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住所の方の書き方|様/宛て名/敬称/住民票/アパート/履歴書

更新日:2024年02月22日

書類の書き方

住所記入欄に「方」という文字が記載されていて戸惑っている方もいるでしょう。この「方」とはどのような意味で、どのような場合に使用されるのでしょうか。本記事ではこれらの疑問にお答えします。住所欄の「方」の意味や正しい使い方を知りたい方は、ぜひお読みください。

住所を記載するときの「方」とは?正しい書き方はある?

住所を記入するときの住所記入欄に「方」という文字が記載されていて戸惑っているという方もいることでしょう。他人の家や寮に下宿をしているため、大家さんや寮の住所を記載したいという際に「方」「様方」という表記法を使いたいという方もいるでしょう。では、この「方」とはどのような意味で、どのような場合に使用されるのでしょうか。 本記事では、これらの疑問にお答えしていきます。住所欄の「方」の意味がよくわからないという方、「方」を使って宛名を記入する際の正しい書き方を知りたいという方は、ぜひお読みください。

住所に記載する「方」とは?どのような意味がある?

「方」「様方」とは、郵便物を届けたい相手の苗字と、届け先の住所とが異なる場合に用いる表記法です。このようなケースには、 ①苗字の異なる誰かの家に寄宿・下宿している場合 ②その他、郵便物に記入する苗字と、住所の表札の苗字が異なる場合 が考えられます。また、原則として個人宅への使用に限られ、施設や企業には使用しません。 「方」「様方」を付けないでいると、受取人の苗字と配達先の苗字が異なるために「受取人はここには住んでいない」と判断され、郵便物が届かない場合があります。気を付けるようにしましょう。

誰かの家に寄宿・下宿している場合

①のケースでは、例えば、鈴木さんの家に佐藤さんが下宿・居候している場合が考えられます。このような場合で佐藤さんに郵便物を送りたい場合は、宛名の欄には佐藤さんの名前を書き、住所の後に「鈴木様方」と付け足します。こうすれば、鈴木さんの家の表札に佐藤さんの名前が記載されていなくても、佐藤さん宛の郵送物を配達員が間違いなく届けることができます。

その他、郵便物に記入する苗字と、住所の表札の苗字が異なる場合

②のケースでは、例えば、結婚した女性が実家に帰省している場合などが考えられます。表札に書かれている実家の苗字と女性の苗字とは異なるので、このような場合も「方」「様方」を用います。こうすることで、女性の新姓が表札に書かれていなくても、配達員が郵便物を間違いなく届けることができます。

住所の「方」の書き方

ここまでは「方」「様方」をどのようなケースで使用するのかを解説しました。ここからは、この「方」「様方」を実際に書くときに注意したいポイントについて紹介します。 まず、書く場所としては住所と宛名の間に「~様方」を記入します。文字のサイズは住所よりも大きく、宛名よりも小さめに書くようにしましょう。あくまで送付先は宛名にする受取人であり、様方を用いる世帯主は住所の一部と捉えます。連名とは異なりますので、注意するようにしましょう。 住所よりも一文字程度下げた位置に「~様方」と書き、それよりもまた少し下げた位置に渡したい相手の名前を書きます。また「~様方」の「~」の部分は、苗字だけでもフルネームでもどちらでも構いません。

「~方」?それとも「~様方」?どちらが正しい書き方?

ここまで「方」「様方」について解説してきましたが、どちらが正しい書き方なのか疑問に思われる方もいるでしょう。郵便物の送付先に「様」をつけるのと同様に「様方」は「方」の敬称であるといえます。 敬称とは、その相手に対して敬意を示す呼び方です。これが付いていないと、相手を呼び捨てにするのと変わりありません。加えて、相手に適した正しい敬称を使わないと失礼にあたりますので、特に気をつけるようにしましょう。 敬称をつけるのは、相手に対してですから、気を付けるべきは以下の2点です。 ①他の人の住所を記入する際は「~様方」を用いる。 ②自分で住所を記入する際は「~方」を用いる。

他の人の住所を記入する際は「~様方」を用いる

①のケースは、実際に郵便物を送る場合があてはまります。送り先の住所は自分ではありませんから、敬称をつけて「~様方」を用いるのが適切です。また、住所録などを作る際も、他人の住所を記入する際には「~様方」を用いましょう。

自分で住所を記入する際は「~方」を用いる

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初回公開日:2017年11月12日

記載されている内容は2017年11月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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