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かっこいい花言葉12選|歴史や四季別の花についても詳しく解説

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皆さんは花言葉をご存知でしょうか?
「花言葉という単語自体は聞いたことあるけど、実際の花言葉やその由来を知らない」
という方がほとんとではないでしょうか。

花言葉は雑学であり科学的根拠はありませんが、花の色や姿などを元にしたものが多くあります。花言葉と花の関係、その背景を知ることでより面白いものなります。

多様な花言葉がありますが、この記事では特に「かっこいい花言葉」を一覧にして12選紹介しています。

雑学なので生活に必須ではありませんが人と話す場面、特に営業先や取引先などでは花が飾られている場面が多くあります。記事を読み花言葉を知るというだけで教養の高さや、面白い人間だということをアピールできるでしょう。

また花言葉の始まりや歴史に関しても紹介しているので、是非チェックしてみてください。

花言葉の始まり

花言葉の起源は諸説ありますが、トルコの「セラム」という風習にあります。セラムとはハーレムにいる王の側室たちが、宮廷外の若い恋人へ花に託した思いを伝えるものです。つまり女性から男性に贈るものだったということです。なんともロマンチックですね。

そこから花言葉は西欧へと広がっていきます。19世紀にはフランスで草花を題材にした詩集が貴族の間で流行しました。それを元に1819年頃に「シャルロット・ドゥ・ラトゥール」という花言葉辞典が出版され、この辞典を元に今日の花言葉が生まれてきました。

花言葉が日本へ来たのはいつ頃?

花言葉が日本に来たのは明治初期とされています。トルコから西欧へと広がりその後日本に来ますが、当初は西欧から来たそのままの言葉を用いていました。

その後、日本独自の花言葉もたくさん生まれます。ですから同じ花でも、日本と海外では違う花言葉である場合が多くあります。

また花言葉はその国々の歴史や文化といった他に、花卉業界においても販売促進のために活用されており、新品種が開発された際に生産者が新たにつけたものや、消費者から募集したりする例もあります。このため、一つの花が複数の花言葉を持つのは珍しくないのです。

かっこいい花言葉を持つ花12選

それではこれから、かっこいい花言葉を紹介していきます。厳選して紹介していますので、最後まで読んでみてください。

1:「星の輝き」

星の輝きはかっこいい花言葉ですが、同時に綺麗さもある響きです。そんな力強さと美しい花言葉を持っているのは「セダム」という花です。

セダムはマンネングサとも言われ、ベンケイソウ科に属する多肉植物です。花は小さく星形で、白色や黄色が多く、ピンク色などの花も咲かせます。また乾燥や耐暑・耐寒性や塩害にも強いことから、ビルの屋上緑化にも利用されています。

上述しているように星形の花であり、季節になると一面に咲かせることから、満天の星をイメージされたのでしょう。他にも「静寂」や「落ち着き」などもありますが、これらも花の咲く様子からつけられたのでしょう。

2:「あなたを守る」

なんともかっこいい、実直で誠実さを感じられる花言葉です。この花言葉を持つ「ローワン」は英語名で和名は「ナナカマド」と言われます。

ナナカマドはバラ科の落葉高木です。名前の由来は「7回かまどに入れても燃えにくい」というところからきており、火除けの意味で様々な場所で安全祈願として植えられます。また北海道や東北地方では街路樹などでよく植えられています。

花言葉の由来は海外名の「ローワン(rowan)」が「お守り」を意味するところからきており、北欧神話に登場するトール神が河を渡る際、ナナカマドの木に掴まり事なきを得たそうです。トール神が由来というのも、かっこいいです。

3:「聡明」

かっこいい花言葉、というより知的な印象の花言葉です。紹介するのは「ムラサキシキブ」という花です。どこかで聞いたことある名前ではないでしょうか?

