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県職員の志望動機の書き方+志望動機例文(履歴書+面接カード+面接時)+職種別の志望動機(看護師/医療/福祉/栄養士など)

就活ノウハウ

今回は、県職員の採用試験を受けるにあたって誰もが悩む志望動機の書き方について、具体的な文例をあげながらポイントを紹介していきます。志望動機は、県職員の面接試験で必ず問われるもの。面接対策とリンクした志望動機を考えることが、合格への道です。

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県職員の採用試験はどのように行われるの?

県職員の試験を受けるにあたって、「さて、志望動機はどうやって書いたらいいの」と悩んでいるあなた、志望動機はどの場面で使われるのか、試験の概要をみながら考えてみましょう。

県職員の試験概要

県職員の採用試験は、地方公務員試験のひとつです。地方公務員には、県職員と市町村職員の2種類がありますが、県職員の採用試験は市町村に比べて早い時期に行われます。 大きく分けて大学卒業相当・高校卒業相当など学歴による種別があり、近年では中途採用も積極的に行われています。さらに専門職の職種別試験など多様化傾向にありますが、今回は主に大学卒業相当の行政職を中心にとりあげていきます。 採用試験は、第1次試験(筆記試験:教養試験と専門試験)と第2次試験(適性試験、論文試験、面接試験)の2段階選別です。ただし、適性試験や論文試験は第1次試験と同じ日程で行われる場合があります。第2次試験は面接がメインといても良いでしょう。そしてこの場で問われるのが志望動機です。 また、「あなたが本県の職員を応募した理由を書きなさい。」や「あなたが本県の職員になってどのような貢献ができるか、また、あなたが本県でどのようなことをやりたいか、を教えてください。」といったテーマで作文を書かせて、志望動機を問うものがあります。

「志望動機」を読んでもらうために、まず教養試験・専門試験を合格する

県職員採用試験の第1次試験で行われる教養試験・専門試験は、県職員として最低限得ておきたい知識が身についているかを問う、いわばふるいにかける試験です。ここを通らなくては、「面接」は受けられません。エントリー時点で志望動機を書いていようと、論文・作文試験で志望動機に関する内容を書いていようと、読んでもらえない、採点してもらえません。

履歴書に書く県職員の志望動機

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さて、第一関門を突破したら、次は第二関門の面接です、面接に関わることは全て合否に繋がるということを強く認識しなければなりません。

履歴書の基本項目を書くときの注意点

面接を受けるにあたって必要なのが、「履歴書」です。県職員の採用試験に限らず、ほぼ全ての就職に用意することが当然の「身分証」です。身分証に不審な点があれば就職活動に不利になるのは自明の理。住所・氏名・学歴・職歴・資格などの基本項目で気をつけるべきポイントは以下のとおりです。 1.指定された箇所に正確に(正式名称で)書くこと 2.正しい日本語で書くこと(主語述語の関係や、修飾関係など) 3.誤字・脱字がないこと 最近では、インターネットでのエントリーや、ワードソフトによる指定様式の履歴書が増えているため、手書きの履歴書を提出することも少なくなりつつあります。悪筆に悩んでいる人にとってはありがたいことですが、逆に誤字の多い履歴書が増えています。変換ミスによるものです。 手書きの場合は、読みやすい字で丁寧に書きましょう。達筆である必要はありません。また誤字(変換ミスを含む)・脱字では、国語の基礎的学力とともに、注意深さも測られています。

最低限の文書作成能力の有無を測られている

県職員にとって重要なのは、読みやすい書類を作成できるということ。なぜなら県職員の1日は、書類に始まり書類に終わるといってもいいほど、大量の文書を読み書きするからです。その全てが公文書であるからには、誤字脱字だらけのわけのわからない日本語で書かれた文書など、紙くずどころか信用問題にも関わります。最低限の文書作成能力が備わっているかどうかを、履歴書でみられていると考えましょう。

履歴書の何が見られているのか、を考える

履歴書の“キモ”は何といっても「志望動機」です。なぜなら、それが面接の材料となるからです。 ・自己PR(性格・長所・短所・特技など) ・志望動機 これらは、読んだだけでは実際のところはどうなのか分かりません。 この実際に分からない部分を紐解いていくのが面接であり、面接官の役目です。 「面接が大事だから履歴書はテキトーでいいか。」そんなことはありません。面接に関わることの全てが合否に繋がります。では具体的に、履歴書の志望動機の何を見て何を思い何をするのか。自らを県職員面接官として考えていきましょう。

