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「引導を渡す」の意味とは?読み方・使い方や例文もあわせて紹介

更新日:2024年01月14日

言葉の意味・例文

「引導を渡す」という言葉の意味や使い方を、正しく理解しているでしょうか。この記事では、「引導を渡す」という言葉の意味や使い方を例文もあわせて紹介します。この記事を読むことで、「引導を渡す」という言葉の意味がわかり、どんな場面でも適切に使えるようになるでしょう。

「引導を渡す」という言葉があります。 「あの選手は最近活躍していないので、そのうち引導を渡されるだろう」 「明日から仕事に来なくていいよと社長に言われ、引導を渡されてしまった」 というように使われる言葉です。 この「引導を渡す」という言葉の意味や使い方を、正しく理解していない方は多いのではないでしょうか。 本記事では、「引導を渡す」という言葉の意味や使い方を、例文もあわせて紹介します。 この記事を読むことで、「引導を渡す」という言葉の意味が把握でき、様々な場面で使いこなせるようになるでしょう。 「引導を渡す」という言葉の意味がわからずお困りの方や、様々な場面で用いられる「引導を渡す」の意味を知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

「引導を渡す」の意味・読み方

「引導を渡す」の意味・読み方

「引導を渡す」は、「いんどうをわたす」と読み、あきらめるように最終的な宣告をするという意味です。 本来は仏教の用語ですが、ビジネスシーンなど様々な場面でも使われている言葉です。

「引導を渡す」の由来・語源

「引導」とは、仏教用語です。 お葬式の最後に行う儀式のことを「引導」といい、僧侶が棺の前で故人に法語を授ける行為のことを指します。法語を授けることで、故人へ最後の別れを告げるのです。 そこから転じて、「引導を渡す」という言葉は、「あきらめるように最終宣告する」という意味でも使われるようになりました。

「印籠を渡す」ではない

「引導を渡す」を、「印籠(いんろう)を渡す」だと思っている人がいるかもしれません。「引導」と「印籠」の音が似ているため、勘違いしてしまう人もいるでしょう。 「印籠」は薬などを携帯する小さい容器のことで、「引導」とは違います。間違えないようにしましょう。

「引導を渡す」の使い方・例文

「引導を渡す」という言葉は、どのように使うのでしょう。ここでは「引導を渡す」の使い方を例文を用いて解説します。

仏教用語として使われる場合

仏教用語として「引導を渡す」という言葉を使う場合、故人に別れを告げる儀式のことを意味します。お葬式の最後に行う儀式のことです。 「祖母の葬儀で、僧侶に引導を渡してもらった」というように使います。

ビジネスシーンで使われる場合

ビジネスシーンで「引導を渡す」という言葉を使う場合、対象者をクビにすることや退職を促すことを意味します。仕事を辞めてもらうために、最終宣告するということです。 「遅刻続きで勤務態度も悪かった彼は、とうとう上司から引導を渡された」というように使います。

スポーツにおいて使われる場合

スポーツにおいて「引導を渡す」という言葉を使う場合、その競技からの引退を宣告することを意味します。 選手自らが引退を決意するのではなく、他人から宣告されるということがポイントです。 「今シーズン成績不振だったあの選手は、シーズンオフに監督から引導を渡されてしまった」というように使います。

恋愛において使われる場合

「引導を渡す」は、恋愛においても使われます。恋愛において「引導を渡す」という言葉を使う場合、付き合っている相手へ別れを切り出すことを意味します。 「前に付き合っていた彼にはすでに引導を渡し、今は別の彼と付き合っている」というように使います。

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初回公開日:2017年11月15日

記載されている内容は2017年11月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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