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「ささやか」の意味と使い方|例文5つ・類語3つ|注意点

更新日:2024年02月06日

言葉の意味・例文

日ごろからお世話になっている人に、感謝の気持ちを表す際によく贈り物をします。その時に困るのが、手渡すときのフレーズです。「この言い方ってあってるのかな」と不安になることもあるでしょう。そこで今回は「ささやかですが」の正しい使い方や意味をご紹介します。

「ささやか」とは

日本では、謙虚さは美徳とも言われるように、自分のことを少し格下げして表現することは常識的なマナーとなっています。 「ささやか」とは、自分が渡す贈物・催しもの、自分の行い・実績などを控え目に伝え、相手の立場や考えを配慮する時に使われている言葉です。 この「ささやかな」という言葉は、正確にはどんな意味があり、具体的にどんな時に使われているのでしょうか。

「ささやか」の意味

「ささやか」という言葉の意味は小ぢんまりとして目立たないもの、たいしたことではないことを表します。多くの場合、小さいながらも価値のあるもの、華やかではないが喜びを感じる事に対して使われています。 また、相手が不快に感じるような事、心配してしまうかもしれないような事に対しても使われています。 さらに、照れくさい時なども「ささやか」と付け足すことで、もっとカジュアルに相手に気持ちを伝えることができます。

「ささやか」を使う時の注意点

「ささやか」という言葉は、物事の価値を少し低めにいうことが目的となりますので、自分に関するものだけに使うようにしましょう。 相手に関することに使ってしまうと、相手を低く評価することになり、大変失礼な表現となってしまいます。

「ささやか」の使い方

全く同じ事を言っているのに、1つ言葉を変えるだけで、相手の受ける印象は大きく変わってしまいます。「ささやか」という言葉の使い方がわかれば、上手に自分の気持ちを相手に伝えることができるようになります。

例文5選

ここまで「ささやか」の意味や使うときの注意点をご紹介してきましたが、いかがでしたか。それでは実際にいくつか例文を見て、「ささやか」の意味を正確に理解していきましょう。

例文1:「ささやかながら」

「ささやかながら」も毎日幸せに暮らしています、と満ち足りた自分の暮らし向きを控えめに表現することができます。 非常に満足していて毎日とても幸せに暮らしています、というと相手の状況によっては嫌味に聞こえてしまう恐れもあります。 「ささやかながら」と添えることで、華やかで派手な暮らしではないが、それなりに幸せだと伝えることで、相手の状況を配慮した会話ができます。

例文2:「ささやかですが」

「ささやかですが」この度10周年記念のパーティを開催いたします、ご都合よろしければどうぞお立ち寄り下さい、と声をかけます。 この「ささやかですが」では、豪華なパーティではないが精いっぱい準備しています、という気持ちを伝えることができます。

例文3:「ささやかなプレゼント」

今回のパーティでは「ささやかなプレゼント」をみなさまにご用意しております。と、パーティの参加者に呼びかけます。 「ささやかなプレゼント」と伝えることで、高価な物、立派なものではありませんが、気に入って頂けたら嬉しいと思って選びました、という想いを込めることができます。

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初回公開日:2016年12月03日

記載されている内容は2016年12月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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