「傾聴力」のある人の特徴(短所と長所)・傾聴力を向上させる方法・自己PR例

「傾聴力」つまり「人の話をきちんと聞くこと」は、子供から大人までずっと大切なこと。コミュニケーションのベースとなるこの「傾聴力」は、もちろん仕事をする上でも必要です。『できているつもりでできていなかった!』なんてことがないよう、しっかり確認しておきましょう。

コミュニケーション力って必要?

ズバリ、必要です!!!

ビジネススキルの中でも非常に重要なコミュニケーション力。

この力を高めることで、より効率よく仕事の成果を上げ、成長することができます。
また、人の上に立つ立場になったときにも、相手の能力を十二分に引き出すことができます。

事実、日本経済団体連合会が発表する「採用選考時に重視する要素」は、
十年連続で「コミュニケーション能力」が第1位になっています。

選考時、入社後、この先の人生で「コミュニケーション力」は、一生必要とされるのです。

「コミュ力」の誤解

現代社会ではビジネススキルの一つとされている「コミュニケーション力」。
この「コミュ力」=「話し上手な人」と思っていませんか?
「他人と仲良くなりやすい人」「人に取り入る能力が高い人」「盛り上げ上手な人」…
「コミュ力」をこう考えている人は、実は誤解しています!

「コミュ力」に大切なのは、実は「聞く力」つまり「傾聴力」です。

人には、『自分のことをわかってほしい』と思う「承認欲求」があります。

人間は他者を認識する能力を身につけ、社会生活を営んでいくうちに、「誰かから認められたい」という感情を抱くようになる場合が多い。この感情の総称を承認欲求という。

出典:https://ja.wikipedia.org

この承認欲求を満たすと、今度は「返報性の原理」という反応が生まれます。

返報性の原理(へんぽうせいのげんり)は、人間の持つ心理のひとつ。

人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。

出典:https://ja.wikipedia.org

簡単にいうと、『お返ししたい』という気持ちです。
自分をわかってくれる相手には、同じように『わかってあげたい』と感じるものです。

「傾聴力」を高めることで、相手は『この人、私のことわかってくれてるな』と思います。
ここから「信頼」が生まれていきます。
対等な立場でお互いを認めあえる人間関係を築いていきましょう。

そもそも傾聴力のある人とは?

傾聴力のある人とはつまり、聞き上手な人のことです。では聞き上手な人とは?

話し手が話しやすいように、じょうずに受け答えしながら話を聞くこと。

出典:http://www.weblio.jp

聞き上手な人は、人間関係をうまく築くことができます。
同僚から好かれていたり営業成績が良かったりする人には、実は聞き上手な人が多いんです!

傾聴力の誤解

・だいたい聞き手なので傾聴力はあります。
・話すよりも聞く方が好き(得意)なので傾聴力はあります。

これは、傾聴力を頻度や指向で捉えている人が意味を取り違えやすい例です。
「発信力が低い」=「傾聴力が高い」という訳ではないのです。

傾聴力には、「積極的傾聴」と「受動的傾聴」があります。
ただ聞いているだけという「受動的傾聴」だけでは、「傾聴力が高い」とは言えないのです。

具体的にどういうこと?

傾聴力のある人の特徴を詳しくみていきます。
意外とすぐに取り入れられることばかり!
1つずつ取り入れて、傾聴力を向上させていきましょう。

・話を聞いているとき相手の目を見ている

傾聴力向上において基本中の基本、相手をきちんと見る!
「目は口ほどに物を言う」ということわざもあるくらいです。

ついぼーっと聞いていたり、他のことを考えていたりすると、相手から視線が外れがちに。
携帯なんて見ながら聞いているなんてことは相手にとって不快です。
きちんと目を見ることで、真剣さが伝わります。
真剣に聞いてくれていると、話し手は「話をどんどん進めたい!」「もっと深く話したい!」という気持ちになります。

・相手の話をさえぎらない

これも、傾聴力を高める上でかなり重要ポイントです!
話したいことがあると、ついつい「話したい」だけになってしまっていることも。
途中で何か言いたくなっても、相手が話し終えるまでは我慢しましょう。
話の腰を折ってはいけません。

・相槌を打つ

きちんと聞いていても、自分の中だけで相槌を打っていませんか?
傾聴力とは、ただ聞くだけでありません。
うなづいたり声を出したりして、きちんと相手に伝えることが重要です。
言葉になっていなくても、「へぇ」「えっ」「ほう」など些細な反応があると全然違います!

