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「なんだけど」の意味と使い方・方言なのか・敬語表現

社会人常識

会話の中で何気なく使っている「なんだけど」は使い方によって意味が変わってきます。地域によっても「なんだけど」はいい方が変わるため、耳にすると印象が変わっておもしろいです。皆さんも日本語特有の表現ともいえる「なんだけど」について改めて向き合ってみませんか。

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「なんだけど」の意味と使い方

友人や知人と会話をしているとき「自分でいうのもなんだけど」といったように「なんだけど」という言葉を聞いたり使ったりすることがあります。普段何気なく使っている言葉ではありますが、改めて考えると不思議な言葉です。 現在では手書きで文章を書くことが少なくなり、携帯やパソコンで「なんだけど」と入力すると「何だけど」のほかにも「難だけど」などもでてきます。どちらも前後の言葉をつないだり相手が言わんとすることを考えるとどちらも当てはまってしまうこともあり、中には悩む方もいます。 ですが、ここでは基本の「何だけど」を「なんだけど」として使用することを前提に話しを進めていきます。

なんだけど

「なんだけど」を漢字で表記すると「何だけど」となります。「何」は「なに」と読みますが、「なん」とも読みます。会話の中で「なんだけど」と出てきた場合は、自分のことはまず棚に上げておいて何か意見を述べる場面でもよく使用されます。 「何」を広辞苑では「物事をどんなものだとははっきり定めずに指し、また名がわからない物事を指すのに用いる語」とあり「改めて言うのも~だが」という例文も記載されています。 こういった点からも「なんだけど」はあいまいな表現をする場合に使用されることが多く、日本語の特徴といえます。

なんだけどね

「なんだけど」は会話や文章の間に挟まれることが多いですが「なんだけどね」は会話や話し言葉の最後に使われることが多い言葉です。例えば「いたずらしたのは私なんだけどね」といった肯定の場面や「あの人はいい人なんだけどね」のような相手をやんわりと否定する場面でよく見聞きします。 「なん」の後に「だけどね」を付けることで、表面上に見えていることではなく、見えない「何か」を表現する場面で使うこともあり、例えば「元気なんだけど」と相手が話した場合は「寝込むような病気ではないけれどなんとなく具合が悪い」ということが伝わることがあります。

なんだけどさ

「なんだけどさ」もよく会話で使われる言葉です。例えば「明日の予定なんだけどさ、○○でいいんだよね」といった場合は「明日の確認をもう一度行いたい」といったように確認をする場面で使用します。一方「自由行動って言っておいてなんだけどさ」という使い方の場合もあり、この場合の「なんだけどさ」は、前言を撤回する使い方に変わります。 同じ「なんだけどさ」でも前後にくる言葉で意味が変わってくるため、気を付けて使わないと相手に誤解されていまう恐れがあります。

方言で「なんだけど」は?

「なんだけど」は、地方によって言い方が変わります。言葉は使い方でニュアンスが変わるため、同じ「なんだけど」でも方言によって相手への伝わり方が変わります。

「なんだけど」を大阪では

方言はその土地に生まれ育った人が使っている言葉なので、他の地域の人にとってはどう使うのかがわかりにくいことがあります。「なんだけど」に対しても、大阪弁で使う場合「なんやけど」もしくは「やねんけど」と二つの言い方になります。 ただし、大阪弁の場合「なんや」と「やねん」で受ける意味合いが微妙に変わり、例えば相手に気持ちを伝える場面で 「あなたが好きなんや」 「あなたが好きやねん」 と告白されたらどちらに気持ちの強さを感じるかと問われた場合「好きやねん」の方により気持ちの強さが感じられます。

「なんだけど」を福岡県では

福岡弁は、女の子が使うとかわいいといわれるため人気があります。特に疑問形の「~と」は会話の中に取り入れやすく、普段の会話の中でさりげなく使う女子もいます。 「なんだけど」は福岡弁にすると「ちゃけど」もしくは「ばってん」になります。ですが「ちゃけど」は順接としても使われ、標準語の「だから」にあたるため、 「おいしいりんごをもらったっちゃけど、一緒に食べる」のように順接として使います。「なんだけど」のように逆順接として使う場合は、 「この前は悪くいったっちゃけど、本当は違うけん」のように「ちゃけど」は場面によって使い方が変わります。

「~なんだけど」に該当する博多弁です。 ここで、あれ「~ちゃけど」は順接じゃないの?と思った方もいると思います。この辺が方言の難しいところになるんでしょうか。 「~ちゃけど」は逆接の意味でも使えるんです!

