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インテリアコーディネーターの資格難易度と合格率・必要な勉強時間

マネジメント

インテリアコーディネーターの資格は以前ほどは注目を浴びなくなりましたが、女性には特に人気の資格です。資格の取得方法、その難易度や勉強方法、インテリアコーディネーターと他の宅建・インテリアプランナーの資格の違いや難易度の比較、また今後の注目度をまとめました。

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「インテリアコーディネーター」ってどんな資格?

住宅メーカー、施工業者などがそれぞれの分野で個々に住宅に関する提案を行ってきたものを、家全体をコーディネートして提案を行うのが「インテリアコーディネータ―」の仕事です。 「インテリアコーディネーター」の資格は必ずなければならないというわけではありません。しかし、社団法人インテリア産業協会が主催する「インテリアコーディネーター」の資格試験は人気です。 例えばインテリアの知識のために、インテリアを計画する計画性、色彩や造形、安全性などについて学びます。 また、住宅家具、造作部品、システム・ユニット製品、窓やカーペット、インテリアオーナメントに至るまでの様々な基礎知識を学習します。 さらに建築の構造・構法、インテリア(床・壁・天井)の構法、造作と造作材、機能材料と工法、建具、仕上げ材と仕上げ等に関する基礎知識、環境と設備についても学びます。 この資格のための勉強をすることで就職や転職、仕事をしていく上で何かと有利で信頼性が高まります。

一次試験の難易度が高い「インテリアコーディネーター」の資格

さてそこで試験の難易度はと言うと、インテリアコーディネーターの資格試験は、一次試験と二次試験に分かれています。一次試験は160分の学科試験、二次試験は180分の論文とプレゼンテーション試験です。 難易度としては、一次試験はマークシートによる学力試験なのですが、広範囲にわたる為くまなく勉強する必要があり、一次試験の難易度は高いと言われています。内容的には9分野もあり様々な分野を勉強する必要があります。 また、一次試験に合格し、二次試験に不合格の場合も3年間は一次試験が免除になる制度があり、一次試験に合格した場合は3年間で試験を合格すれば良くなっています。

合格率は20%程度で一次試験の合格率が低い傾向に

合格率から言うと、平成26年度で一次試験合格率が29.7%、二次試験が63.2%となっています。一次試験、二次試験を合わせた合格率は24.5%です。 マークシート試験とは言え、一次試験の合格率は数字的にも低く高い難易度となっています。二次試験を受験する人のうち一次試験免除者が三分の一を占めていますので、一年以上をかけて受験をしている人が多くいることがわかります。

受験している人には30代女性が多い

どんな受験対象者が多いのかと言うと、女性が四分の三を占めています。「インテリア」というイメージからそうなるのでしょうか。最も多いのは30代の女性です。

受験した人の職種は施工業者が最多

受験した人の職種から言うと、平成27年度には、 ・施工(新築、リフォーム、内装関連)738人 ・デザイン、設計 298人 ・その他 285人 ・主婦 174人 ・大学院・大学・短大生 102人 ・家具 82人 ・専門校生 67人 ・店舗(百貨店、量販店、ホームセンター) 66人 ・無職 61人 ・住設機器類(厨房・バス関連、空調、家電品等) 57人 などが多くの数を占めます。

意外と多い主婦の受験者

施工を実際にしている人が多いのですが、主婦174人と言うのも割合としては多いのではないでしょうか。インテリアに対する主婦の方の興味が高いのもうかがえます。 ただ最近は以前の「インテリアコーディネーター」資格受験者数に比べると多少減少傾向となっています。

試験のための必要勉強時間は200時間程度

「インテリアコーディネーター」の試験勉強をするためには200時間、2か月程度は時間が必要とされています。幅広い範囲の内容となりますので計画をしっかり立てた上での勉強が必須です。

