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フリーランスの仕事の種類|かかる税金/所得/確定申告の種類

独立ノウハウ

フリーランスで働ける仕事には、どのような種類があるか知っていますか?また、フリーランスの場合、どういう種類の税金や所得、確定申告が必要になって来るのでしょうか?フリーランスを目指している人は是非チェックして、働き方を明確にしていきましょう。

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フリーランスの仕事の種類

フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。 略してフリーと呼ばれる。 企業から請け負った業務を実際に遂行する本人をフリーランサーと呼ぶ。

フリーランスの仕事には、色々な種類があります。それぞれ働き方も異なっていますし、向いている人も違います。 フリーランスで働いている人が多い、具体的な仕事の種類を、ピックアップして紹介していきましょう。

システムエンジニア

エンジニアは色々な種類がありますが、システムエンジニアは特にフリーランスのスタイルをとって働いている人が多い仕事のひとつです。クライアントからの要望に合わせて、システムを企画し、設計していくのがシステムエンジニアです。オリジナルのシステムを構築していくのはもちろん、既存のソフトに更に追加機能を加えていくなどの仕事もあり、具体的な業務内容は多岐に渡っています。コンサルタントスキルやマネージメントスキルが高い人ほど、フリーランスでも活躍しやすい種類のエンジニアです。

プログラマー

システムエンジニアが設計したプログラムを、実際に動かすためのプログラムコードを書く仕事です。こちらもシステムエンジニアと同じく、フリーランスで活躍している人が多い種類の仕事です。仕様書に沿って、正しく稼働するプログラムを作ります。プログラミングはもちろん、テストとバグ修正のデバッグ作業も仕事に含まれてきます。 システムエンジニアとプログラマーをどちらも担当しているフリーランスの人も多いです。プログラミングの高いスキルはもちろん、スピードや知識、各上級資格なども成功のカギになってくる仕事だと言えるでしょう。

ウェブデザイナー

企業や個人のホームページやウェブサイトをデザインする仕事です。 美しさはもちろん、分かりやすさも重視したデザインを組み上げる必要があります。コンセプトに沿ったアイディアを出して、独自のクオリティを出せる人ほど、フリーランスで活躍しやすい種類の仕事でしょう。 クライアントからのヒアリング能力や、交渉のスキルなども活かすことが出来ます。

グラフィックデザイナー

ポスターやカタログ、チラシをはじめとして、雑誌や電車内の広告など、多様なメディアで展開するデザインを考える仕事です。 フリーランスで働いているグラフィックデザイナーは、DTPオペレーターやパッケージデザイナーなども含めて担当していることが多いです。コンピューターで誌面デザインを割付したり、包装デザインを提案したりすることもあります。コミュニケーション主体のイラストを担当することもあります。

ライター

雑誌記事やコラム、シナリオやエッセイなど、内容は多岐に渡りますが、ライターもフリーランスで働いている人が多い種類の仕事です。 ゲームのシナリオや新聞記事など、会社に所属して働いている人もいますが、副業としてライターの仕事をフリーランスで担当していたり、様々なクライアントから発注された仕事を同時に進行していたり、それぞれのスタイルで働いています。 求められている内容に合わせた執筆を進める文章力はもちろん、企画力や交渉力なども必要になってきます。トレンドを反映した提案や、構成・校正に関わるスキルも活かしやすい仕事でしょう。

コンサルタント

コンサルタントは、会社員から独立して、フリーランスで活躍し始める人が多い種類の仕事となっています。 Web系のメディアコンサルタントから、金融コンサルタント、ITコンサルタントまで、それぞれの業界で多様なコンサルタントが活躍しています。数値分析から企画営業をはじめとして、事業が成立するための立案からサポートまで、様々なパートに携わる仕事です。業界における卓越した知識や分析力が求められる上、コミュニケーション力が高く、鋭い経営視点を持っている人ほど向いています。

フリーランスでかかる税金の種類

フリーランスの人が払わなければいけない税金の種類は、収入によっても変わって来ます。 基本的な税金を紹介していきましょう。

住民税

現在住んでいる地方自体に支払う「住民税」は、フリーランスでは無くても、働いている人は皆支払わなければいけない種類の税金です。 具体的な住民税の金額は、「所得割(一律10%)+ 均等割(世帯割)」で割り出すことになっています。 ただし、年間所得の金額によっては減額や免除になることもあるので気を付けてください。

