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ブレーンの意味や使い方|仕事/テレビ・ブレーンストーミングの意味

社会人常識

ブレーンという言葉を耳にするものの、意味をしっかりと把握していない人もいるでしょう。また、ビジネスでのブレーンストーミングがどんなものか、理解できていない人も少ないでしょう。個々では、ブレーンの意味や使い方、ブレーンストーミングの意味やルールなどを紹介します。

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「ブレーン」の意味はなに?

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「ブレーン」は「ブレイン」ともいわれ、英語の“Brain”に由来しています。 日本語でも英語と同じ意味で使われ、“脳、脳髄、食べ物としての脳”や“知性の中心としての頭脳、知力”のことだけでなく、“頭のいい人、秀才、知的指導者、頭脳部”などの意味もあります。 日常生活でもビジネスシーンでも、「ブレーン」のもっとも使われる意味は、今では“頭のいい人、秀才、知的指導者、頭脳部”の意味で使うことが多いでしょう。

特に政治関連聞く「ブレーン」の言葉の発祥とは?

ニュースや新聞などのマスコミで使われる「ブレーン」の意味は、政治家に対して、各専門分野について助言する学識経験者やその有識者たちがグループになって構成している顧問団指しています。 この「ブレーン」は、アメリカ合衆国第32代大統領フランクリン・ルーズベルトが1930年代に行った“ニューディール政策”を行ったときの顧問団に由来した意味です。ニューディール政策は、世界恐慌を克服するための経済政策で、ルーズベルト大統領が就任翌日から手掛けた政策でした。 その内容は、公共事業の活性化から大規模雇用、労働者の権利拡大など、広い範囲で政府が介入する政策でした。その際に、金融界の大物であったバーナード・マネス・バルークなどをはじめとする顧問団を組織し、その顧問団を「ブレーントラスト」と名づけました。ここから、現在の「ブレーン」の意味がきています。

ブレーンの使い方

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「ブレーン」は政治の世界ほどではないですが、日常でも「ブレーン」は使われる言葉です。それぞれの状況で「ブレーン」は、どのように使われるか、意味に違いがあるのでしょうか?いくつかの例をご紹介します。

仕事・ビジネスシーンでの「ブレーン」

国の大統領が顧問団を必要としたように、ビジネスでは経営全般を担う社長でも、プロジェクトの責任を負うプロジェクトマネージャーメントでも、リーダーシップを発揮するためには、信頼できる「ブレーン」が必要な場合もあります。 社長やマネージャーは、全体を見ることが主な仕事になります。自分ですべてこなすことよりも、それぞれの専門分野において優秀な人材を登用して、いいところばかりをまとめる能力こそが、リーダーシップでしょう。 その際の優秀な人材が、「ブレーン」にあたります。政治の世界で使われる「ブレーン」と、ほとんど同じ意味になります。

テレビ業界での「ブレーン」とは?

テレビ局のテレビ番組は、そのすべてをテレビ局で制作しているわけではありません。テレビ業界では分業制が進んでおり、テレビ局にとっての「ブレーン」といえば、優秀なテレビ番組制作会社、または番組の中の企画などを提案する「放送作家」や「構成作家」になるでしょう。 政治の世界のブレーンの意味よりも、テレビ業界では分業しており、それぞれが独立したイメージの強いブレーンになるでしょう。

将棋の世界での「ブレーン」

江戸時代には、徳川幕府に「将棋所」がありました。その時に「家元三家」と言われる、大橋本家、大橋分家、伊藤家という3つの家元がありました。家元それぞれが一番強い人を立て、一門として競い合うことがあったそうです。その中心になった人物は、まさに「ブレーン」ということになります。

将棋のブレーンといえばAI?

今では、「将棋のブレーン」といえば“AI”をイメージする人も少なくないでしょう。将棋は、マインドスポーツのひとつです。マインドスポーツとは、高い思考能力が必要な種類のゲームを指し、一種のスポーツと捉えられています。ですから、頭脳スポーツとも言われます。 マインドスポーツの中でも、将棋は偶然の要素が入らないものとされるので、AI開発で盛んに用いられています。対AIで将棋を指す棋士は注目度も高く、最近では数人の棋士が「ブレーン」としてサポートすることも少なくありません。

仲間内にも「ブレーン」がいませんか?

仲間で旅行や飲み会の計画をする時に、圧倒的な情報力と企画力を発揮する仲間はいませんか?そんな人は、まさに仲間の「ブレーン」と呼べるでしょう。 数人の好みや状況に合わせて計画を考えられるのは、情報力がなくてはできません。また、仲間全員が楽しめるような配慮などを内容に落とし込めるのは、企画力があるからこそでしょう。

ブレーンストーミングの意味とルールとは?

