエンジニアの実情

それでは、いくつかの数字を見ながら解説していきます。

アメリカで学生の計算機科学の学習を支援するNPO団体「Code.org(コード・ドット・オーグ)」によると、2014年のアメリカ国内のIT技術者求人数は20万人だったのに対して、実際にコンピュータサイエンスを専攻している学生は約5万人にとどまっています。さらに、2020年のIT技術者求人数の見込みが140万人に上っているのに対して、学生数は40万人程度にしか増加しないと考えられており、今後さらなるIT技術者不足となることが予測されています

嬉しい悲鳴ばかりではない…深刻なエンジニア不足の訳

アメリカでエンジニアが不足している原因には次の理由があります。

  1. WEB業界・IT市場の成長
  2. 既存の技術者の高齢化・定年
  3. コンピュータサイエンスを専攻した一部の学生しかIT技術者になれない

IT技術者が不足し始めた背景には、あらゆる産業や製品、サービスがインターネット でつながる「Internet ofThings(インターネットオブシングス)」の時代が到来したことが挙げられます。センサーや通信機能付きのものが増えることで、これまでエンジニアが必要でなかった企業でもIT技術者を導入する必要が出てきたのです。

3の「コンピュータサイエンスを専攻した一部の学生しかIT技術者になれない」というのは、文系学部の出身でもエンジニアになることができる日本では馴染みがない考え方かもしれません。

IT技術者になれる人はとても限られている

前文でも触れましたが、「コンピュータサイエンスを専攻した一部の学生しかIT技術者になれない」ということがエンジニア不足の大きな弊害となっているのは、アメリカの大学の学費が日本よりも非常に高いためです。

アメリカでは、日本と異なり国立大学よりも私立大学の方がレベルが高いと考えられています。アメリカの大学入試センターを実施するNPO法人「CollegeBoard(カレッジ・ボード)」によると、2014年度アメリカの私立大学の平均学費は31231ドル(354万円、1ドル=113円)で、同年度の日本の私立大学の平均学費である131万円を大きく上回っています。もちろんアメリカの私立大学では奨学金制度が充実していますが、学費の他にも寮費や生活費がかかることを考えると、いくら学習環境が整っているとはいえ、レベルの高い私立大学の大学院にまで通うことができる家庭は限られてしまいます。(※1)

このように、一見高給で人気の高そうなIT技術者が不足している背景には、人材育成が間に合っていないこと、エンジニアの高齢化、解雇のリスクの高さ、大学入学の時点でエンジニアになれる人が限られてしまうという理由があります。日本からアメリカへ転職する場合には、当然ながら現地のスタッフにも負けない高いスキルが求められます。

ライバルの多い世界ではありますが、アメリカでの市場が今後も拡大していくことは確実なので、少しでもアメリカへの転職に興味がある方は前向きに検討してみてはいかがでしょう。

[参考資料]
※1:trends-2010-tuition-discounting-institutional-aid-report.pdf