所得税

年間の所得金額に合わせて、所得税を支払う必要があります。 所得税は、年間の所得が38万円以上になる場合に必要になります。しばしば混同されやすいですが、「収入」と「所得」は違います。前者は売り上げ金額、後者は経費を差し引いた金額です。 基本的に、所得が上がるほど、課税額も上がる仕組みになっています。フリーランスの所得税は、基本的に後払いですが、クライアント等から「源泉徴収税」を控除して料金を支払って来ている場合、確定申告ののちに還付金として受け取ることが出来ます。

国民年金税

会社員は厚生年金ですが、フリーランスは国民年金に加入します。 国民年金の具体的な金額は、一定の保険料額の上に、前年度の物価をはじめとして、賃金変動率を鑑みた保険料改定率をかけて割り出されることになっています。

国民健康保険税

フリーランスとして働く場合、それぞれの市町村区で手続きをして、国民健康保険に加入する必要があります。 この税金は、扶養家族の人数や収入の金額、資産の状況によって金額が決定されます。一括納税の方法もあれば、期ごとの納税も出来ます。

消費税

年間の合計収入金額が、1000万円を超える場合は、消費税を支払わなくてはいけません。フリーランスでより高い収入を得ている人は、帳簿のつけ方と合わせて確認しておきましょう。

個人事業税

フリーランスの事業所在地として申請をしている都道府県に治めるのが「個人事業税」です。 これはフリーランスであれば誰しも支払わなければいけない種類の税金ではなく、年間の取得が290万円を超えた場合、3パーセントから5パーセント程度の税率で課税されます。税率は仕事の種類によって異なって来ます。

フリーランスの所得の種類

フリーランスの所得の種類は、実はひとつではありません。 確定申告時にも、この分類はとても重要になってきます。

事業所得

フリーランスで働いている人が、「個人事業主」として開業届を出していれば、仕事をして得た報酬は、すべて「事業所得」となります。 これは、エンジニアでもライターでもデザイナーでも同じであり、フリーランスの仕事が「本業」として認められているからです。

雑所得

「事業所得」に含まれていない報酬は、すべて「雑所得」となります。 フリーランスで働いているけれど、個人事業主として開業届を提出していない人は、仕事で得た収入が「雑所得」となります。会社勤めでサラリーマンをしながら、副業で得ている収入であっても「雑所得」です。 たとえ会社員ではなくても、開業届を出していなければ「雑所得」であることに気を付けましょう。

配当所得

フリーランスとして働きながら、株投資などによって配当を受け取っていることもあるでしょう。 この場合、配当金は「配当所得」となります。特定口座であれば源泉徴収されているため、確定申告もしなければいけません。 株以外に、投資信託をはじめとした各種資産運用の配当金も、基本的には配当所得として計上しましょう。

フリーランスの確定申告の種類

フリーランスで働いていれば、確定申告をして税務処理をしなければいけません。 確定申告の書類について解説していきましょう。

白色申告

「白色申告」は、経理の処理が比較的簡単な確定申告です。事務的な負担が少ないため、フリーランスになって初めての確定申告の場合、選ばれることが多いです。 これまでに経理経験がまったくない人や、会社員や主婦の副業としてのフリーランスの場合も、白色申告はメリットが大きいでしょう。フリーランス収入が少ない人や、経費の総額がごく少なく、細かい計上にあまりメリットがない人にもおすすめです。