面接官が県職員の面接で聞きたいこと

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履歴書は第一印象になります。「書いたことから質問攻めにされる」のは面接のセオリー。「面接で聞いて欲しいことを書く」という発想が必須です。 しかし、自分が聞いて欲しいことを書くのではありません。相手が求めている人材像に自分が合致している、ということをわかってもらえるように書くのです。 志望動機を書くにあたっては、相手の求める人材像をまずは知ることです。

あなたは県職員として何をしたいか?(意欲)

地方公務員の就職活動において真っ先に思いつく志望動機は何でしょうか。それはきっと「地元に貢献したい」です。恩返しや社会貢献とも言います。 「どうやって貢献するのか」、面接官はそこを聞きたいのです。消防署や振興センター職員が地元に貢献しているのは当たり前、貢献する仕事なのですから。 「私は、なぜ、何を、どうやって、どうしたいのか」という5W1Hのようなことを書かなければ、志望動機としては弱いといえましょう。

あなたは県職員として何ができるか?(能力)

「私はこうしたい」ということは簡単です。しかし、それを県職員としてそれを実行できるだけの能力があるのか。実行するための裏付けとして、いままでの取り組みが問われます。 もし今までの取り組みに自信がないようでしたら、これから能力を磨くために考えている取り組みを書いてもよいでしょう。

あなたには協調性があるか?

県職員の仕事はチームワークです。いくらその人個人の能力が優れていても、たったひとりでは県の政策として実行することはできません。 人との関係性でどのような評価を受けてきたか。これか先どのようなことに留意して仕事を進めていこうとしているのか。あなたの協調性や意欲がわかるように書きましょう。

履歴書:志望動機例文

履歴書全体に言えることですが、自由記入欄はなるべく枠の多くを埋めます。100文字書けるのに20文字では意思や作文能力が無いと思われます。県職員として最低限必要なものが文章作成能力ということは先に述べたとおりです。ここをクリアできないと、志望動機の第一段階でふるいに落とされてしまいます。 長文ほど文節が増えますから文字数調整は難しくありません。ここで例文のポイントだけを書いていきますので、その視点や考え方に注目してください。

一般行政職(企業局地域振興課)の志望動機を深めていく 1

「私はこの県の成り立ちや文化に惹かれたので、経営学を生かし地域活性化に役立ちたいと思います。」 この文章をさらによいものにするため、面接官から出されそうな質問を考えてみましょう。 ・県の成り立ちとは。 ・どういった文化に惹かれたか。 ・地域活性化というならば、地元の一般企業を選んでもよかったのではないか。 ・経営学で学んだことは。 ・どこを、どうやって活性化させるか。 ・活性化させたいと感じたきっかけは。 ・文化を好きになるきっかけは。 歴史と文化を一言で語ることはできませんし、企業や経営学の話は面接官に回答を予測されています。 この中でアピールすべきは「どうやって活性化させるか」、次に「きっかけ」です。活性化は地域振興部署での主要業務ですから「どうやって」に興味があるのは当然です。人それぞれ、千差万別の「きっかけ」は受験者の特徴となる回答でアピールするチャンスです。この2点を強化しましょう。

一般行政職(企業局地域振興課)の志望動機を深めていく 2

「きっかけ」は人それぞれですから正直に書きます。ここでは「小学校の体験学習」から「自分の住む町の歴史を知り興味が湧いた」ことにします。 「経営学を生かし」は範囲が広すぎて具体的に何を生かすか分かりません。しかし論文を書くわけにもいきません。経営学の中で1、2番目に役立ちそうなものを書きましょう。ここでは、大学で受けた広告学の講義と過去の町興し研究を取り上げます。 そして、語彙にも気をつけましょう。この文章では、「役立ちたい」よりも「貢献したい」の方が、後に続く「と思います」から考えて、文章のおさまりがよくなります。 「私は小学校の体験学習で自分の住む町の歴史を知りこの県の成り立ちや文化に惹かれたので、広告学と町興し研究の知識を生かし地域活性化のため貢献したいと思います。」 最初の文章と比べてどうでしょうか。町興し研究をした経験が無ければ、商業史や発達史としましょう。このように「何を求めているか」を汲み取り、その点を中心に強化し、記入枠の多くを埋めます。ただし嘘はいけません。実際にやったことを少し膨らませるのがポイントです。

職種別の志望動機(医療)

「現在、災害の可能性が高いと言われているこの地域の拠点病院の看護師として、常に患者さんの様子に気を配りつつ、いざというときには県職員として地域の皆様の健康を守るために働きたいと思います。」 医療職は、病院や保健所が主な職場です。公立病院の医師・看護師・薬剤師などは一般病院とかわりませんので、ことさらに業務内容に関するアピールは不要でしょう。保健所の保健師は保健指導などの予防医療に携わります。 また、ひとたび災害が起こると、災害医療の現場に真っ先に飛び込んでいき、支援体制を整えるのがこれらの人々です。1対1の関係よりも、現場を知る県職員として、幅広い視野が必要になってきます。

