【ハシゴ人事インタビュー前半】「学生にはチャンスがあるのに環境がない」ー少数精鋭で学生が活躍する社会を作る「株式会社ハシゴ」

【ハシゴ人事インタビュー前半】「学生にはチャンスがあるのに環境がない」ー少数精鋭で学生が活躍する社会を作る「株式会社ハシゴ」

画像:ハシゴ提供)

2014年に株式会社サイバーエージェントの子会社として設立されて以来、学生と共に新規サービスの企画から制作、運用をしてきた「株式会社ハシゴ(以下『ハシゴ』)」。代表取締役の飯塚勇太氏といえば、サイバーエージェント内定者時代に同期の4人で開発したスマートフォンアプリ「My365」を、リリースからわずか5 日で 5万ダウンロードさせるという大ヒットを収めた。そのアプリで飯塚氏はサイバーエージェントの子会社として、株式会社シロク設立。ハシゴは、その後にサイバーエージェントの子会社として新たに設立した別の子会社である。

ハシゴの事業には、スマホ向けアプリ開発と学生支援事業がある。後者の例としては、サイバーエージェントグループ内へのインターン生紹介がある。約60もの子会社や部署の中から、学生の希望とマッチする配属先を紹介している。ハシゴ自体でも常時インターン生を受け入れており、既存事業や新規事業の運営を学生と共にしている。そんな社員一丸となって学生を応援しているハシゴの人事担当の方に、企業の雰囲気や成長できるスキルなど、働く際の参考になる企業像を伺った。

ハシゴは少数精鋭、社員同士、社員と学生の距離が近い場所

画像:池 芳将さん提供)

-はじめに、ハシゴさんの設立の経緯を教えて下さい。

ハシゴは、学生のキャリア設計の手助けをしたいという想いから、「未来へのハシゴ」をミッションに生まれました。誕生の背景には、代表の飯塚の学生時代が関係しています。

飯塚は、当時インターンシップやビジネスコンテストに積極的に参加する学生生活を過ごしていたそうです。その一つにサイバーエージェントのインターンがあり、そこで活躍して内定を獲得。すると入社前に、同社の内定者仲間と「My365」というサービスを作り、光栄にもインストール数が好調に伸び成果を上げました。

するとサイバーエージェント代表の藤田からの声掛けで、そのサービスで子会社「シロク」を設立することに。結果として、サイバーエージェントの最年少子会社社長となりました。

そのような背景から、ハシゴの構想が生まれたようです。学生でも活躍できるチャンスはある。しかし、環境はまだまだ少ない。特に地方の学生は、都市部の学生と比較すると顕著に少ない。そこで、全国の学生が活躍できる社会を実現するために、サイバーエージェントのリソースを学生のために全力で提供する会社「ハシゴ」が誕生しました。

-ハシゴさんではどのような事業をされているのでしょうか?

主に2つあります。1つは、学生支援事業。学生のキャリア支援をします。もう1つは、スマートフォンアプリを始め様々なサービスの企画、制作、運営です。

学生支援事業とは、サイバーエージェントグループの長期インターン紹介や、FRESH!byAbemaTVの弊社チャンネル「ハシゴch」の番組制作、学生限定SNS「カレッジーノ」の運営などがあります。長期インターン紹介では、学生の要望と60以上あるのサイバーエージェントの子会社や部署のニーズのマッチングを行っています。番組制作は、学生に役立つ情報を映像という形で、企画から放送まで責任を持って行います。カレッジーノは、M&Aしたばかりで詳しくは言えませんが、学生が楽しめるよう諸々仕込んでいる状態です。

これらの事業以外では、キャリア支援イベントの企画運営があります。キャリア面談や就活生向け模擬面接など小規模なものから、学校、企業、学生団体などとコラボした大規模イベントまで。例えば「ゲームビジネスのイメージが湧かない」という声があれば、ゲーム事業をされている方をお招きするイベントをします。

-社員とインターン生はそれぞれ何名いますか?

社員はだいたい40~50名で、学生は7、8名です。

-インターン生はどうやって集めているのでしょうか?

実は、集めている意識はそこまでないです。私たちは学生支援事業を行う組織であって、インターンを集める組織ではありません。しかし光栄なことに、多くの学生からご応募を頂いております。

ハシゴは学生との接点が多い事業をしています。その中に、サイバーエージェントに興味を抱かれる学生とも出会います。それがインターンを希望する学生であれば、面談させていただきマッチする部署をご紹介しています。つまりハシゴは、サイバーエージェントの学生窓口という側面も持っているのです。

-ハシゴさんに応募する学生はどういうタイプが多いですか?

