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文系・理系からのインフラ就職

安定している?
仕事は安定しているほうがよい、と考えるのは実に当たり前のことであるといえるでしょう。そうした仕事の筆頭としてあるのが公務員になります。しかし、実はもう一つ安定している就職先というのがあるのです。それが『インフラ系』になります。つまりは、電気、ガス、水道系の仕事です。こうした仕事であれば非常に安定しているのでかなり安心して働くことができるようになります。
但し、そうはいってもインフラ系といっても大きさがいろいろとあります。たとえば小さなLPガスの会社もありますし、大都市に都市ガスを供給しているガス会社もあります。それらを一括りにインフラ系、とするのはやや正しいやり方とは言いがたいのですが基本的にはインフラ系の仕事はまずなくなることはありませんから、極めて安心できるといえることでしょう。給料も決して低くないことが多く、実に就職先として人気があります。
では、具体的にどんなところか、といいますとまずは鉄道というインフラがあります。つまりはJR各社もインフラ系の就職先といえます。或いはNTT各社もそうでしょう。当然、電気の場合は電力会社になりますし、東京ガス、関西ガスなどの大手のガス会社もとても人気があります。最近ではITインフラも非常に重要視されており、また給料がよいこともあり、ITインフラに進む人も今ではとても増えています。このような企業は大企業、或いは中堅どころとしてもたくさんあります。
理系がよいのか文系がよいのか
まず、インフラ系の就職先といえば理系がイメージされることでしょう。また、実際に理系学生は大学で学んでいることがそのままインフラ系の業種と合致することが多く、志望しやすい、となるのは確かでしょう。ですが、文系でもやれることはたくさんあります。必ずしもそうであるわけではないのですが理系の人は基礎設計とか開発関係などに重宝されることが多いのです。
インフラこの業界とマッチする人も多いために、志望する学生が多いです。しかし実は、文系の人々も多く活躍しています。例えば、インフラの運用、保守業務においては要するにマニュアルがしっかりとありますから文系の人でも研修などによって十分に働くことができるのです。現場仕事などの多くは文系の人になります。
特にいえるのがインフラ系はコミュニケーション能力が意外と大事になりますから、専門知識オンリーでは使いにくい人材になりますので文系人材も積極的に活用している、という傾向があるわけです。開発関係に就職したいのであればさすがに理系である必要性が求められるのですが、文系でもインフラ就職は不可能ではない、と理解しておいて大丈夫でしょう。
インフラ就職は難しい?難易度
難関企業が多い
一言にインフラといってもかなり種類があります。前述の例を見ても、電気、ガス、水道、電話、IT、鉄道など様々なのですが、とにかく大きな企業であるところを狙うのであればそれは就職が非常に困難であるといわざるをえないです。インフラ系の就職先では大きな企業が多いので、それは必然的に就職の競争率が高くなる、ということになります。これがかなり厳しいことになりますから、覚悟しておいたほうがよいでしょう。
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それでも就職するのは
給料がよく、安定している、ということがインフラ系の企業のよいところであり、就職したいと考える人が多い理由ではありますが、他にも色々と魅力があります。例えば福利厚生が充実していることが殆どです。大きな企業が多いので自社の施設なども多く持っていることが多いです。
例えばJRなどであれば自社の電車は無料で利用することができますし、社宅も多いです。そして、勤務形態もはっきりとしていることが多いのがインフラ系の企業の特徴になります。完全にローテーションで働くことになりますから、下手に意図せず発生してしまう残業などが起きるほうが極めて大きな問題となってしまうからです。ですから、勤務時間はかなりしっかりと守られるようにしていることが多いです。働く上で、これはとても魅力的なことであるといえるでしょう。
安定している企業というのは、まさに年功序列でベースアップしていく最たる企業であるともいえます。どうしても営業職のように個人的に大きな功績を出して、ということは難しくなりますが勤続年数によって年収がほぼ確実に高くなっていくのは極めて魅力的です。役職手当などはとにかく高いことが多いです。インフラにおいて管理をする人、というのは物凄く重要になりますから、決して少なくない手当てがつくのが当たり前の業界なのです。
インフラ就職に役立つ資格
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どの業界かによる
インフラ就職といってもどの業界か、ということによって求められる資格が違うことは想像できることでしょう。電気の仕事でガスの資格があっても評価されることがないのは当然です。しかし、とりあえず今ではどんな仕事でもコンピュータ関係の能力は持っていた方が良いことになります。
少なくとも表計算ソフトなりプレゼン用のソフトなどは使えるのが当たり前になっていますから、そういった関係の資格は持っていた方が良いでしょう。これをまずは基本として、各種、そのインフラ業界にあわせて取得するべき資格がありますから、狙って取得していくとよいでしょう。後、基本的に持っていた方が良い資格としては運転免許になります。普通自動車でよいので運転ができる、というのは最低限、どんなインフラ系企業でも求められる可能性が高くあるからです。
ガス会社などの場合
ガス会社であれば、まずはガス主任技術者(乙・甲)や管工事施工管理技士があります。或いは普通第一種圧力容器取扱作業主任者や高圧ガス製造保安責任者(甲種機械、甲種化学、甲種冷凍)などもよいでしょう。ガス会社などでは意外と求められる資格がはっきりとしています。
但し、最初から持っていないと就職できないのか、といえばそうではなく、研修なり実務を重ねていくうちにその手の知識が身につくようになり、そして、就職してから何年程度で取得するように、といわれることが多いです。実質的にそこまでこの資格があれば採用、となることはないのですが面接の時にアピールできる資格としては有効活用することができるでしょう。
電力会社の場合
電力会社であればまずは資格としては電気主任技術者になることでしょう。これには3種・2種・1種とあり、当然ながら1種が難しいことになります。これはその施設がどの程度の電圧を用いることになるのか、ということによって資格保有者を配置する必要がある、ということになっていますから、さまに電力会社にとっては何よりも大事な資格になることでしょう。
もう一つは、電気工事士になります。こちらも2種・1種があります。こうした仕事がまずは電力会社ではあると有利にはなります。但し、こうした資格もあれば多少は有利でしょうがないと採用されないわけではないのです。そのあたりは勘違いしないようにしておきましょう。
インフラ系の仕事の魅力
折角、就職するのであればやはり少しでも安定しているところに、と考えるのは当たり前でしょう。そうした考えからインフラ企業に就職を目指すのはある意味では非常に妥当であるといえます。しかし、インフラ企業に就職といってもいろいろと方向性があるのです。就職先として非常に優秀ですし、お勧めできる要素はたくさんあります。
しかし、非常に就職倍率が高いことになりますから、資格なりを取得しておいて少しでも有利になるようにしておきましょう。理系のほうがよいこともありますが文系でも駄目というわけではありませんから、決して諦めないことです。就職活動では企業研究がとても大事です。それはインフラ企業に就職するときにもいえることですから、対策をしておきましょう。