IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「ご連絡いたします」の意味と使い方・敬語・例文・ビジネス

社会人常識

社会人の基本とも言える「連絡」ですが、目上の人に連絡を入れる場合、「ご連絡いたします」という言い回しは正しいものなのでしょうか?このページでは、「ご連絡いたします」という言い回しをテーマにして、意味や言葉の成り立ち、敬語としての使い方などをご紹介しています。

更新日時:

社会人なら覚えておきたい!「ご連絡いたします」の意味・使い方

トピック1020650/要素2313823

社会人になると、さまざまな人と連絡ややり取りをすることになります。上司や先輩、同僚などと仕事の進捗などについて連絡を取ることもありますし、取引先の相手と連絡を取って交渉や契約を行うこともあるでしょう。連絡をしたり受けたりすることは、多くの社会人が日々こなしていることだと言えそうです。 そんな「連絡」ですが、相手に連絡をすることを約束したり、宣言したりするケースも少なくありません。そのような場合、連絡をすることについて、どのように表現するべきか、頭を悩ませる方もいらっしゃるでしょう。社会人であれば、敬語で話すことが必須と言われていますが、連絡を入れることをどのような敬語で表現すれば良いのか、迷う方は少なくないと予想できます。 連絡を相手へ入れることを告げる表現の1つとして、「ご連絡いたします」という表現がありますが、敬語として正しいものなのか、またどのように使用すれば良いのか、気になるところです。そこで今回は、「ご連絡いたします」というフレーズをテーマにして、意味や使い方、敬語表現などをご紹介していきます。

「ご連絡いたします」の基本的な意味・使い方

トピック1020650/要素2315138

ビジネスシーンでは、比較的頻繁に使用する「ご連絡いたします」という言い回しですが、そもそも意味や言葉の成り立ちはどのようになっているのか、気になるところです。 そこでまず始めに、「ご連絡いたします」という言葉の意味や成り立ちについて確認していきましょう。

「連絡」の意味

「連絡」という言葉には、複数の意味がありますが、今回のテーマである「ご連絡いたします」に使われている「連絡」の意味は、以下のようになっています。

気持ちや考えなどを知らせること。情報などを互いに知らせること。また、その通知。

上記の解説から、「連絡」とは情報を人と人とで知らせ合ったり、通知を送り合ったりすることと言えそうです。 社会人の常識として、「ほう・れん・そう」という言葉があります。この言葉は、新社会人などの教育で使われるもので、「報告」「連絡」「相談」のそれぞれの頭文字を省略したものとなっています。その中に「連絡」という言葉が含まれていることから、連絡とは、社会人にとって欠かせない重要な行為だと言えそうです。

「いたします」の意味

続いて、「ご連絡いたします」の「いたします」の部分について、意味などを確認していきましょう。一般的に、「いたします」は敬語の一種だと言われています。そんな「いたします」の意味については、以下のような見解もあります。

「いたします」は、「○○する」の謙譲語である「いたす」に、語尾の「ます」が結びついた敬語です。

上記の解説から、「いたします」の本来の形は「いたす」となっており、「いたす」とは「する」という言葉の敬語であることが読み取れます。ですから、「いたします」は、自分を謙って表現することで相手を敬う、謙譲語と言えます。

「ご連絡いたします」は敬語なのか

トピック1020650/要素2326960

続いて、「ご連絡いたします」は、敬語として使用することができる言葉なのかどうか、考えていきましょう。 結論から言うと、「ご連絡いたします」は、敬語だと言えるでしょう。敬語といっても、いくつかの種類や分類がありますが、「ご連絡いたします」は、謙譲語だと言えそうです。上記でもご紹介したように、「いたします」という言葉は、「~する」の謙譲語である「いたす」に、丁寧語の「ます」を付け加えた形です。また、「連絡」に「ご」を付け、「ご連絡」とすることで、丁寧な表現となっています。 上記のような見解から、「ご連絡いたします」は、連絡をするという自分の行為を謙って表現している、謙譲語だと言えるでしょう。

「ご連絡いたします」と「ご連絡差し上げます」の違い

トピック1020650/要素2327108

「ご連絡いたします」と同じような意味の言葉や言い回しの1つに、「ご連絡差し上げます」という言い回しが挙げられます。2つの言い回しの違いは、「ご連絡」の後に続く言葉を「いたします」にするのか、「差し上げます」にするのかという点ですが、「いたします」と「差し上げます」では、どのように異なるのか考察していきます。

「差し上げます」の意味

まずは、「ご連絡いたします」と「ご連絡差し上げます」の違いを見ていく前に、そもそも「差し上げます」とはどのような意味なのか、考察していきます。 「差し上げます」は、「差し上げる」という言葉に、丁寧な表現である「ます」が付いた形だと予想できます。「差し上げる」の意味については、「weblio辞書」にて、以下のように解説されていました。

「与える」「やる」の謙譲語。献呈する。受け手を敬う気持ちをこめていう語。

「差し上げる」という言葉の意味については、複数の意味が掲載されていましたが、今回話題に取り挙げた「ご連絡差し上げます」のように使用する場合は、「与える」という言葉の謙譲語と考えられるでしょう。ですから、「ご連絡差し上げます」の「差し上げます」とは、「与える」の謙譲語である「差し上げる」に、丁寧な表現である「ます」が付いた形だと言えそうです。

