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就活生が内定取り消しに合う理由|卒業できなかった、経歴詐称など

就活ノウハウ

内定を頂いて、希望ある社会人としてのスタートを心待ちにしている、そんな時に「内定を取り消しされる」ことがあります。今回は、「内定取り消しされる理由」「気をつけるべきこと」「その時すべきこと」を、転ばぬ先の杖としてお伝えします。

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内定取消しをされる理由

学生が内定を受諾し、企業に書類を提出した時点で、 両者には「始期付・解約権留保付労働契約」が結ばれていることになります。

新卒一括採用における新規学卒者の採用、大学生でいえば3年次から4年次にかけて採用選考を受け(いわゆる就職活動)、4年次の春以降に採用決定の通知を内々定あるいは内定として口頭等で受け、10月に文書による正式な採用内定通知がなされ、入社に関する誓約書などを提出するといった一連のプロセスをたどる採用の場合、採用内定の法的性格は「始期付・解約権留保付労働契約」であるとする考え方が判例上確立しているといってよいでしょう。正式な採用内定は、労働契約の締結予約などではなく、その時点で内定者と企業の間に労働契約が成立するということですね。

労働契約の解約には「客観的合理性」と「社会的相当性」という2つの厳しい条件があり、むやみに内定取消しをされることはありません。しかし、逆を言えば上記の二つに相当すれば認められるということになります。

内定取消しをされる理由:原因が学生にある場合

学生側に責任がある理由で、実際に内定取消しの例は少なくありません。 ①大学を卒業できなかった ②入社の際の必要書類の提出や資格の取得が無かった ③健康を著しく害した ④経歴で嘘をついた ⑤犯罪歴がある・素行が悪い

内定取り消し理由1. 大学を卒業できない

最も多い内定取消しの理由です。企業は卒業を条件に新人採用をおこなっているのですから、これは当然のことです。自分で管理できることですから、学生生活をしっかりと過ごしきちんと卒業しましょう。

こちらも自己管理の徹底で防げることです。採用条件として企業側から明示されている書類等に漏れがないよう注意しましょう。

内定取り消し理由2. 必要書類や資格がない

こちらも自己管理の徹底で防げることです。採用条件として企業側から明示されている書類等に漏れがないよう注意しましょう。

内定取り消し理由3. 健康上の問題について

健康状態が仕事をする上でふさわしくないことが分かった場合も内定取り消しとなります。病気を隠して就職活動をして後でばれたケースや、入社後の健康診断で病気が発覚し業務に支障があると判断したケースが多いようです。 企業側は健康に問題がないという前提で採用しますから、持病があるのに隠すという行為自体が不誠実です。持病はあらかじめ報告し、医師から仕事に支障がないという証明を出してもらいましょう。 怪我のため内定を取り消されてしまった例もあります。

「最後の春休みに行ったスキー旅行で不慮の事故に遭い、大ケガをして車いすの生活となってしまいました。このことを内定先に伝えたところ、なんと内定取り消し!」 この場合、内定していた職種が営業などの外回りや製造現場での作業 であったため、契約上約束された仕事ができないということで、内定を取り消されたのです。中小企業が内定先だった場合、大企業のように人がたくさんいるため部署を変更すればいい、というわけにもいかない場合があり、こういった事態に至ったのです。遊びに行った先の怪我は本当に気をつけたいですね。

怪我や病気とともに、女性の場合は「妊娠」という問題があります。内定が出た後に妊娠してしまった場合は内定取り消しになる率が高いようです。入社後すぐに産前産後休暇等を取得する可能性が高く、新入社員にとって不可欠なこれらの研修、実習を受けることができません。新入社員研修を受けられないことを理由に、内定取り消しにして別の人を採用したほうが良いと考えるためでしょう。 すでに社員の場合はこれとは異なり、日本では、「使用者が、妊娠、出産、産前産後休暇の取得、育児休業の取得などを理由として労働者に対して不利益な取扱いをすることは、男女雇用機会均等法や育児・介護休業法で禁止する。」とされています。 しかし病気と同様、妊娠を隠して入社し、研修を受けるなどの行為は大変なマナー違反な上に業務や自身の健康に悪影響を招きます。結局は会社を辞めることにつながる可能性がありますから、偽らずに正直に報告しましょう。

内定取り消し理由4. 経歴に嘘をつく

履歴書や誓約書などの提出書類と事実に大きな相違があった場合です。例えば ①大学名や職歴を偽る ②これから取る予定の資格を持っているように答える ③TOEICの点数を偽る ④やったことがないのに特技だと答える このような嘘が多くなっています。資格や特技が採用にかかわってくる場合も多いので、嘘は絶対にやめましょう。軽い気持ちで自分を良く見せようとしただけでも、仕事をする上で不都合が生じてくるのは必須ですし、嘘は社会人としての信用性にダメージです。今後の就職活動にも響くことがありますよ。

内定取り消し理由5. 犯罪や素行不良

内定後に逮捕されたり、起訴されたりの犯罪については言うまでもありません。内定取り消しを有効とした判例も実際にあります。 素行不良については判断の客観性が問われる事例もありますので、一概に学生側に非があるとはいえないこともあります。納得できない理由を言われたときには、あきらめずに企業に更なる説明を求めても良いでしょう。

内定取消しをされる理由:原因が企業側にある場合

企業側の理由としては2種類が考えられます。 ①会社の業績が悪化した ②社風に合わないと判断した、他の志望者をとることにした

企業側が原因の理由1. 業績悪化のための内定取り消し

社会的現象として有名な例もあります。 ①2008年 リーマン・ショック ②2011年 東日本大震災 いずれも数多くの企業に経営の悪化がおこり、内定取り消しが多発しました。

企業側が原因の理由2. 内定を出したが我が社に合わないと判断してしまう

募集の時点で希望者が集まらずとりあえず内定を出した、予定より多めに内定を出したなどの理由があるようです。また、内定後に身辺調査をしたり、最近ではSNSの投稿内容によって社風に合わないと判断されることがあるようです。 「日テレ女子アナ内定取り消し問題」はニュースで取りざたされました。日本テレビにアナウンサーとして入社予定だった女子大生が、銀座のクラブでアルバイトをしていたことを理由に内定を取り消されたとして、取り消し無効を求め提訴したのです。 その後、示談がまとまり、この学生は希望通り日本テレビアナウンサーとして入社しました。

内定取り消し:納得できないときの対処

労働者に労働契約の解消にあたる理由がある場合を除き、会社の都合で内定取り消しをすることは、労働者の解雇と同じ意味があります。雇用する側の都合による一方的な解雇が認められないのと同じで、内定取り消しは法律的にも違法です。 企業が業績の悪化という事態を予測できなかったとしても、経営上の理由で内定を取り消すことは、法的にも本来であれば認められない行為です。 取消しを通告されて理由に納得ができないときは、法的な措置をとることを前提に、企業と話し合いましょう。そのためには ①内定が出たという証拠を残しておく ②弁護士に相談する という手順で、どのような手立てがあるか知るためにも法律の専門家に相談してみるのが良いでしょう。

内定を大切に!社会人としての自覚と責任をもとう

努力をかさね、せっかくかち取った内定です。企業があなたを採用すると決めた日から、あなたは社会人として責任ある行動をしなければいけません。残りの学生生活をエンジョイするにしても、節度と自覚をもって、後輩にも手本となるような、素敵な卒業生になりましょうね。あなたの輝ける未来に期待しています!

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