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医療事務資格の難易度・内容・時間・難易度・ニチイ医療事務とは?

マネジメント

医療事務資格といえば、様々な年代で支持される実用性のある民間資格です。特に女性が結婚をきっかけに働き方を変えたいと思った時、医療事務資格は就職の心強い味方となってくれます。医療事務資格のメリットや資格試験の内容、試験問題例などをご紹介します。

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医療事務資格を取得するメリット

医療事務資格は、主に病院での受付や、会計などをはじめとする医療現場での事務全般に関する民間資格です。病院やクリニックへ未経験からの就職を希望する場合、この医療事務資格を持っていることで有利になるでしょう。 大手通信講座会社「ユーキャン」でも、受講者数ランキングのトップはこの医療事務資格です。特に女性からは圧倒的な人気を誇っています。 その大きな理由が「働きやすさ」です。医療事務の資格を活かせる職場である、病院やクリニック、薬局等は日本全国どこにでも存在します。そのため、 ・自宅から短時間で通勤できる ・午前中だけ働くなど融通が利きやすい ・引っ越ししても次の仕事を見つけやすい という点が、結婚して出産、子育てに追われる主婦層の強い味方となっているのです。 また、病院という場所柄、景気に関係なく安定した需要が見込めるというのも重要なポイントといえるでしょう。これから先、いざという時のためになにか資格をとっておきたいと思った場合、「医療事務」はおすすめの資格です。

医療事務資格ってどう選ベばいいの?

「医療事務」は民間資格ですので、様々な団体が試験を実施しています。多くの試験において医科か歯科かを選択でき、また似たような資格として「調剤薬局事務」があります。歯科クリニック等で働くならば歯科の医療事務、調剤薬局で働くならば調剤薬局事務、それ以外の病院で働くならば医科の医療事務を選択して勉強していくのがいいでしょう。 医科か、歯科か、調剤かというカテゴリさえ間違わなければ、数あるうちのどの資格を取得しても就職のアピール材料としては役立ちます。しかし、内容的にはそれぞれの資格ごとに特徴がありますので、まずは資料請求等で自分の勉強したい内容に沿っているかどうかよく吟味してから受験しましょう。 また医科、歯科、調剤の3種類のうち、最も求人が幅広くあるのは医科の医療事務資格になります。

医療事務資格を取得する難易度

医療事務は民間資格であり、受験資格も多くの場合特に制限はありません。社会人にとっても取得しやすい部類の資格といっていいでしょう。通信講座各社では、医療事務講座の勉強期間は1~4ヶ月ほどとなっています。 医療事務の資格試験で重視されるのがレセプト(診療報酬明細書)作成です。病院では、健康保険が適用されるため医療費の1~3割については患者に負担してもらい、残りの7~9割については病院側が保険者に請求しなければなりません。そのための書類としてレセプトが必要になります。多くの病院ではコンピューターでの入力による自動計算で作成するのが一般的となっていますが、試験では手書きでレセプトを作成できるだけの知識を問われます。この計算ができるかどうかがポイントです。

医療事務の学費と勉強方法

医療事務の勉強方法としては、全国各地の教室への通学や通信講座が一般的です。独学でも比較的取得しやすい部類でしょう。 おすすめなのは通信講座です。というのも、実は通信講座の中には在宅受験が可能なものが存在します。受けられる試験は限られてしまいますが、特別に「この資格試験を受けたい!」という希望がないのであれば在宅受験が手軽でおすすめです。逆に「この試験を受けたい!」という明確な意志があるのであれば直接講師に疑問をぶつけることができるスクーリングの方がよいでしょう。 気になる学費ですが、医療事務の資格勉強において、受験料以外の教材費はだいたい3万円~10万円となっています。通信講座のみか、通信講座とスクーリングを併用するのか、医科だけを受験するのかなどでだいぶ学費が変わってきます。キャンペーンを利用すれば3万円を切る価格で受講できる場合もありますので、チェックしておくとよいでしょう。

医療事務資格の試験内容

一般的な医療事務の試験は、まず、医科か歯科かを選んだ上で、学科と実技の両方に合格する必要があります。例として「診療報酬請求事務能力認定試験」では学科試験が全20問。実技は外来及び入院でのレセプト作成が各1問ずつという構成になっています。 内容としては医療保険制度、医療用語や医学の基礎知識など広範囲からの出題のほか、診療点数早見表を使った問題など。医療事務の学科試験問題は基本的にマークシート式です。実技では実際に診療録を見てレセプトを作ります。

医療事務資格の試験問題例

では、実際に問題例を見てみましょう。以下に挙げるのは、最難関と言われる公益財団法人日本医療保険事務協会が実施している「診療報酬請求事務能力認定試験」向けの試験対策問題です。

