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ヤフーエンジニアインタビュー|加速するヤフーエンジニア成長の鍵は「360度自分を見つめる仕組み」にあった

更新日:2024年01月03日

インタビュー記事

日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」をはじめとするインターネットサービスを提供するヤフー。同社プロダクトマネージャーの里山さん、Androidエンジニアの毛受さん、デザイナーの細見さんに入社の経緯や同社ならではの働き方について伺いました。いち早く週休3日制度を取り入れるなど、独自の取り組みに注目です!

<プロフィール>  ・細見沙央梨さん 2014年ヤフー株式会社にデザイナーで新卒入社。「Yahoo! JAPANアプリ」など、アプリのUI、UX設計を中心に担当。その他デザイン関連イベントも主催。Hack Day 2016で最優秀賞を受賞するなど、社外でもアプリ開発を活発に行っている  ・毛受崇洋さん 2013年ヤフー株式会社に新卒入社。これまで「Yahoo!ブラウザー」や「ヤフオク!」などのアプリの開発業務に従事。社外での登壇、OSS開発や社内Androidライトニングトーク会を主宰するなど技術的な啓蒙活動を活発に行っている。  ・里山南人さん ヤフー株式会社 メディアカンパニー 検索事業本部 第6代黒帯 Androidアプリ サイバーエージェント、GMOグループ、DeNAでのアプリ開発経験を経て、2014年ヤフー株式会社に入社。 「Yahoo!ブラウザー」の開発を担当後、プロダクトマネジメントに従事している。 2016年に第6代黒帯?Androidアプリ?に認定。 アプリ開発者コミュニティー「Shibuya.apk」の運営や、GDG DevFest Tokyoでの登壇など、社外活動も活発も行っている。 著書:「黒帯エンジニアが教えるプロの技術 Android開発の教科書」(共著)など。

新卒も転職も、入社の決め手は「理想のキャリア」がかなうこと。3人がヤフーを選んだ理由

ヤフーは自社を「人財開発企業」と定義し、社員ひとりひとりの成長を支援する独自の研修制度や育成制度を提供しています。お話を伺った3名とも自分のキャリアを真摯に見つめた結果、ヤフーへの入社を選んだそうです。

里山さん:「私はキャリアの多様性を感じたことがきっかけで、ヤフーへ転職しました。ヤフーに転職するまではサイバーエージェントやDeNAで、エンジニアとして働いていました。ただ自分はもともとマネージャー思考なので、より柔軟に働ける可能性を探していたんです。ヤフーが持つ社員に合わせた働き方を重視する文化なら、自分の思い描くキャリアが実現できるのではないかと考え転職を決めました」

細見さん:「入社のきっかけは説明会で人事の方たちの雰囲気に一目惚れしたことです。就職活動で業界を問わずさまざまな企業の面接を受ける中、ヤフーは人の魅力に長けていると感じました。面接では自分の本質を引き出そうとしてくれているのが伝わってきて、ヤフーなら入社後に成長していけると確信したことも入社のきっかけです」

毛受さん:「エンジニアとして開発したものを使ってもらうことに喜びを感じていたため、たくさんの人に手がけたプロダクトを使ってもらいたいと思っていました。ヤフーならそのチャンスがあると思い入社を決めました」

