Swiftの歴史とルーツを辿る|背景を知ってSwiftを深く理解しよう

Swiftは、Apple社のOSX、IOS用ネイティブアプリケーションを開発する為のプログラミング言語として登場しました。今回は、そんな新しい言語「Swift」の歴史を紐解きながら、その特徴も簡単に見て行きたいと思います。

Swift誕生の歴史背景

Swiftは、これまで使用していたネイティブアプリ開発用言語「Objective-C」に代わる新たな言語として登場しました。

従来、Apple社が提供するOSXやIOS用ネイティブアプリ開発にはObjective-Cが採用されていました。C言語をベースとしたObjective-Cは、1983年の誕生からすでに30年以上も経過しており、現代的でモダンなプログラミング言語を使用してアプリを開発したいという思惑がSwift誕生の歴史背景にあったと言えます。

Swiftの登場によりObjective-Cが古い言語のように感じるかもしれませんが、Swiftは、Objective-Cの存在や誕生した歴史的な過程を否定するものではありません。「Objective-CwithoutC」と呼ばれているようにObjective-Cの視点がベースにある新しい言語が登場したと捉えた方がよいかもしれません。

swiftの開発環境

簡単にSwiftの歴史を振り返ってみましたが、次にSwiftの特徴を見てみたいと思います。

まずSwiftの開発環境ですが、Swiftでアプリを作成する場合には代表的な開発環境としてapple社が提供するIDE「Xcode」があります。Xcodeは無料でAppStoreで配布されており、Playgroundという簡単なデバックツールも付属しています。

Swiftは、Macとxcode、ネット環境さえあれば誰でも簡単にアプリ開発を始められ、その手軽さも魅力です。

Swiftの特徴

Swiftは、Objective-C、Ruby、Pythonなどのスクリプト言語の特徴がうまく取り入れられています。Objective-CとSwiftは互換性があり、Objective-Cのライブラリやクラスを利用する事が可能なこともSwiftの特徴の一つです。Swiftでは、型の指定、セミコロン、ポインタの概念が不要になります。

Objective-Cでは、厳密に型の宣言やメソッドの定義が必要でしたが、これらが緩和されコード作成が簡単になりました。また、Swiftではpythonのように文の区切りで「;」セミコロンの記述は必要ありません。このようにSwiftは、Objective-Cに比べて記述方法が間略され、これまで以上にアプリ開発の生産性の向上が期待されている言語といえます。

Andoroidの開発言語にAppleのSwift?

いかがだったでしょうか?今回はAppleが公表した新言語「Swift」の歴史と特徴を簡単に見てきました。Swiftは、2015年にversion2.0の発表と共にオープンソース化を公表しました。他言語と比較してもSwiftの歴史は浅いですが、人気・シェア共に順調に拡大してきています。

さらに驚くことに、今年の4月にfossBytesに掲載された記事によると、GoogleのAndoroidの開発言語としてSwiftを採用する可能性があることが伝えられました(※1)Googleの動向も非常に気になりますが、今後もさらに人気が高まりそうなSwiftに注目していきたいと思います。