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「もとい」の意味や言い換え方法は?使い方や例文もあわせて紹介

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ビジネスシーンや目上の人との会話で言い間違いをしてしまい、訂正するのに焦って頭が真っ白になってしまったことはありませんか。

そんなときこそ、相手に不快感を与えずスムーズに言い直しできたら、会話の幅が広がり円滑なコミュニケーションがはかれることでしょう。

本記事では、さまざまなシチュエーションで言い間違いを訂正できる便利な言葉「もとい」について、その意味や使い方、例文などをくわしく紹介しています。

この記事を読むことで「もとい」の意味を正しく理解でき、日常生活に限らずビジネスやフォーマルシーンでも「もとい」を自信を持って適切に使いこなせ、スムーズな会話を楽しめるでしょう。

「もとい」の使い方に自信のない方や、より理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

「もとい」の意味

「もとい」とは、前文を打ち消す意味合いで使われる言葉です。「言い間違えを訂正して、もとに戻す」という意味で、日常会話にて使用される場合が多いでしょう。

わざと間違えてジョークのように使うこともできる「もとい」は、自分や相手の立場などを問わず使うことができ、厳しい文法などもありませんので、特に年配の方の中には口癖のようにおどけて使う人も多い単語です。

「もとい」の由来

「もとい」の由来には二つの説があります。ひとつは「軍隊の号令のもとにもどれからきている」からきている説と、もうひとつは「髷を結う際の元結(もとゆい)」からきている説です。

どちらも有力な説であり、今となってはどちらが正しいのか、またはどちらも正しいのか断定はできません。

ここでは、そのふたつの由来をご紹介します。

軍隊の号令の「もとに戻れ」からきている

旧軍隊用語である「元へ」が「もとい」の起源とされている説です。体操などで元の姿勢に戻る時によく「元へ戻れ」と言います。それが変化したものが「もとい」になったと言われています。

指揮官や上官などが、号令などをかけている最中にうまくいかなかった場合に「元へ」と号令をかけ、最初からやり直すことから「元に戻して(前の発言を取り消して)やり直す(言い直す)」という意味になりました。

髷の元結からきている

もう一説には「髷を結う際の元結(もとゆい)」が変化したものという説もあります。元結とは、髷を結ぶ際に使った紐や糸のことを言います。組紐や麻糸、または紙に糊をつけ硬くこよったものを元結と呼びます。

元結を締め直すという意味で「口元を締め直す」「発言を訂正する」という意味があり、元結は「もとい」「もっとい」とも呼ばれていて「もとい」の語源になったという説があります。

「もとい」と「もとえ」の違い

「もとい」は軍隊用語の号令「元へ」が変化したものと言われているため、同じ用法で「もとえ」を使う人も多いようです。しかし、それは正しい使い方ではありません。

「もとえ」は「もとい」のなまった言い方や間違いなので、正しくは「もとい」を使います。間違った使い方をしないように注意しましょう。

「もとい」と「改め」の違い

「もとい」とよく似たニュアンスを持つ言葉に「改め」があります。

「改め」は「改める」の連用形で、主に名詞の言い換えに使われます。その意味は「Aを新しく替えてB」となります。

両方とも前文を言い直すという共通点がありますが「もとい」は前文を否定する意味合いで使われ、それに対し「改め」にはその意味合いはなく、新しく別の言葉で言い換えるといった違いがあるのです。

「もとい」の使い方6つ

ここからは「もとい」の使い方を6つ紹介していきます。

「もとい」は発言の間違いを訂正するときに使う言葉です。適切に使うことで会話の流れがスムーズになります。

それでは、みていきましょう。

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1:基本的には書き言葉ではなく話し言葉で使う

「もとい」は基本的に話し言葉で、会話や台詞で使われます。文章での間違いは書き直せば済むことなので、書き言葉では使われません。

発言に間違いがあれば「もとい」を使ってその後に言い直したい言葉を続けて使います。

また注意点として、自分の発言の間違いを訂正するときのみに使えて、他人の発言の訂正には使えません。

2:とっさの言い間違いを訂正する

「もとい」は言い間違いを即座に訂正する場合にも使います。「間違えました、そうではなくて」という仕切りなおしの意味で使われます。

この場合は、一度間違った情報を言っており混乱を招く恐れもあるため、その後に続く正確な情報を二回言うようにした方が丁寧です。また繰り返し言うことは、打ち消した後の言葉を強調したい時にも有効な利用方法です。

3:直前の発言をなかったことにする

直前についうっかり不適切な発言をしてしまい、それを慌てて打ち消す際にも「もとい」を使います。

また、その不適切な発言が相手に失礼にあたる発言だった場合には「もとい」の後にフォローを入れて、印象が良い言葉に言い変えると、「もとい」の上手な活用法になるでしょう。

4:皮肉をこめるときに使う

上の2例のように、うっかり間違えて言ってしまった時など即座に訂正する場合に使われる「もとい」ですが、その使い方を利用して「わざと間違えて」から訂正をすることで、発言に皮肉をこめる場合もあります。