ヤフーは「人財開発企業」。会社の成長は、社員の成長なしにありえない

入社前に感じていた理想の働き方は、入社後にかなったのでしょうか。現在の働き方などについて伺いました。 里山さん:「入社直後はエンジニアとして働いていましたが、入社から半年経った頃からは、プロダクトを成長させていく観点でメンバーをマネジメントすることが増えました。エンジニアとしての経験を生かしつつより幅広い業務に携われるようになり、入社前に思い描いていた働き方を体現できています」 細見さん:「ヤフーは人材開発に力を入れていて、上長と部下の1対1で行われる週例ミーティングの『1on1 MEETING』と、直属の上長と関連部署の社員で行う育成制度の『人財開発会議』を取り入れています。定期的に働き方や将来のキャリアを見直す機会があることで、一辺倒な視点に陥ってしまわないよう工夫しているんです。多角的な視点からアドバイスをいただけて、日々成長していく実感を持てているので、ヤフーを選んで良かったなと思っています」 毛受さん:「自分が手がけたサービスを多くの方に利用していただけているので、エンジニアとしての幸せを日々感じられています。現在は、さまざまな技術を学んでそれを業務で生かして開発を行うことや、KPIを見て数字を伸ばしていくグロースハックなどに携わっています。個人はもちろん組織として成長する体験をして、入社前には想像していなかったエンジニアの働きがいを感じています」

細見さんから育成制度に関する話があったように、里山さんと毛受さんも同様に日々成長を感じる機会があるのだそう。

若い社員と中堅社員がフラットな視点で評価しあえる

毛受さん:「先ほど細見から話があった制度の他にも、『バリュー評価』と『パフォーマンス評価』という評価制度があります。バリュー評価は上長の他に部下・同僚など10 名程度のメンバーが多面的に行い、その結果をすべて本人にフィードバックします。その際、「成長課題」のアドバイスもフィードバックすることにより、具体的な成長の気づきが得られるんです。一時期コーディングに力を入れすぎてしまったことがあって、チームに貢献できていないことがありました。自分では気づけませんでしたが、メンバーからフィードバックをもらうことで一辺倒な視点になっていることを認識できたんです。定期的な振り返りがあることで方向性を修正でき、迷いなく成長できています」 里山さん:「自分より若い社員からもフィードバックをもらうことが多いので、本当に360度の視点から自分を見つめ直すことができていますね。もちろんフィードバックする側のときは厳しい指摘をしないといけないこともあります。ただそれが自分のためにもなるんです。人を見ることで自分の役割を再認識できるので、こうした相互の役割を担えることは非常に重要だと思います」

社外プロジェクトで成長を加速ー社員全員がヤフーを背負う一人

ヤフーの強みは全社で個人の成長を促す育成制度。一人ひとりが自走していける支援を徹底しています。しかしメンバーの皆さんは会社の制度に頼るだけではなく、自発的に向上していく取り組みをしているそう。特に注目すべきは“「ある分野に突出した知識とスキルを持つ第一人者」として認定された社員に新たな活躍の場を提供するための制度”である「黒帯」。黒帯は社内のたった1%のみに与えられる称号で、ヤフーを背負った対外活動に邁進することを目指します。里山さんは「黒帯」の一人。具体的にどのようなプロジェクトを立ち上げているのでしょうか。 里山さん:「黒帯は役職ではなくいわゆるラベルの一つですが、選んでいただいたことで社外活動に広がりを作れています。具体的にはヤフーが提供しているコワーキングスペース『LODGE』でイベントを開いたり、社外のコミュニティーやカンファレンスにヤフーの代表として登壇したり。黒帯は社外の課題解決に貢献することが使命の一つなので、業界全体を盛り上げていけることにもやりがいを感じています」 黒帯はヤフーを背負う重要な役割なんですね。細見さんと毛受さんも同様に社外プロジェクトに携わることがあるのだそう。

大企業であっても個性を見いだせる社外プロジェクト

細見さん:「直近の社外活動は、社外のデザイナーと社内のデザイナーを交えた勉強会を企画したことです。現在デザイナーの役割は広くなっていて、単にプロダクトのビジュアル作成をするだけではなく、戦略立案からアプリの実装の一端まで、幅広く業務を担うようになっているんです。社内はもちろん社外の方と交流をすることで、より多角的な視点を業務に取り入れることができると思うので、今後も引き続き社外も巻き込んだイベントは開催できればと思っています」

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初回公開日:2017年06月30日

記載されている内容は2017年06月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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