それもそのはず、名前の由来は平安時代の女性作家「紫式部」その人です。ムラサキシキブはシソ科のムラサキシキブ属の落葉低木です。紫色の美しい果実を実らせるので、観賞用に栽培されています。

花言葉の「聡明」の由来も紫式部から来ていると言われています。その他「上品」という花言葉もありますが、これも同じく紫式部が由来だそうです。

4:「不屈の精神」

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不屈の精神は、どんな困難に直面しても諦めない心です。「ブバルディア」は日本ではカンチョウジという名前です。

ブバルディアはアカネ科の花で、十字状の白い花が咲きます。名前はフランスのルイ13世の王室庭園長のシャルル・ブバールに由来しています。

花言葉である不屈の精神の由来ですが、実はこの花はヨーロッパの園芸家たちが何度も繰り返し交配させて作った植物なのです。その諦めなかった姿勢からきています。

他の花言葉で「交流」や「親交」もありますが、たくさんの交配を重ねたことに由来します。不屈の精神とは、人間のその姿勢が生み出したかっこいい花言葉だったのです。

5:「使者」

使者とだけ聞くとなんだか漠然としている花言葉ですが、由来を聞けばかっこいい花言葉だと納得するでしょう。この花言葉を持つのは「イチハツ」という花です。

イチハツはアヤメ科の多年生植物で、アヤメはアイリスとも呼ばれます。藤色の大きな花が咲きますが、和名のイチハツはこの花がアヤメ類の中で一番早く咲くので、一初(イチハツ)となりました。

学名はIris tectorum(イリス テクトルム)ですが、この学名に花言葉の由来があります。

花言葉の「使者」の由来は、学名にもあるイリスです。イリスはギリシャ語で虹を意味し、またギリシャ神話の女神の名前でもあります。イリスは伝令神で、虹で天上と地上を結び、使者としての役割を果たしたことが由来となっています。

女神がかけた虹から来たと考えればかっこいい花言葉でしょう。

6:「美しい装い」

美しい装いと聞くと、自分を飾り付ける服や正装などが浮かびます。これは「アイ」という花の花言葉で英名はIndigo plant(インディゴプラント)です。

アイはタデ科イヌタデ属の一年生植物です。上記の英名インディゴと聞いてピンとくる方もいるのではないでしょうか。インディゴは藍色の染料、藍染めと呼ばれデニムなどの着色に使われるものです。

「美しい装い」もこの藍染めが由来で、藍色に染まるその美しさからきていると言われています。また海外でも同じ花言葉を持ちます。これは海外でも染料として使われてきた歴史があるからです。

藍色に染まってしまえば、もう何色にも染まりませんね。美しい装いとは裏腹に強い意志を感じるかっこいい花言葉になっています。

7:「精神の美」

精神の美、すなわち美しい心という意味です。内面の美しさを表す花言葉を持つのは「クレマチス」です。

クレマチスはキンポウゲ科センニンソウ属の、つる性の多年生植物です。様々な色がありますが、紫や白がイメージされることが多いでしょう。

名前の由来はギリシャ語の「Klema(ぶどうの蔓)」からきたと言われています。和名では「鉄線(テッセン)」や「風車(カザグルマ)」とも呼ばれ親しまれていますが、これもクレマチスの一種です。

つるが細いのに、美しい花を咲かせることから精神の美という花言葉になりました。

またクレマチスには「旅人の喜び」という花言葉もあります。これはヨーロッパで宿屋の玄関先に、クレマチスが植えられていたそうです。旅人が快適に過ごせるように、願いを込めてもてなす風習だったようです。

8:「夢かなう」

夢かかなえばそれはかっこいいでしょう。そしてこの「夢かなう」はその由来がとてつもなくかっこいい花言葉なのです。そんな花言葉を持つのは「青いバラ」です。他の色のバラではなく、青いバラです。

バラはバラ科バラ属の総称です。花の中でも特に有名で、花を普段買わない方も知っているのではないでしょうか。様々な色や品種がありますが、青いバラは自然界に存在しません。そのため、青いバラの当初の花言葉は「不可能」「在りえない」でした。

しかし青いバラは世界中の愛好家の夢でした。時代が進み研究が重ねられ、青いバラを始めて完成させたのは、あのサントリーです。サントリーはオーストラリアの企業と合同で完成させたのです。