「人が好き」や「ガツガツ働きたい」というタイプが多いですね。ハシゴは、様々な学生や企業と接点を持つことが多いですし、採用人事面も持っているので、将来的に人材業界や人事をしたい学生もいらっしゃいます。

またハシゴは良い意味で事業に枠がありません。学生の自由な発想で、素晴らしい事業アイディアがあれば実行します。実際、過去に学生立案の事業もありました。そういう意味で、「何かは決まっていないが、とにかくガツガツ働きたい」という学生から募集をよく頂きます。「何かやりたい」という、走り出す方向が分からないけど走り出したい人がハシゴに来ますね。

-社員の方々との関係はどういう雰囲気でしょうか?

本当に風通しが良い会社だと思います。上下関係が良い意味で無いです。礼儀は当たり前ですが、ザ体育会系のような上下関係はありません。リスペクトの上で成り立つフラットな関係性が保たれています。

会議では、代表も、役員も、新卒も、学生も、意見をガンガン提案しています。普段から代表や役員陣が、社員や学生にフランクに話しかけるシーンをよく見ます。勿論その逆もあります。

-採用の際には人間性が重要になりそうですね。

人間性はとても重要です。採用の基準は「一緒に働きたいか」に尽きます。特に「素直さ、責任感」の有無は大きく関わってきますね。

裁量権を全て与え、ビジネススキルの基盤が身につく

-今のハシゴさんのインターン生はどんなことを行っていますか?

企画、営業、実行、分析をやっています。つまり、全てです。というのもハシゴは社員と学生の区別をしていません。私たちはキャリア支援事業をしている訳ですから、当然ハシゴのインターン生には実力を付けて欲しいです。そのためには「責任のある実力以上の仕事を無茶ぶりされる経験」が必要だと思っています。だからこそ、社員と学生の区別をしません。

勿論、学業優先なのでその点は配慮はしますが、ガツガツと頑張りたいと入社してくれた訳なので遠慮はしません。むしろ「インターン生だからここまでしか任せません」というスタンスでは彼らに失礼だと思います。

-ビジネスを学ぶことはできますか?

はい、できます。既存事業であれ新規事業であれ、会社のお金を運用する訳ですのでビジネスを学ぶ機会は必ずあります。また、必要であれば自らが採用者となって仲間を探すので、組織面からのアプローチも学べます。

そして何より、自走力が鍛えられます。新企画をやるとき、裁量権は発案者に与えられます。例えば、FRESH!by AbemaTVでハシゴが自社チャンネルを始めたときに、「そのチャンネルを使って某企画をやりたい」と意見がありました。それに対し、「いいよ。その代わり報連相はしてね」とプロセスは任せました。代表や役員は変に口出ししてきません。

何でもかんでも解答を教えてしまうと、本人は考えなくなってしまいます。自分で最良の道を探す作業こそが自走力を鍛える方法なのです。それぞれが「自分の企画を自由にやらせてもらっている分、何としてでも結果を出す」というプレッシャーを楽しんでいるようです。

勿論、助けない訳ではないです。プロジェクトの悩み事があれば、気軽に代表や役員からアドバイスをもらえる環境です。また、仮に失敗したら責任が問われますが、それの責任の取り方は「失敗を次に活かして成果を出す」です。打席に立てる機会は多いですし、立ちやすい環境とも言えます。

-ビジネススキルの中でも、特にどんなスキルが身につくのでしょうか?

企画力や、PDCA を回す運用力、自走力はそうでしょう。加えて、「マネージメントスキル」はかなり身につきます。自分で新規企画を運用すると分かるのですが、常に不確実性との闘いです。

どんなにマイルストーンを細かく設定しても、想定外は必ず起こります。それをチームでどう対応するのか柔軟に考える必要があります。つまり、マネージメントが必要な場面との頻繁な遭遇によって「マネージメントスキル」が身につくのです。

-新規事業立案は新卒社員でも可能ですか?

勿論です。インターン学生でさえしているので。それがハシゴの良いところです。

-学生や新人でもマネージャーになれるのはすごいですね。他にも会社の文化や仕組みがありましたら教えて下さい。

とにかく働きやすい会社だと思います。例えば有休であれば、仲間と相談してその期間は残りのメンバーで回るようにうまく手配するので、ちゃんと取れます。また、社員同士で仕事後に飲みに行くメンバーも多く、プライベートでの仲の良さもあります。それがまた仕事に良い意味で返ってくるので、良い環境を生み出せていると思います。

-社員同士の関係がすごく良い。その上、新人でも新規事業ができてしまう。就活を考えている学生からしますと、これ以上ない企業だと思います。

「学生が活躍する社会を作りたい」という会社なので、「若手に縛りを与えてどうするんだ」と考えています。勿論、「これ以上任せると難しそうだ」みたいなギリギリのところまで来たら、上司がサポートに回ります。とにかく挑戦できる環境があるように尽力しています。

後半:

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