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要約のコツと書き方|社説/新聞記事/英語論文/本・試験問題

更新日:2024年02月24日

自己啓発

要約は、難しいと端から倦厭されがちです。しかし、いくつかのステップを踏み、しっかりとコツを抑えれば、実は簡単にできるようになります。要約ができれば、人前で話をする時にも自分の考えを端的に伝えられるようになるので、コツを押さえて苦手意識を無くしましょう。

要約のコツと書き方

要約とは、文章の要点を短くまとめて示すことです。要約で大切なコツは、文章のポイントを簡潔に示すことです。そのためには、元々の文章の順序を入れ替えたり、表現を自分の言葉に変えていかなければいけません。

要約を簡単にする方法はないの?

もとになる文章から、すぐに要約を作ろうとするのは果てしない作業に思えますが、いくつかのステップを踏むコツさえわかれば、簡単に要約をすることができます。

1.文章を段落に分ける

文章は、改行と1文字下げることで表示される、いわゆる「形式段落」がいくつか集まって構成されています。そして、文章を内容のまとまりによって分けた時の1つ1つのまとまりを「意味段落」と言います。要約の際に見つけ出すべきは、後者の意味段落です。その文章が何部構成なのかがわかれば、要点も見つけ出しやすくなります。

2.各段落の中心文を見つける

次に、各段落の中でその段落の内容を、よく表している部分を見つけます。この中心文は、主に主張や意見、考えの部分です。段落を分解すると、中心文とその説明や理由で構成されています。

3.自分の言葉でまとめる

要約をする際の難関は、与えられた文章から見つけ出した要点を、いかにうまく自分の言葉としてまとめていくかです。ここで注意すべきなのは、あくまでも自分の言葉で「まとめる」だけであり、自分の意見を述べるわけではないというところです。

接続詞を使って確認

仮に要約ができ上がっても、自分の作った文章が、本当にその文章の要約になっているのかがわからないでしょう。国語ができる人に見てもらうのが一番ですが、そうも簡単にいかないものです。 そこで、まずでき上がった要約を複数に分解し、「例えば」または「なぜなら」という接続詞をつけて、元の文章を説明する文章になるかどうかを判断基準にしてください。 他にも、「つまり」や「しかし」と言った接続詞がありますが、要約の後ろに「つまり」がくっつくと、その要約がもっと端的に言い換えることができます。また、「しかし」でつながってしまえば、その要約は中心部分を突いていないということになります。

対象別の要約練習のコツ

社説・新聞記事・天声人語

まず手始めに、社説や新聞記事の要約から入り、コツを掴むことをおすすめします。社説とは、新聞や雑誌の意見や主張のことで、ある話題に対して誰に・何を・どんな視点からという一貫した文章になっています。 そして、社説で要約の練習をすれば、文脈がわかるようになり、記事のポイントがわかり時事問題に強くなるだけでなく、適度な文章量なので、読解力や表現力を身につけることができます。 1日1記事で良いので、書いた人の主旨、すなわち伝えたいことを読み取って、200文字以内の要約を作ることを続ければ、自然とコツを掴むことができるでしょう。

英語論文・レポート

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初回公開日:2018年01月26日

記載されている内容は2018年01月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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