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「落ち合う」という言葉はどんな意味を持つ?使い方や類義語も紹介

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「ホテルのロビーで落ち合いましょう」
「仕事の後で落ち合えたら…」
といった会話をどこかで聞いたことはありませんか?

日常的に使われている言葉なので、以前から意味を理解していたという人も、前後の言葉からなんとなく意味を理解しているという人も多いのではないでしょうか。

けれど「落ち合う」という言葉には、どういった意味があるのか、なぜそのような言い回しをするのか、そう問われると答えるのが難しいかもしれません。

本記事では、そんな「落ち合う」という言葉の意味や、「落ち合う」を使った例文、「落ち合う」の類義語と反対語など詳しく紹介していきます。

記事を読み終わるころには、「落ち合う」という言葉について、深く理解できることでしょう。言葉の意味をなんとなく分かっていた人も、なんとなく分からなかった人も、新しい発見があるかもしれませんので、ぜひ読んでみてください。

「落ち合う」とはどんな言葉?

「落ち合う」という言葉は主として動詞として使われます。

人と合うときに「カフェで落ち合おう」というように日常的に使える言葉ですので、聞いたことや使ったことのある人も多いのではないでしょうか。

そもそもが使いやすい言葉であるうえに、「落ち合う」には多数の類義語が存在します。そのため使用方法を知っていれば、様々なシチュエーションで言葉を使い分けられます。

言葉の意味や、類義語、反対語を知っていれば、言葉のバリエーションが増えて表現力もグッと上がるでしょう。

では、次から「落ち合う」の読み方や意味について紹介していきます。まずは言葉の理解を深めてみてください。

「落ち合う」の読み方について

「落ち合う」の読み方は「おちあう」です。

それほど漢字も難しくなく、他の読み方がパッと思い浮かぶ言葉でもないので、読み間違えることはあまりないでしょう。

「落ち合う」の意味について

「落ち合う」は、複数の意味を持っています。

会話の中で多いのは、人との待ち合わせの約束の時に使うもので、「事前に場所や時間をある程度決めて会うようにする」という意味の使用方法です。

次に、人ではなく、自然物に使う場合です。川と川が合流する時に「川に支流が落ち合う」という使い方もできます。

また、「集合する」という意味もあるので、「大勢が一つのところに集まって込み合う」ことを「落ち合う」と表現することもあります。

このとおり「落ち合う」には複数の意味があります。人にも自然物にも使用できるうえ、偶然に会うことにも計画的に会うことにも対応できる言葉なので、意味を理解すれば、この言葉を使える場面が増えることでしょう。

「落ち合う」を使った例文

「落ち合う」は、複数の意味があるため、様々な使用例があります。

例えば「私たちはよくカフェで落ち合い、お喋りをして過ごした」というように、「誰かと待ち合わせをして会う」という使い方があります。

もしくは、「ホテルのロビーで落ち合いましょう」というように待ち合わせ場所だけを特定しておいて、一人が待ち合わせ場所に着いた後、他のメンバーを待つというような、「なんとなく順に合流する」といった使い方もできるのです。

「何時にどこで会いましょう」という言い方ではなく、「落ち合いましょう」という言い方をすることで、少し固さの残る言葉でありながら、事務的になりすぎず、ビジネスの場やフォーマルの場でも適した言葉になります。

「落ち合う」の類義語は?

「落ち合う」には、類義語が多く存在します。

これから紹介する類義語の中にも、人と会う以外に、自然同士が合流する様子や、人とモノが集合する様子を意味する言葉があります。

ぜひ「落ち合う」や、これから紹介する類義語を日常会話や文章の中に取り入れてみましょう。その時、言葉の持つ音の柔らかさや固さを意識してみてください。

そうすると、同じ意味の言葉でも、その時々に使うのに適した言葉を選べるようになるでしょう。その結果、語彙力も向上し、会話力もレベルアップするのです。

では、次に「落ち合う」の類義語を紹介していきます。

会する

「会する」は、「ある場所に集まる」という意味のほか、「ある場所で複数のものが出会って一つになる」、「人や物事に出会う」という意味があります。

ビジネスやフォーマルな場で「一堂に会する」という使われ方をしますが、これは「大勢の人が一つの場所で出会って一つになる」という意味です。

「会する」も「落ち合う」と同じく、多様な使い方ができます。いくらか「落ち合う」よりも固い表現になるので、よりフォーマルな場面や固い文章での使用が適しているでしょう。

出合う

まず前提として、よく使う「出会う」と「出合う」という言葉は、最近では使い分けを意識されずに混同されることもありますが、意味に違いがあります。

「出会う」は、「人や動物が偶然にあう」「思いがけなくあう」ことを意味しています。

それに対して「出合う」は、「ある場所で一つになる、一緒になる」という意味があり、自然物が合流する時にも使うのです。

このように、人と人の場合は「出会い」、人と人以外のものや、自然物の合流には「出合い」と使い分けられています。

この前提を理解すれば、「落ち合う」の類義語が「出合う」だというのも理解できるでしょう。
また、この二つの言葉は、対象が限定されないので、幅広く活用できる言葉だということも納得できます。

「落ち合う」の反対語は?

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「落ち合う」には反対語も存在します。

多くの言葉がそうであるように、「落ち合う」も反対語への理解を深めることで、より「落ち合う」の持つ意味を理解できるでしょう。

では、実際にどういう反対語があるのかを紹介していきましょう。

切り離す

「切り離す」の意味は、「一つの物、もしくは結びついて一つになっている物を切って別々にする」です。

使い方には「車両を切り離す」や「二つの物事を切り離して考える」などがあります。

「落ち合う」には「別々だったものが一つに集まる」という意味があるので、「切り離す」は「落ち合う」の反対語になります。

分かれる

「分かれる」には、「一つのものが二つ以上になる」「区別がつく」「差異を生じる」という意味があります。

使い方には「ケーキを数人で分ける」「小節に分かれる」「意見が分かれる」などがあります。

「落ち合う」には「二つ以上のものが一つになる」という意味もあるので、「分かれる」は「落ち合う」の反対語になるということです。

「落ち合う」の意味を知って正しく使おう

「落ち合う」の言葉の意味や、使い方について紹介してきました。

たくさんの類義語も存在しており、「落ち合う」も含めて類義語の言葉について知っていたものもあったのではないでしょうか。

「落ち合う」は、人や自然も含めて「分かれていたものが集まる」という意味を持っているので、使える機会も多いと気づかれた方も多いのではないでしょうか。

同じ意味を持つ言葉でも、その時々に、音の固さや柔らかさを意識して言葉を使い分けられるようになれば、その場に適した大人の会話ができるようになるので、ぜひ使ってみましょう。

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