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間違いも多い敬語「尊敬の念」の意味と使い方例文

ビジネスマナー

尊敬の念を抱くことは私たちの人生を豊かにします。尊敬の念を抱く人がたくさんいるということは人格を成長する指針を明確に持ち、良好な人間関係を保っていることになります。そのような尊敬の念についての哲学的な部分とともに、尊敬の念に関わる例文をいくつか記載しました。

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尊敬の念の意味

尊敬とは、文字どおりの「敬い尊う気持ち」のことです。『念』とは気持ちや心を表しています。そして対象は『人物』です。「誰かの人格や行いなどを優れたものとして敬うこと」として知られています。 さて、あなたには尊敬する人はいますか?その人のどんなところを尊敬していますか?その人はあなたにとってどんな人ですか? 尊敬の念を抱くことはあなたにとっても成長の指針となり、人生の智恵として恵み豊かになります。

尊敬の念を抱くことについて

尊敬している人がたくさんいればいるほど、あなたの人生は豊かなものになるでしょう。相手を尊敬する気持ちから、その人の生きざまがあなたに良い影響を及ぼします。 あなたと尊敬する人との人間関係も清いものになります。 良い人間関係を築き、長い年月を良好な状態で保つためには、『愛』と『尊敬の念』が根底にある必須条件ではないでしょうか。 それは友人、知人、職場の人間関係に留まらず、夫婦や親子でもどんな人間関係にも当てはまることです。人間関係が近ければ近いほど、人間として大事な言葉がかけられない人も多いのではないでしょうか。そこに『強い優しさ』を持ち「ありがとう」「ごめんなさい」といった基本的な言葉がかけられるように意識してみましょう。

尊敬される人の特徴と共通点

たとえば普段から基本あいさつの『おあしす』が自然に言えるような、たったそれだけでも相手にとっては尊敬の念に結びつきます。私たち自身も相手から尊敬されるよう人間磨きを怠ってはいけませんし、相手を尊重する器を持ち合わせなければなりません。 筆者自身も尊敬する人はたくさんいますが、彼らに共通していることは『強い優しさ』と『誠実さ』です。「ごめんなさい」が言える人には勇気があります。自分の誤りを認めるには強い心がなければ出来ないことです。さらに、これらには相手があることです。相手を尊重しなければこういった言動は出来ません。そしてその相手はその勇気と強い優しさを評価し、尊敬の念を高めます。

お互いが尊敬の念を持つ人間関係の代表として

尊敬の念を持つゆえに、お互いが相手を尊重するような相思相愛のとても良い人間関係として、その代表が何年も連れ添う『夫婦』の姿ではないでしょうか。 夫婦になると、結婚前の恋愛感情や新婚当時の熱い感情とは少し違ってきます。 長年の連れ添いで日常のおあしすの気配りが省略化され、関心は年月とともに薄れていってしまう関係もあります。 しかし、お互いが相手を尊重し敬う『尊敬の念』を持つことで、夫婦として長い年月を適度な距離感を持ちながら良い関係が保たれます。夫婦が長続きするための秘訣も、やはり『愛』と『尊敬の念』であると断言します。

尊敬できない人からの指摘

極論ですが、それとは逆の考え方も然りです。 たとえば尊敬できない人から何かしらあなたの欠点を指摘されたとしたらどうでしょうか?何か不快な違和感を覚えませんか?ここで抱く『底知れぬ違和感』は、その人が『何かを言う人間には言うなりの資格がある』という哲学的なルールを破っているために不快な感情が生まれてくるためです。何かをモノ言うためには、それなりの生きざまや人格が伴っていなければならないという大原則があります。言うことばかりは偉そうな口で他人の欠点を指摘しても、その人自身の生きざまや言動が支離滅裂だったとしたら、言われた相手は反発心を起こして当然なのです。

尊敬できない人から指摘されたら

しかしながら、そこで少し気持ちを落ち着かせてみます。その人があなたにとって見下す相手だとしても、あなたにはない何か優れているものがあるかも知れません。そのような尊敬できない人から教わることは非常に難しいことですが、知らない物事を教わる立場として謙虚に振る舞ってみることは、結果として自分のためになります。尊敬の念は、あなたの人格や人生を豊かにします。 もしも新しい職場で尊敬できない先輩に仕事を教わる立場だったとしても、さっさと仕事を覚えて一日も早くひとり立ちできるように努力しましょう。職場に行く目的は友達を作るためではなく、仕事をするために行きます。優秀な仕事が出来るようになれば、まわりの人たちも尊敬の念を持ってあなたに接するように変わっていくものです。