5:ジョークとして使う

「もとい」には、前文を打ち消すという使い方をするため、使う人の感性でさまざまな使い方ができます。

また、訂正した後の言葉が強調されて聞こえるので、「わざと間違えて、わざと訂正する」ことで、ジョークやブラックユーモアなどにも使用しやすいです。

6:強調するときに使う

「AではなくでBだ!」といった強調を「もとい」を使って表せます。

前文を否定し「もとい」の後に続く言葉を断言することで、とても強い主張を表現できるのです。

「もとい」にはさまざまな使い方がありますが、基本的な使い方以外にはとげのある表現も多いため、失礼にならないように使い方や使う相手をよく見極める必要があるでしょう。

「もとい」の例文

ここからは、「もとい」を使ったシーン別の具体的な例文を紹介していきます。

日常会話やビジネスシーンで「もとい」をうまく活用できるように理解を深めていきましょう。

時刻の言い間違いを即訂正する例文

「明朝8時、もとい9時に出発します。9時に出発です」

これはみんなの前で今後の予定を発言している人物が、8時という言い間違いを即座に9時に訂正しています。

一度8時と間違った情報を口にしてしまっているため、正しい時間を復唱したほうが後の混乱を防ぐことができることから「9時に出発します。9時に出発です」と、もう一度繰り返しています。

昨日出席してた人に「休みだった」と発言した内容を即訂正する例文

「あなたは昨日も休みだった、もとい、ちゃんと来ていたわね、うん来てた、ごめんなさい」

これは勘違いで昨日出席していた人に「休みだった」と発言してしまった時に、即座に訂正しています。「休みだった」と発言している最中に気付き即座に訂正し、失礼な発言をお詫びしています。

ここでも二度繰り返しが使われていますが、一度目の訂正を自分自身確認して、確定のためにもう一度繰り返している形になります。

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うまく言葉が言えなかったことを即訂正する例文

「もうそろそろ、君も学校をすつぎょう、もとい、卒業だね」

これは、言い間違いではなく、舌が回らずにうまく言葉が言えなかったことを「もとい」で言い直しています。

「ああ、噛んじゃった、正しく言いなおすね」という説明するには少し恥ずかしく、場がしらけてしまう可能性のある言葉を「もとい」の3文字でさらりと表現しています。

直前の言葉を別の言葉に代えてフォローする例文

「君のほうが随分年上、もとい、先輩なんだから指導してやってくれ」

年上という発言を「先輩」という言葉に代えてフォローしています。年上という言葉は不適切ではありませんが、この場合は年齢で語るよりも経験で語るほうが適切であったため「先輩」と訂正しています。

間違いではないとしても、その場に適した言葉に訂正したほうが円滑に物事が進むでしょう。

直前の悪い印象を伴う言葉を適切な言葉に直す例文

「あの人はがさつ、もとい、少し、ワイルドだから」

この場合はうっかり言ってしまった「がさつ」という言葉を即座に打ち消してから、適切な言葉を捜して発言しています。

少し心無い言葉で人を表現してしまった時に、もう少し印象が良い言葉をさがすために、まず「もとい」で打ち消してから考えることもひとつの手段でしょう。

直前の社会的または恥ずかしい言葉を適切な言葉に直す例文

「紹介します。うちのママ、もとい、母です」

この場合は社会的な不適切発言を即座に打ち消して、適切な言葉に直しています。つい家の中での呼び名を外で言ってしまって、それを即座に無かった事にするための「もとい」です。

少し恥ずかしい不適切発言をしてしまった場合、いろいろと言い訳をするよりも「もとい」の三文字で無かったことのようにしてしまうほうが、スムーズに会話が進む可能性があります。

皮肉に聞こえる言葉を良い意味を持つ言葉に訂正する例文

「あなたってケチ、もとい倹約家なのね」

これはケチという悪口に聞こえる言葉を即座に打ち消し、倹約家と良い意味を持つ言葉に訂正しています。意味としては同じ言葉ですが、相手に与える印象はちがいます。

しかし打ち消したとしても、先に行った言葉も相手には聞こえているので本心は伝わっており、充分に皮肉をこめた言い回しだといえるでしょう。

間違えを訂正するという使い方自体を変え皮肉を言う例文

「おかえりなさい、もとい、おそえりなさい」

これは間違えを訂正するという使い方すら変えてしまって、帰りの遅かった夫に皮肉を言っています。「おかえりなさい」と言いたかったけど、あんまり遅いので「おそえりなさい」しか言えなくなってしまった。

むしろ「おそえりなさい」という言葉の方が正しい、という皮肉がこめられています。

不適切な発言を良い印象の言葉にフォローして皮肉を言う例文

「あなた40歳なの。年の割に幼い、もとい若々しい感性を持っているのね」

これは幼いという不適切な発言を発してしまったことを即座に無かったことにし、良い印象をもつ言葉に訂正しています。

「幼稚」という悪い意味ではなく「若々しい」という良い意味で言ったのだとフォローを入れていますが、例文1と同じように、先に言った言葉も相手には聞こえているので、充分に皮肉をこめた言い回しだといえるでしょう