青色申告

フリーランスになってから時間が経ち、経理感覚が養われて来たら、「青色申告」に切り替えると良いでしょう。 収入が増えれば増えるほど、青色申告の方がうまみが多いです。節税効果も、白色申告より青色申告の方が格段に高いので、住民税や国民健康保険税などの各種税金の支払い負担も軽くなりやすいです。 青色申告の場合、10万円の特別控除を受けることが出来ます。白色申告の場合の収支内訳書と同じような手続きで受け止れますから、手っ取り早い10万円の節税におすすめです。 また、フリーランスの仕事に、不動産収入や株式所得などがある場合も、青色申告が適しています。決算書を作る必要がありますから、損益通算として、赤字の分を他の所得から差し引けるようになっているのです。 更に、青色申告であれば、最大65万までの特別控除を受けることが出来ます。フリーランスの収入が65万円を超えていれば、メリットが大きいのが青色申告です。 ただし一方で、経理手続きの負担が増しやすいというデメリットもあります。 青色申告の場合は、まったく経理経験がないと、確定申告をはじめとした諸々手続きに苦労しやすいです。経理経験がある人はもちろん、家族に経理をお願い出来る人や、十分な収入があり、経理手続きを外注出来る人などは、青色申告にすると良いでしょう。

フリーランスがつけるべき帳簿の種類

フリーランスとして働いている人は、確定申告時に帳簿を提出しなければいけません。 以前は「白色申告」であれば帳簿の提出は不必要でしたが、2014年からはすべて義務化されています。 つけなければいけない帳簿の種類について、解説していきましょう。

損益計算書

「損益計算書」は、確定申告の種類が、白色申告であっても青色申告であっても、提出しなければいけません。 「損益計算書」とは、売り上げを得るためにかかった経費をまとめるための一覧です。売り上げの金額はもちろん、売り上げを出すために何にいくらかかったのかを細かく記載します。

貸借対照表

「貸借対照表」は、確定申告の種類が「青色申告」である場合にのみ、作成する必要がある帳簿です。白色申告の場合は必要ありません。 資産はもちろん、負債や資本についても一覧にまとめた表となっています。

現金出納帳

「現金出納帳」は、フリーランスで事業を進めていく上で、毎日の入出金を発生順に記帳した帳簿です。これは残高を明確にするために作成します。 たとえば、「現金で打ち合わせのタクシー代を支払った」「現金で商品を○個売り上げた」といった内容は、この「現金出納帳」に買いておきます。

預金出納帳

「預金出納帳」は、普通預金や当座預金などを使用し、入出金があった場合に記録をする種類の帳簿です。 たとえば、「自分の銀行口座から、外注先に利用金を振り込んだとき」や「クライアントから、自分の銀行口座に代金が振り込まれたとき」などには、この「預金出納帳」に記入します。

売掛帳

「売掛帳」は、フリーランスで売上取引における詳しい内容を記載する種類の帳簿です。基本的には、取引の発生順に書きこんでいきます。 「いつ」「誰に」「何を」「いくらで」「どのような方法で」を詳しく記録しておくことが出来ます。「商品を受け取ったとき」や、「クライアントから売上代金が振り込まれたとき」などに書きこみます。

買掛帳

フリーランスで働いている場合で、仕入に関する取引が発生したときに記入する種類の帳簿です。 こらちも発生した順番に書きこむ仕組みになっており、「いつ」「誰から」「何を」「いくらで」「どのような方法で」代金を支払うのかを明らかにしておきます。 たとえば、「商品の仕入れをしたとき」や、「仕入代金を支払ったとき」などに書きこむものとなっています。

固定資産台帳

「固定資産台帳」は、土地や物件、車両などの資産を持っている場合に記入する種類の帳簿です。高額な機材なども、この資産に値する場合があるため、フリーランスで働いている人で、パソコンをはじめとした資産に関わる種類の仕事をしている人はチェックしておきましょう。 耐用年数や償却方法を明らかにした上で、設置場所なども記載しておきます。管理部署の確認も必要なので、独立して起業する人は確認してください。

フリーランスの種類を把握しよう

いかがでしたか? フリーランスとして働くことには、様々なメリットがあります。自由度も上がりますし、工夫をすれば大幅な年収アップも見込めるでしょう。 フリーランスの仕事を安定させるためには、鑑定申告が必須です。各種帳簿をきちんとつけておかないと、確定申告時に困ってしまいます。領収書を取っておいて、お金の動きについては都度確認し、書く止めておくことが大切です。 フリーランスとして独立してすぐは白色申告、その後は青色申告に切り替えていく人もいます。それぞれの確定申告の特徴を分析した上で、漏れの無い手続きを計画的に進めておけるようにしましょう。

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