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ビジネスシーンでよく耳にする「ブレーン」を使った言葉に、「ブレーンストーミング」または略した「ブレスト」という言葉があります。これは、英語の“brainstorming”からきています。ブレーンストーミングは、米国の広告業界で有名な A・F・オズボーン(Alexander F. Osborn)が提唱した集団的思考の方法のひとつです。 “brainstoming”は今ではひとつの言葉ですが、提唱された当初は“brain”(頭脳)と”storm”(嵐)という言葉からの造語でした。 ビジネスシーンでのブレーンストーミングの意味は、企業で少人数で1時間ほどの間に、フルに創造的なイマジネーションを働かせる会議のことで、特定の問題についてのアイデアを出し合うためにすることとされています。

ブレーンストーミングの基本の4つのルール

ブレーンストーミングは、とにかく大量のアイデアを出でる環境を整えることが重要です。それには、以下の4つの基本のルールがあります。

批判しない

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たとえば、出てきたアイデアの実行には、かなりのコストがかかるのが明らかだとしましょう。 そんな時「コストがかかる」という“批判”をするのではなく、「どうしたら、そのコストをねん出できるか」と視点を変えて考えるようにしましょう。 批判が出ると、新しい創造的なアイデアが出にくくなってしまいます。批判しないのは、ブレーンストーミングのもっとも大切なルールです。また、別の視点からアイデアを見ることで、違う視点が広がることも考えられます。

自由奔放

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なんでも受け入れる雰囲気を作ることが大切です。奇抜なアイデアや創造的なアイデアは、発言した時には笑われてしまうようなものかも知れません。 しかし、ブレーンストーミングでは質よりも、まずは量を重視します。誰もが自由に発言できるのが、ブレーンストーミングの醍醐味とおこなう意味です。

質より量

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先にも述べましたが、ブレーンストーミングでは量が大切です。質にこだわると、当然量が減ってしまいます。 量にこだわってアイデアを出し続けることで、創造的なものなど、最終的には質に繋がっていく可能性がどんどん広がります。

便乗する

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他の人のアイデアの一部をちょっと変えたアイデアを出すのも、ブレーンストーミングでは大切です。さまざまの人の視点が加わることで、自然とアイデアの質が高まっていくはずです。 他のアイデアを連想したり、結合したりして量産する、連想ゲームのように進めていくと、量を確保しつつ、質も高まっていくことでしょう。

ブレーンストーミングとの意味の違いは?

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ビジネスシーンでは、ブレーンストーミングと似た言葉がいくつかあります。それらの言葉とブレーンストーミングの意味の違いを確認しましょう。

ディスカッションとは違う?

ディスカッションは、“討論、討議、議論”などの意味があります。ある問題について、互いに意見を言い合うという意味では、ブレーンストーミングと変わりありません。 しかし、ブレーンストーミングのルールには「批判をしない」という基本がありますが、ディスカッションは異なるふたつの意見を対立しながらぶつけ合うの意味があります。 最終的には、どちらにするか勝敗を決めるのがディスカッションで、そこがブレーンストーミングとの大きな違いです。

ディベートとも意味が違う?

ディベートは、特定のテーマについて、賛成・反対または肯定・否定などの二組に分かれて行う討論のことを意味する言葉です。 ディベートの目的は、自分の意志とは関係なく、賛成グループに入っても、反対グループに入っても意見を言えるようになる、発想力を鍛えるためのものです。 発想力を使うという点では、ディベートもブレーンストーミングも意味は同じですが、ディベートは結論を出さなくてはいけないのが、ブレーンストーミングとの違いです。

マインドマップは同じ?

マインドマップは、自分の考えを整理したい時やひとつのアイデアを広げていく時など、使う場面が特定されていません。 また、どちらも複数人で使えるというところでは同じですが、マインドマップはアイデアのキーワードを広げていく手法なのに対し、ブレーンストーミングはアイデア自体を結合させて広げていく手法です。

ブレーンとブレーンストーミングでアイデアを広げていける!

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今更聞けないブレーンの意味を把握すると、ニュースや新聞の内容がより理解しやすくなるし、日常の会話での意味の理解や自分自身の語彙も広がるでしょう。 ビジネスでは、ブレーンストーミング(ブレスト)は、チームの創造性をアップさせるのに使える方法です。より有効に活用するためには、事前に基本の4つのルールを全体で確認することが大切です。 チームのブレーンはそれぞれ専門性の高い知識があるので、そのような人のグループのブレーンストーミングでは、創造性の高いアイデアが生まれるでしょう。

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