場を盛り上げるためにわざと間違えてジョークを言う例文

「今日は佐藤さんの20回目の、もとい30回目の誕生日です」

これは場を盛り上げるためにわざと間違えておどけて使っている例です。佐藤さんに言い間違いだと理解してもらえているなら、問題のない楽しい使い方です。親しい間柄に使える「もとい」の活用方法です。

ここでの間違えかたにもいろいろありますが、わざと間違えるほうの年齢をうんと若く言っておいたほうが無難と言えるでしょう。

ジョークでわざと言い間違えて訂正する例文

「うちのお姫様、もとい、ペットのクゥちゃんです」

ペットを紹介するときにおどけて、わざとお姫様と言い間違えて訂正しています。

発言者のペットへの愛情も伝わりますし、普通に紹介するよりも少し微笑ましい紹介の仕方をすることによって、場が和むことを期待して使っています。

強調するためにジョークで言い間違える例文

「安田課長、もとい!安田部長、昇進おめでとうございます」

安田課長の部長昇進の際に、部長になったことを強調するためにおどけながら「安田課長」と言い間違えています。「もとい」を上手に活用した場の盛り上げ方です。

一般的に、たくさんの人がいる所で利用されるジョークでしょう。この場合「もとい」を強調して発言します。

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「もとい」の言い換え表現

「もとい」は間違いを訂正し会話をスムーズに運ぶための便利な言葉です。そんな便利な言葉「もとい」の言い換え表現にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは「もとい」と同じように使える表現で言い換えができるものや、類義語をいくつか紹介していきます。

しっかりとチェックして日常会話やビジネスシーンに役立ててください。

ならぬ

「ならぬ」は「もとい」の類義語ですが、若干ニュアンスが異なります。

別の物や状態に変わるという意味の動詞「なる」に打ち消しの「ぬ」がついた形なので、別の物や状態に変わらないといった意味になり、「並々ならぬ努力」などのように使います。

「もとい」が前文を否定して訂正するのに対し、「ならぬ」は「AではないB」といったBを説明するために使われているのです。

ではなく

「ではなく」も「もとい」と同じように前文を否定して、別のことを言いたいときに使える表現です。「もとい」と「ではなく」は言い換えて使えます。

ビジネスシーンや目上の人との会話では「もとい」の方が、よりスマートで洗練された印象を与えるでしょう。

改め

「改め」は、前の言葉を新しく別の言葉で言い換える表現で、言葉を変えるといった意味においては「もとい」と同じだとも言えます。

しかし「もとい」と「改め」には前に言ったことを否定するか否かという違いがあるため、名称が単に変わったようなときには限定的に言い換えできますが、前の言葉を否定し訂正する場合は「もとい」を、ただ言葉を言い換える場合には「改め」と使い分けましょう。

というより

強調の「もとい」と同じように使える表現に「というより」があります。

前文を否定し訂正するときに使う「もとい」より、さらに適切なものに言い換える時に「というより」を使います。「AというよりB」は、Bをより強調し、AよりBの方がより適切であることを表しているのです。

「もとい」と比べると少しカジュアルな印象の表現になるでしょう。

よく言えば

「よく言えば」は、否定する部分を強調し、言い回しは間違っていないが言い直した方がよいというときに使う表現です。

「彼女はおせっかいだ。よく言えば面倒見がいい」このように「よく言えば」の後には多くの場合、ポジティブな言葉を用います。

「もとい」の漢字表現

もといは「元い」と書きます。「元へ」が変化した単語で「元へ戻る」の意味です。または、元結(もとゆい)の変化したものだという説もあります。どちらにせよ「元い」という字が正しいですが、一般的には平仮名で書かれることが多いです。

基という字もありますが、この「間違いを訂正する」という意味のもといを「基」と書くのは間違いです。こちらの「もとい」の意味は、「建物などの基礎」「物事の基礎、根拠」という意味です。

「もとい」の英語表現

「もとい」を英語で表すと「I mean」や「Let me correct」などが用いられます。

「I mean」は「(いい間違えたけど)私が本当に言おうとしたのは」という意味を表しています。ビジネスシーンにおいて使うには少しカジュアルな印象です。

「correct」は「訂正する」という意味で「Let me correct」で「訂正させてください」となるため、こちらの方がフォーマルなシーンには適していると言えます。

いざとなったらすぐ使えるように、英語での表現も頭に入れておきましょう。

もといの使い方を理解しよう

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会話の中で時々使われる「もとい」の使い方は、さまざまです。

「もとい」を使うと、訂正された後の部分が強調されて聞こえるので、上の例文にあるとおり「部長昇進を強調する」ために使用したりジョークを言うときにも使うことができます。

また、皮肉を込めるつもりでブラックジョークのように使うこともできますので、日常会話などに盛り込んでみても面白いでしょう。

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