次の文章のうち正しいものはどれですか。 (1)保険医は、患者の診療を行った場合には、遅滞なく診療録にその診療に関し必要な事項を記載しなければならない。 (2)保険医療機関は、健康保険の療養の給付に関し、都道府県知事又は市町村長の指導を受けなければならない。 (3)保険医は、処方せんの交付に関し、患者に対して特定の保険薬局において調剤を受けるべき旨の指示等を行ってはならない。 (4)初診からただちに入院した場合は、入院外レセプトは作成せず、入院レセプトにその診療内容を併せて記載する。 a(1)(2) b(2)(3) c(1)(3)(4) d(1)~(4)のすべて e(4)のみ 正解……c

このように、実際の試験では「次の説明のうち誤りをひとつ選びなさい」「正しい組み合わせをひとつ選びなさい」等の文章選択問題や、レセプトを見て誤りを見つける点検の問題などが出題されます。過去問が各社から多数出版されていますので、過去問を何度も繰り返して解くことが合格への近道となるでしょう。

医療事務資格の試験日程や試験時間

医療事務の試験は少なくて年2回、多いところでは毎月開催しており、全体としては非常に受けやすいのが特長といえます。土日祝日での試験が多いので社会人でも安心です。 試験時間は学科試験が1時間程度、レセプトに関する実技が1~3時間程度です。

医療事務の試験は決して難しい試験ではない

一般的に、医療事務の資格試験は複数の選択肢から選ぶマークシート式です。 そして医療事務では学科試験の際、なんとテキスト教材の持ち込みが許可されています。(実技試験で持ち込める場合もあります) 試験の際重視されるのが理解力とレセプトをきちんと作成できるかというような実技ですので、テキストや早見表を見ながら確実に正解を導きだしていくことこそが合格のポイントとなります。 民間資格ということもあってか試験はそれほど難しいわけではありません。合格率はだいたい6割~7割。最難関といわれる「診療報酬請求事務能力認定試験」でも合格率は3割~4割ですので、たとえ数ヶ月でもしっかり勉強していれば十分合格を狙える範囲です。

医療事務で知名度の高い2つの資格試験とは

数ある医療事務試験の中から、特に就職に有利な2つの資格試験をご紹介します。

診療報酬請求事務能力認定試験

「診療報酬請求事務能力認定試験」は、「公益財団法人日本医療保険事務協会」が実施している医科の医療事務資格で最も難易度が高いと言われている試験です。 3割~4割ほどといわれる合格率もあり、医療事務未経験者のアピール材料としては頭ひとつ抜けている国家認定資格となっています。この資格を持っていれば、未経験から就職活動をはじめる場合、他の応募者に差をつけることができるでしょう。

医療事務技能審査試験

「医療事務技能審査試験」は、「一般財団法人日本医療教育財団」の行う最大規模と言われる医療事務資格試験です。合格すれば「メディカルクラーク」の称号を得られます。 かつては1級、2級が存在し受験資格に実務経験等が必要でしたが、現在では撤廃され誰でも同じ試験を受験することができるようになりました。 昭和49年より40年以上も続く歴史ある資格試験です。知名度がありながら合格率も7割程度と高めですので、「診療報酬請求事務能力認定試験」を受験する前にまずこの「医療事務技能審査試験」を受験し、メディカルクラークの資格をとっておくのもひとつの手です。 医療事務の講座として名高い「ニチイの医療事務講座」は、この「医療事務技能審査試験」への合格を目指した講座内容となっています。

医療事務における給与や求人はどうなってるの?

医療事務資格を持っていることでの給与や求人についてもご紹介しておきます。

医療事務の給与

事務ですので、残念ながら給与額としてはそれほど高くはないのが一般的です。地方か都市部か、個人経営の病院か総合病院かなどの条件の違いにより、その待遇には差があります。 手取りにして月に12万円~、都市部の大きな病院で20万円台といったところでしょう。しかし、経験を積み長く勤務することで給与も上がっていく傾向にあります。

医療事務の求人

病院やクリニック等をはじめとして医療事務は全国様々な現場で求人があります。また、忘れがちなのが健康保険組合や保険会社といったところでの需要です。レセプト確認のために資格保持者を歓迎している場合があります。 少しでも医療に関わる分野では医療事務の資格は有利に働きますので、運悪く病院での求人がなかった場合は病院以外の求人にも目を向けてみるとよいでしょう。

医療事務をとって手に職をつけよう

医療事務資格は一度とってしまえば生涯有効です。結婚後に扶養内で働きたい女性にとっては手頃な資格でもあります。いざというときの保険として、持っていて決して損はない資格といえるでしょう。

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