なんだけどに含まれる「けど」や「だけど」が口癖の人の心理

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「けど」が口癖の人

会話の最後に「けど」をつける癖がある人の心理は、自分に自信がなく、会話もあまり得意ではないことを現わしています。口癖なので仕方がないといえばそれまでですが、相手をイラつかせてしまうこともあるため、意識して「けど」と使うことを控えてはっきりとしゃべるように心がけると徐々に改善される可能性があります。 相手との距離を無意識に取ろうと「けど」を語尾につける癖がある人もいます。また、主導権を握られることに不快を感じて「けど」を使う人もいます。例えば予定が空いているにも関わらず「その日なら遊べるけど」のように、自分の領域に踏み込まれないよう「けど」を使うことで無意識に自分の意志を示しています。

「だけど」が口癖の人

「 だけど」を会話の中で頻繁に使用する人の心理は、相手が自分よりも優れているのかや偉いのかなどを決めようしています。そのため、相手の話しや意見を素直に聞くことはなく、理解してくれたり納得してくれたりすることもほとんどありません。もし「だから」が口癖の人が周りにいたり一緒に働いたりする立場にいるのであれば、相手の性格をそっくり受け入れるもしくは、ある程度距離を取って付き合うようにしましょう。 自分が「だから」をいう癖があることが自覚できているなら、なるべく使わないように心がけ、相手の話しを最後までキチンと聞く癖をつけるようにしましょう。

「なんだけど」の敬語

「なんだけど」を漢字で表記した場合「何だけど」となることは先にも書きましたが、「なん」は「なに」から発生しているため、「なに」に変えればいいのかといえばそうではありません。また「けど」は「けれども」「けれど」「けども」「けど」の順に丁寧さが低くなります。 上記を踏まえた上で「なんだけれど」を敬語の中で使用する場合「なん」を「なに」、「けど」を「けれども」に変えると「なにだけれども」となりますが、実際に声に出してみると敬語とはとてもいえません。 敬語の中で使用するなら「なに」ではなく「なの」に変え「だ」は「です」に変えて「なのですけれども」にすると敬語として使用することができます。

「なんだけど」の類語

「なんだけど」は、他の言葉で「なのだか」「であるが」のほかに「という次第だが」に置き換えることができます。会話の中で「という次第だが」はあまり使われませんが、前の二つはアニメのセリフなどでも使われることがあります。 「なんだけど」の前に「こう言っては」が付くと、言葉にすることを遠慮する場面が想像できるため「言いにくいことをいうが」や「こんなこと言いたくないが」といった類語が考えられます。 さらに「自分でいうのもなんだけど」は自画自賛の意味があるため「我ながら」「さすが私って」などの類語が考えられます。

「なんだけど」は否定にも肯定にもなる言葉

「なんだけど」を使う場面を考えると、自分をアピールするときに使ったり違う一面を表したりする、ある意味「肯定」のために使うときもあれば、相手を否定するときにも使うことがある言葉です。 そもそも「だけど」が何かを否定するときに使う言葉のため、どちらかといえば「なんだけど」も否定のときに使う場面の方がしっくりくることもありますが、うまく使いこなせば相手に不快な印象を与えずに使うことができる不思議な言葉でもあります。 日本語は曖昧な表現をする言葉が多く、あまり考えずに使ってしまうことが多いですが、曖昧な表現でも使い方を間違えれば取り返しがつかなくなります。そうならないためにもこれを機会に改めて日本語に向き合ってみませんか。

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