職種別の志望動機(福祉)

「大学では、福祉政策について学ぶ傍らボランティア活動をしていました。老健施設の訪問などでお年寄りと接するなかで、話を伺うにはどのようにすればよいかを教えてもらいました。無論時間に限りはあるでしょうが、県民の真の声に耳を傾けて、真の幸福を追求したいと思い志望しました。」 福祉職の職場は、一般行政職とかわらない県庁舎の他、児童相談所・福祉事務所などになります。生後まもない新生児からお年寄りまで、幅広い年代の方々を相手にするので、なによりも傾聴力・共感力が問われます。

職種別の志望動機(栄養士)

「大学では、食育をテーマに幼児期の食事メニューを研究してきました。本県でも豊かな地場食品を生かしてさまざまな地域活性化の試みがされています。私も栄養士として、食育という面からアプローチをしていきたいと考え、志望しました。」 医療職と同じく、公立病院や保健所が主な職場です。また学校教育の現場に携わることもあります。近年地産地消の動きも盛んですので、農業政策などと関連付けて書くのもよいでしょう。

面接カード:志望動機例文

県職員になりたいという志望動機の中で好印象なものは何かといえば、ほぼありません。面接官は「本当に?」と思っているからです。だから面接をして、その本意をつかもうとします。 何を書いても疑われるのですから正直に「公務員は給与が良く安定しているから」と書いても構いません。そう書いて合格する方もいます。なぜ合格できたのか、それはその他の部分で働いてほしいと思わせるものがあったからです。 面接カードでは、履歴書に書いた文に、これまでに一次面接などを終えているならばそこで答えた内容を補足し、次に来る質問を想定した内容にします。さらに次の面接で問われることを予測します。

一般行政職(企業局地域振興課)の志望動機を深めていく 3

「私は小学校の体験学習で自分の住む町の歴史を知りこの県の成り立ちや文化に惹かれたので、広告学と町興し研究の知識を生かし地域活性化のため貢献したいと思います。」 履歴書に書いたこの志望動機を、さらに面接カード用に展開していきましょう。 先に想定した質問のうちで、取り上げるべきポイントは、「地域活性化というならば、地元の一般企業を選んでもよかったのではないか。」です。これが、県職員として、あなたは何がしたいのか?ということにつながっていきます。民間企業でいうと、「地域活性化」は「どうしてこの業界を志望したのか」、「県職員」は「どうしてこの企業を志望したのか」という質問にあたります。これを膨らませてみましょう。

一般行政職(企業局地域振興課)の志望動機を深めていく 4

「私は小学校の体験学習で自分の住む町の歴史を知りました。この県が奈良時代から万葉集をはじめとする歌集に歌われるような風光明媚な地であること、そしてその豊かな自然が今もこの県を豊かに潤いを与えていることを知りました。 しかし、現在その豊かな自然の恵みが十分に行かされず、働き場所を求めて出ていく人が多く、人口が減り続けています。子供の頃から自然の恵みを享受してきた私は、なんとかこの自然を保ったままで産業を起こすことができないかと思い、日本全国の過去の町興し政策などを卒業論文のテーマに選びました。 現在、「持続可能な開発」が世界的に求められています。九州や北海道などでは、グリーンツーリズムも盛んに行われています。これらは、一民間企業・一市町村だけではできるものではなく、政策として行政主導のもとでなければ実現しません。大学で学べば学ぶほど、私は県職員としてこのような仕事をしてみたいと思うようになりました。 無論、県職員としての仕事は他にもさまざまあることは承知しています。しかし、いつかはこのような仕事にあたり自分が育ってきたこの地域が豊かで美しい町でありつづけるよう、貢献したいと思っています。」 「持続可能な開発」「グリーンツーリズム」こういったワードは、あなたが大学で真面目に学業に取り組んできたということをアピールしてくれます。もちろん、これに関するどのような質問がきてもいいように、知識は万全にしておくことです。

志望動機とは?

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「相手の知りたいことを書く」これが志望動機の原則です。自己分析を先に行う人がありますが、相手の求める人材像に「自分が合致する項目は何か」という視点が抜けています。これでは、自分本位と言わざるを得ません。 県職員の志望動機を書くにあたっては、まずは県の仕事を徹底的に分析すること。民間志望の企業研究と同様です。県のウェブページで、どのような仕事があるのかを具体的にイメージしておきましょう。 そのうえで、相手に「面接でこんなことを聞いてみたい」と興味を持たせるような内容を盛り込んで、書くようにしましょう。

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