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目的と目標の違い・目的と目標の例3つ

更新日:2024年03月14日

言葉の違い

あなたは「目的」と「目標」の違いを説明できますか?どちらも似たような言葉に思えますが、ひとつ、仕事で上手に活用するためにも「目的」と「目標」の違いをきちんと区別しておきましょう。あなたの生活を豊かにし、モチベーションを高めてくれるかもしれません。

「目的」と「目標」の違い

目的とは、「実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。」 目標とは、「ある物事をなし遂げたり、ある地点まで行きついたりするための目印。」 目的と目標の違いをより分かりやすく説明すると、「目的」は最終的に達成されるべきゴール(状態)であり、「目標」は目的の中継地点(数値)です。 ・「目的」は最終的なゴールであり、「目標」は通過点 ・「目的」は抽象的で、「目標」は具体的 ・「目的」はひとつ大きく、「目標」は複数でより手近に ・「目的」は不変、「目標」は変化してもよい

目的と目標の例

目的と目標の例を3つ紹介します。 目的は1つになるのに対して、目的を達成するための目標は複数存在します。

目的目標
例1健康に生きる①睡眠時間を6時間以上取る ②毎日10キロ走る
例2もっと綺麗になる①毎日野菜ジュースを飲む ②1ヶ月でxxキロ痩せる
例3いい大学に入る①1日xx時間勉強する ②問題集をxxページやる

仕事における「目的」と「目標」

仕事において、目的と目標の違いを明確にすることが重要です。目標の先にある目的を意識して行動をしないと、目標は達成しても、目的が達成できないことが発生するからです。

ビジネスでの目標と目的の例

たとえば、ある会社の販売促進のために目的と目標を設定したとします。 目的は「来店客数を増やすこと」であれば、 目標は「DM発送数に対して○%の来客率を達成すること」    「前年同月期間と比較して、○%の来客数を実現すること」 と設定することができます。

生活の質を変える「目的」と「目標」

あなたが日頃行っている行為がありますね。日々目標立てていることもあるかもしれません。その先にはなにが見えていますか?その行いの意味、意義についてきちんと考えて見たことはあるでしょうか。 趣味にしても習慣にしても、その一つ一つに目標立ててみるとします。するとその先に見えてくる自分、目標を達成していくたびに近づいていくものがあるでしょう。それこそが、あなたが漠然と無意識的に追っている目的なのかもしれません。その目的を思えば、あなたの今行っているものにも意義が生まれてくるはずです。工夫や新たな目標が浮かび上がってはきませんか。 より豊かな人生にするために、その行為の意味に幅をもたせて質の高い日々にしてみてはいかがでしょうか。

「目的」の違いによるモチベーションの変化

ここでイソップ童話の「三人のレンガ職人」の話を紹介しましょう。 中世のとある町で一人の旅人が、三人のレンガを積んでいる男たちに出会います。そこで旅人はそれぞれに「何をしているのか?」と尋ねます。 1人目の男は「レンガを積まされている」と言いました。 2人目の男は「家族を養うために働いている」と答えます。 3人目の男は「歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ」と素晴らしいことだといって答えました。 3人の男たちにとって「目標」は共通です。1日に何個のレンガを積むとか、いつまでに自分の担当したところを仕上げるといったことです。 しかし「目的」は3人とも違います。 1人目の男は目的を持っていません。 2人目の男は生活費を稼ぐのが目的です。 3人目の男は歴史的な事業に関わり、世の役に貢献することが目的です。 誰が一番高い志を持っているか分かりますね。「目的」によって、その行いのモチベーションや質というのも変わってきます。

的確な定めを見つけよう

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初回公開日:2017年03月01日

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