そして花言葉は「不可能」から「夢かなう」に変わりました。もう由来は聞かなくても分かるでしょう。夢はかなうという、強いメッセージが込められているかっこいい花言葉です。

9:「勝利への決意」

はっきりと意思を定め、実行することが決意です。力強くかっこいい花言葉ですが、これは「オダマキ」という花のものです。オダマキは色々な花の色がありますが「紫のオダマキ」になります。

オダマキはキンポウゲ科オダマキ属の総称です。漢字では苧環と書きますが、これは花の形が糸織りにつかう糸玉に由来します。

花言葉の由来ですが、これはライオンがオダマキの葉を食べることから、両手に葉をこすると勇気が出るという、おまじないに由来すると言われています。ライオンは勇気の象徴とされることから、勝利への決意へと繋がったのでしょう。

10:「華麗なる美」

華麗なる美は女性の美しさを連想させるかっこいい花言葉です。この花言葉を持つのは「カラー」です。

カラーはサトイモ科に属する多年生植物で、色々な色がありますが一般的に白をイメージされることが多いでしょう。

カラーの花言葉である華麗なる美は、ギリシャ語で美しいという意味の「カロス」に由来しており、同時に名前の由来でもあります。

他の花言葉にも「清純」や「乙女のしとやかさ」などもあり、まさに女性の高貴で美しさを連想させるかっこいい花言葉となっています。

11:「輝く心」

なんとなくキラキラとした花言葉ですが、きちんと由来があります。この花言葉は「カタバミ」の花言葉です。

カタバミはカタバミ科の多年生植物で、黄色や白の花を咲かせます。葉っぱクローバーそっくりで、見たこともある人も多いのではないでしょうか。

名前の由来は漢字で片喰とも書く通り、夜に葉を閉じた姿が食べられてしまったように見えることから名付けられました。カタバミの葉や茎にはシュウ酸が含まれており、これが後述する花言葉の由来になります。

輝く心の由来は、鎌倉時代に仏具や銅製の鏡を磨いていたことにちなみます。シュウ酸は錆びを落とす効果があるため古くから用いられてきたのです。

12:「先駆者」

先駆者という言葉自体憧れるでしょう。先見の明を持ち、その分野をいち早く開拓していく人というかっこいい花言葉です。この花言葉を持つのは「ボケ」という花です。

ボケはバラ科ボケ属の落葉低木です。漢字では木瓜と書きますが、実が瓜に似ていることからそう書かれます。

先駆者の由来はかの有名な戦国武将、織田信長から来ています。織田家の家紋は木瓜紋という、瓜の断面を元にデザインされた家紋で、その織田信長のイメージから「先駆者」や「指導者」とついたと言われています。その名前の響きと裏腹の、かっこいい花言葉でした。

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【四季別】かっこいい花言葉を持つ花

ここからは、かっこいい花言葉を持つ花を四季別に紹介していきます。興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

かっこいい花言葉を持つ【春の花】

「勝利」はゲッケイジュ(月桂樹)の花言葉です。月桂樹はクスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木です。日本でも葉はローレルという香辛料として使われており、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

花言葉の由来は、古代ギリシャで月桂冠という葉のついた枝を編んだ冠として、競技大会の優勝者に授与されていたところから来ています。また海外でもギリシャ神話のアポロンの聖樹として「忍耐力」や「野心」といった象徴となっています。

勝利とは誰しもが好きな言葉ですし、それ故にかっこいい花言葉です。

「あなたを離さない」は「イカリソウ」の花言葉です。イカリソウはメギ科イカリソウ属の総称です。花の形が船の錨に似ていることからこの名前がつきました。

花言葉の由来も、錨の形をした花からきており、錨は船を停泊させるために使われることから、止めるという繋がりでこの花言葉がつきました。

恋人に送るのにぴったりです。あなたを離さないというのはストレートでかっこいい花言葉になっています。

かっこいい花言葉を持つ【夏の花】

「夫婦愛」は「ボダイジュ」の花言葉です。ボダイジュはアオイ科シナノキ属の落葉高木です。日本では6~7月ごろに黄色い花が咲きます。

花言葉の由来は、諸説ありますがこれもギリシャ神話からきています。主神ゼウスに仕えたフィレモンとバキウスという夫婦が、死んで離ればなれになるのを恐れ、フィレモンはカシの木にバキウスはボダイジュになり、永遠と一緒になったと言われています。