「ご連絡いたします」と「ご連絡差し上げます」の違い

「差し上げます」という言葉の意味を理解したところで、「ご連絡させていただきます」と「ご連絡差し上げます」の違いについて考えていきましょう。 上記の2つの言い回しの違いは、「いたします」なのか「差し上げます」なのかという所にあります。どちらの言い回しも、謙譲語となっており敬語に分類されますが、原型となっている言葉は異なります。「いたします」は「する」の謙譲語となっており、「差し上げる」は「与える」などの謙譲語となっています。ですから、「ご連絡いたします」は「連絡する」の敬語表現、「ご連絡差し上げます」は「連絡あげる」の敬語表現ということになるでしょう。 上記のような見解から、2つの言い回しは、原型となっている言葉の意味や、微妙な意味・ニュアンスが異なっていると言えそうです。

「ご連絡いたたします」と「ご連絡させていただきます」の違い

トピック1020650/要素2327467

「ご連絡」という言葉を使った言い回しとしては、「ご連絡いたします」の他にも、「ご連絡させていただきます」などの言い回しも比較的頻繁に使われています。続いては、この2つの言い回しの違いについて考察していきます。 「ご連絡させていただきます」という言い回しは、敬語としては誤っているという見解も存在します。そもそも、「させていただく」という言葉は、相手の許可を得る必要がある行為に対して使用する言葉だと言われています。そのため、相手の意志ではなく自分の意志や用件で連絡を入れる場合は、「ご連絡させていただきます」という表現は、間違いだと見做される可能性があります。そのような場合は、「ご連絡いたします」という言い回しが適切だと言われています。

「ご連絡いたします」と「ご連絡申し上げます」の違い

トピック1020650/要素2327606

「ご連絡」を使用した表現の中には、「ご連絡申し上げます」という表現も存在します。「ご連絡いたします」と「ご連絡申し上げます」の2つの表現には、どのような違いがあるのか、考えていきましょう。 2つの表現の違いは、「いたします」と「申し上げます」の部分にあります。「いたします」の意味については、上記で何度かご紹介しているのように、「~する」という言葉の謙譲語である「いたす」が元となっています。「申し上げます」の元の形である「申し上げる」の意味については、以下のようになっています。

「言う」の謙譲語。言上する。「申す」よりも一段と謙譲の度合が強い。

「申し上げる」という言葉は、「言う」の謙譲語で、謙って表現するニュアンスが特に強い言葉だと言えそうです。 上記の解説からも分かるように、「申し上げる」という言葉は、非常に強い謙譲語となっているため、敬語としての度合いも強いと言われています。そのため、「ご連絡いたします」よりも、「ご連絡申し上げます」の方が、更に丁寧な表現だという見解も存在します。

「ご連絡いたします」のメールでの使い方

トピック1020650/要素2327753

「ご連絡いたします」という言い回しは、会話だけでなく、メールなどでの文章でも使用することができる言い回しです。ビジネスメールなどでも、使われる機会が多く、特に上司や目上の立場の人へメールを送る場合などに適していると考えられます。 使用例として、以下で例文をご紹介していきます。ビジネスメールにおける「ご連絡いたします」の使い方として、ぜひ参考にしてみて下さい。 ・先日開催されました、〇〇ミーティングの決定事項について、ご連絡いたします。 ・結果が判明次第、ご連絡いたしますので、今しばらくお待ち下さいませ。 ・結果については、後日メールにてご連絡いたします。        など

「ご連絡いたします」はビジネスで使用しても良いのか?

トピック1020650/要素2327860

ここまで、「ご連絡いたします」という表現をテーマにして、さまざまな角度から意味や使い方をご紹介してきました。これまで考察してきた内容を踏まえて、「ご連絡いたします」という言い回しは、ビジネスシーンで使用しても良いものなのかどうか、考えていきましょう。 結論から言うと、「ご連絡いたします」は、ビジネスシーンで使用しても、問題のない言い回しだと言えるでしょう。上記でも何度かご紹介していますが、「ご連絡いたします」は、「連絡する」という言い回しを、謙譲語へと言い換えた、大変丁寧な表現となっています。ですから、目上の立場の人物や取り引き先の相手などに対して使っても、失礼ではない言い回しだと予想できます。 しかし、より丁寧に表現したり、敬語としてのニュアンスが強い表現を使いたい場合は、「ご連絡申し上げます」などに言い換えた方が良いケースもあるので、会話の相手や状況に応じて使い分けることも大切です。

「ご連絡いたします」は覚えておくと便利な言い回し

トピック1020650/要素2328082

いかがでしたでしょうか?今回は、「ご連絡いたします」という言い回しをテーマにして、意味や言葉の成り立ち、敬語としての使用が可能かどうかや、「ご連絡差し上げます」「ご連絡させていただきます」「ご連絡申し上げます」といった言い回しとの違いなどについて、考察・ご紹介しました。 「ご連絡いたします」という言い回しは、ビジネスシーンでは特に頻繁に使われており、目上の立場の人に対しても使うことができる、大変便利な言葉です。会話だけでなく、文章でも使用することができるため、ビジネスメールや文書などで使うことも可能です。また、電話でも使える文言でもあります。 このように「ご連絡いたします」は、大変メジャーで便利な言い回しだからこそ、間違えて使用してしまうと、ミスが目立つ言葉でもあります。ですから、この機会にぜひ、「ご連絡いたします」の正しい使い方や意味、類似の言い回しなどを覚えておき、使いこなせるようにしておくことをおすすめします。

アクセスランキング