ここで、相槌の打ち方をいくつか紹介します。


・「ええ」と落ち着いてうなずく
ゆっくりうなずくことで、落ち着いた雰囲気になります。
落ち着くことは満足感につながります。


・「はい、はいっ」と共感しているようにうなずく
笑顔で行うことで、気さくな雰囲気も保てます。


・「そうなんですね!」「なるほど。それでそれで?」
話に興味津々であることが伝えられ、相手が気持ちよく話を進められます。


また、否定的な相槌ではなく肯定的な相槌になるように心がけましょう。

・笑顔

コミュニケーションをとる上で、笑顔はとても大切ですね。
無表情で感情がなかったり機嫌の悪そうな表情をしていると、相手は話しづらいもの。
笑顔でいることで、相手が話しやすい環境が生まれ、話が弾みます。
また、笑っていると自分自身も楽しくなってきます。

「笑う門には福来る」!

・「フリ」をしない

傾聴力のある人は、”話を聞いているフリは”絶対にしません。
「つまらないなー」と思いながら適当に聞き流していたり相槌を打っていたり…
この”フリ”は意外と相手にバレているものです。気をつけましょう。

・相手に興味を持っている

興味を持つと、自然と生き生きして見えるものです。
きちんと話に寄り添うあなたを見て、相手は「真剣に話を聞いてくれている」と感じます。
これが傾聴力です。
相手に興味を持つことから、お互いに楽しい会話が生まれます。

・心に余裕を持っている

傾聴力とは、ただ話を聞くテクニックというより、自分自身のあり方がとても大切です。
イライラしていたり感情が高ぶっていると、相手の話に集中できません。
心に余裕を持っていると、落ち着いて聞くことができます。
相手の話を聞くときだけでなく、生きる上で大切なことですね。

傾聴力の長所

・話し手に好印象を与えられる

好印象は人間関係を構築する上で非常に大切です。


・知識や情報を得られる

聞くことは単なる受け身ではありません。
知識や情報を得ることで、自分の幅を広げることができます。


・話し手をリードできる

意外ですが、会話の方向をコントロールしているのは聞き手。
傾聴力があると、話し手をリードできます。

傾聴力の短所

傾聴力には、間違えると短所になってしまうこともあります。
きちんと把握して注意しながら傾聴力を高めましょう。


・相手に自分のことが伝わらない。

「この人聞いてばかりだな」「個性がないな」と思われることも。
自分のこともよく理解してもらいながら、相手の話をきちんと聞くことが理想です。
相手の話に合わせた体験談などを話してみるといいでしょう。
”共感するだけ”で終わらないよう気をつけましょう。


・スキルばかりになってしまい、心のあり方を忘れてしまう。

傾聴力を高める上で最も大切なのは、心のあり方です。
スキルを学ぶと、ついついスキルのみに偏ってしまいがち。
相手に興味も関心も持たずにスキルだけ用いても意味はありません。
むしろ、相手にそれが伝わって不快感を与えてしまいます。
相手にきちんと興味を持って、形だけ話を聞いている”フリ”にならないようにしましょう。

傾聴力を自己PRにしよう

せっかく身につけた傾聴力。自己PRに取り入れましょう。
ここではその例を紹介します。

私の強みは、「相手の立場に立って考えることができる」ことです。
人の意見をきちんと聞き、積極的に取り入れることができます。

この強みを最も発揮したのは、〜という経験です。
そのとき、〜さんが〜という意見を私にぶつけてきました。
それは、私にはなかった考えでした。
不安な気持ちもありましたが、〜と判断し、〜さんの意見を採用しました。
結果、その方法が成果を上げ、〜を達成することができました。

自分の考えにこだわりすぎず他人の意見を柔軟に取り入れることで、より良い成果が生み出せることを学びました。以来、一人で考えるだけでなく色々な人の意見を聞くことを心がけています。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
実は「傾聴力」を上げる方法は、意外とすぐに実践できるものばかり。

中でもやはり最も大事なのは心のあり方です。
相手の立場に立ち、相手に興味を持ってコミュニケーションをとることで、
自然と楽しい時間を過ごすことができ、かつ良い人間関係を築くことができます。
まさに一石二鳥!

ぜひ、今日から取り組んでみてください。

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