ロマンチックな話です。相手を思いやる心こそ、真のかっこよさと言えるでしょう。

「不変の誓い」は「アンモビウム」の花言葉です。アンモビウムはキク科カイザイク属の花で、日本ではカイザイク(貝細工)と呼ばれます。これは白い花弁が二枚貝の内側に見えるため、そう呼ばれています。

花言葉の由来は、アンモビウムの花の性質からきており、乾燥に強くドライフラワーにしても色あせしにくいので、そこから不変の誓いとなったのではと言われています。

何があっても約束を違えないというのは難しいことですが、それを象徴するかっこいい花言葉です。

かっこいい花言葉を持つ【秋の花】

「君を忘れない」は「シオン」の花言葉です。シオンはキク科シオン属の多年生植物です。紫色の可憐な花を咲かせます。

花言葉の由来は平安時代の説話集「今昔物語集」の話に出てくる、ある兄弟の話が元だと言われています。

その話とは、ある兄弟が亡くなった父の墓参りを毎日欠かさず、その墓に植えたのがシオンだったという話です。しかし兄は次第に忙しくなり、墓参りをしなくなり、弟だけが欠かさず墓参りを続けたそうです。

悲しい話ですが、父をひたむきに想うその気持ちはある種のかっこよさがあります。

「騎士道」は「トリカブト」の花言葉です。

トリカブトはキンポウゲ科のトリカブト属の花です。その強い毒性から映画や小説などでも多く登場するめ、一度は耳にしたことがあるでしょう。そのためトリカブトには「復讐」などの恐ろしい花言葉もあります。

騎士道の由来は花の形からきています。花の形が騎士の兜に似ているからと言われています。騎士道は忠誠や武勇や正義を連想させるいかにもかっこいい花言葉です。

かっこいい花言葉を持つ【冬の花】

「呪文」は「マンサク」の花言葉です。マンサクはマンサク科マンサク属の落葉小高木です。黄、オレンジ、赤色の花を咲かせます。

今回の花言葉の由来は、葉にある止血や消炎作用からきています。「昔アメリカでは薬として使われており、マンサクには神秘の力が宿っていると言われ、占いなどでも使われてきました。このことから呪文という花言葉がついたのだろうと考えられます。

呪文はゲームや漫画の中によく出て来る言葉なので、かっこいい花言葉だと感じる方もいるでしょう。

「私の心は燃えている」は「ポインセチア」の花言葉になります。ポインセチアはトウダイグサ科トウダイグサ属の植物です。クリスマスフラワーとも呼ばれ、12月になると真っ赤な花を咲かせ店頭に並んでいるのは、よく見かける光景ではないでしょうか。

真っ赤な花の見た目が、花言葉の由来となっています。私の心は燃えているとは大げさな花言葉ですが、クリスマスの代表的な花であることから、海外では「聖夜」や「祝福」という花言葉にもなっています。

かっこいい花言葉を持つ花を知ろう

花言葉を知ることで、その花はもとより、それぞれの国の歴史や神話も深く知ることができます。また花を飾ることは心を豊かにし、日常に彩りを加えてくれます。

かっこいい花言葉について知り、知識を広げたいという方は本記事を参考に花について知ってみてください。花言葉を知れば、いざ花を選ぶ際の判断基準にもなりますし友人や恋人、人との付き合いで活かせる場面も出てくるのではないでしょうか。

もちろん、ビジネスシーンでも会話のネタの一つになるでしょう。色々な知識がある人は魅力的に見えます。知識の一つとして持っておくと良いでしょう。

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