一次試験の9分野は多岐にわたり難易度が高い内容

具体的に一次試験の9分野の詳細をご紹介しますと下記のような内容になります。幅広い知識が必要という事が一次試験の難易度を高めています。

1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること インテリアコーディネーター誕生の背景、住まいへの意識の変化や住宅・インテリア産業の発展の歴史について 2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること インテリアコーディネーターとしての役割、仕事、必要な実務内容や手順などについての基礎知識 3. インテリアの歴史に関すること 古代から現代に至る日本及び西洋のインテリアの長い歴史に関する基礎知識 4. インテリアコーディネーションの計画に関すること 生活像、規模計画、寸法計画、人間工学、造形原理、色彩計画、安全計画、性能計画、維持管理や生活場面の構成手法、リフォームの計画ができる基礎知識 5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること 住宅家具、造作部品、システム・ユニット製品、窓やカーペット、インテリアオーナメントやエクステリアエレメントなどの基礎知識 6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること 建築の構造・構法についての知識、インテリアの構法、造作と造作材、機能材料と工法、建具、仕上げ材と仕上げ等に関する基礎知識 7. 環境と設備に関すること 室内環境(熱、湿気、換気・通風、音、光)、住宅設備(給排水、換気・空調、自然エネルギー、電気、照明、水廻り設備機器)に関する基礎知識 8. インテリアコーディネーションの表現に関すること 建築等設計図書、二次元・三次元表現技法、CAD表現・レンダリング、プレゼンテーションの基礎知識 9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること インテリアに関連する建築・住宅、省エネ・環境・リサイクル、高齢者・障害者配慮、品質・安全性等分野の法規制・規格・制度・表示についての知識

二次試験は論文とプレゼンテーション

二次試験の内容は論文とプレゼンテーションで、プレゼンテーションでは、図面などで表現する必要があります。 製図の技術も必要となりますので経験がない人は、難易度が高くなる内容です。通信講座などで専門的に習った方がおすすめです。

特に二次試験対策は通信講座で

一次試験は、9分野の勉強をしますので難易度の高い一次試験のために厚いテキストを買われることをおすすめします。 独学で何とか勉強することもできますが、細かく知識を積み重ねていかなければなりませんので、挫折しないために通信講座を受けるのも効率的な手です。 二次試験は、製図などの実践の力を養うために経験がない方には通信講座がおすすめです。

「インテリアコーディネーター」の資格は実践に活かせるように

例え難易度の高い資格を取ったからと言って、すぐ即戦力として通用するとはあまり言えない資格ですので、経験を積むことが大事です。 これまで住宅関連の会社で経験を積んだ方は大丈夫ですが、そうでない方は経験を積める場所を就職の場に選びましょう。既にインテリアコーディネーターの先輩がいるような所で働くのがおすすめです。 先輩に習いながら経験を積んで勉強していきます。大手企業が無理なら工務店でもいいので教えてもらいながら経験が積める職場を探してみます。 内装関連会社や設計事務所、インテリアショップなどで働く人が多くいます。

他の資格「インテリアプランナー」の資格難易度は?

「インテリアコーディネータ―」に似た資格に公益財団法人建築技術教育普及センターが行う「インテリアプランナー」の資格試験があります。 デザインの観点から、企画、設計、工事監理をトータルプランニングするプランナーの資格です。 「インテリアコーディネーター」よりもどちらかというと建築士よりの仕事です。「インテリアプランナー」は建築全般で、「インテリアコーディネーター」は建築の一部のインテリア空間について担当します。 「インテリアプランナー」は建物の設計もしますので、「建築士」の資格も取得することがおすすめです。難易度の面からも比較すると、1500時間ほどの勉強時間、1年半程度の勉強が必要となる難易度が高い資格です。合格者の8割が男性となっています。

今人気の「宅建」の資格難易度は?

「宅建」は「宅地建物取引主任者」で 不動産取引のための資格で独立も可能なため人気の資格となっていますが、勉強時間350時間程、3~6ヶ月の勉強期間が必要で合格率は15%前後と難しい試験と言われています。 試験は50問の4肢択一のマークシート形式の問題です。法律も勉強しなければいけませんので「インテリアコーディネーター」よりは難易度が高い資格となります。 将来独立したいなどと考える人は難易度を克服してでも目指したいまさに人気の資格です。

「インテリアコーディネーター」が活躍のリフォームの機会も拡大

「インテリアコーディネーター」の資格についてまとめると、必ずないといけないという資格ではありませんが、資格を取る勉強をすることで、インテリアについての基礎知識、建築構造や工法についてなどを学ぶことができる有意義なものです。 また、環境に配慮することや高齢者などのためのリフォームなど、様々な知識を得ることができます。 インテリアを学ぶために多方面の内容を学ぶことになる資格ですので、これからリフォームなどもますます盛んになり、「インテリアコーディネーター」の活躍の場もさらに広がるのではないでしょうか。

資格を取得する前に転職活動をしよう

転職を有利に進めるため、異業種への転職のために資格を取得する方が多いですが、資格を取得してから転職活動をしようと考えてはいないでしょうか。 ・取得した資格が希望の職場や職種で有利に働かなかった ・転職の場合は資格以外にも必要なスキルや経験があった ・取得した資格以外にも実は取得したほうがいい資格があった 転職活動を始めてから気づいて後悔することもしばしば。事前に防げる後悔をする前に、転職エージェントへ「転職のために必要な資格は何か」を相談することをおすすめします。 中でも「DODA(デューダ)エージェント」は、国内最大級の転職支援数があるため、企業が求めている資格やスキルを正確に教えてくれますよ。無料で相談できます。

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