『尊敬の念を抱く』の正しい敬語の使い方

上記のように尊敬の念を抱く意義をさまざまな角度から理解したうえで、その敬語を正しく使いましょう。 尊敬の念は人物に対して表現する言葉ですので、組織や団体などの企業に対しては使いません。また『尊敬の念を抱く』と引き合いに出されるのが『畏敬の念を抱く』ではないでしょうか。畏敬の念は尊敬の念よりも強烈な印象があります。そしてその対象は人物だけに留まらず組織や団代などの企業に対しても使います。

尊敬の念を抱くの例文

『尊敬しています』という気持ちを丁寧に表現した例文を以下に挙げてみます。感銘を受け、素直に敬う気持ちを表現した言葉を相手に伝えます。あまり過大評価やオーバーリアクションをしないよう、素直に伝えましょう。 ■ 昨年は先生の○○○を拝見し尊敬の念を抱きました。 ■ 先日は○○○を見事に完成させた○○さんに尊敬の念を抱きました。 ■ ビジネスのときにはプロ意識をもつ普段と違う○○さんに尊敬の念を抱きました。 ■ ○○さんの○○に対する強い姿勢にますます尊敬の念を抱きました。 ■ 本日は○○さんの○○に対する真摯な取り組みに尊敬の念を抱きました。 ■ ○○さんをはじめ、職員のみなさんの輝かしい活躍に深い感銘と尊敬の念を抱きました。

尊敬の念を覚えるの例文

『尊敬の念を覚える』も『尊敬の念を抱く』と同様に使いますが、『尊敬の念を抱く』はどちらかというと右脳の感性派の印象があります。対する『尊敬の念を覚える』は左脳の理性派という印象があります。どちらがどうという決まりはありませんが、『尊敬の念を抱く』と『尊敬の念を覚える』の違いで話し手の人間性がうかがえます。 ■ 本日の○○さんの○○に取り組む姿勢に尊敬の念を覚えました。 ■ 先週、○○○を引率した○○さんの対応の素晴らしさに尊敬の念を覚えました。 ■ ○○さんの制作した完成品を拝見し、制作者みなさまの意気込みに感銘を受けたとともに尊敬の念を覚えました。 ■ ○○さんの根気強い訪問に、忍耐力の強さと尊敬の念を覚えました。 ■ ○○さんの○○に対する強い姿勢にますます尊敬の念を覚えました。

尊敬の念に堪えないの例文

『尊敬の念に堪えない』とは、計り知れないほどの尊敬の気持ちが強く、その気持ちを抑えられないことを表現する言葉です。 使い方としては上記の例文と同様です。 ■ ○○さんをはじめ、職員のみなさんの輝かしいご活躍に深い感銘を受け、尊敬の念に堪えられません。 ■ ○○を見事に完成させた○○さんの努力とその姿勢の素晴らしさを感じ、尊敬の念に堪えられませんでした。 ■ 普段と違う○○さんの職人意識に感動し、尊敬の念に耐えられません。 ■ 本日は○○さんの○○に対する真摯な取り組みに驚くばかりか、尊敬の念に堪えられませんでした。 ■ 〇〇さんの〇〇に対する忍耐と努力の結果がこのような形で実を結び、その情熱を感じたとともに尊敬の念に堪えられませんでした。

「尊敬の念」を正しく使えるようになろう

単に『尊敬の念』といっても、哲学的においては含蓄な意義を持ちます。 尊敬の念とは、自分自身が成長する過程で必須といっても過言ではない程の持つべき心です。 そもそも尊敬する人がいなければ、自分自身の人格形成として、道徳的においても指針となる対象のない難破船のような状態になってしまいます。人間には成長欲がありますが、その欲の質を高めるために、尊敬の念を抱くような人との縁がありますよう祈っています。

地味な仕事の連続。全然スキルが付かない。

ビジネスマナーを身につけて先方や上司に気を使い、誰でもできる事務処理を「ハイ」と引き受ける毎日。雑用や地味な仕事の連続で、本当にやりたい仕事をやらせてもらえないビジネスマンは多いです。 「ほかにやりたい仕事がある」「幅広い経験・知識を積みたい」という気持ちは、特に多い転職のきっかけになっています。転職はタイミングや時期の影響でも、有利・不利が大きく別れるので、転職予定がなくても「転職を考えること」「転職を知っておくこと」は重要です。 ほかの人の転職のきっかけ、ベストな転職タイミングが気になるかたは、下記の記事も合わせて読んでみてください。 ■記事タイトル 20代の転職成功方法|転職理由3つ・新卒入社3年以内の転職割合・20代の強み

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