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投資信託の儲け方と平均|1万円・100万円の儲けと計算方法

年収

近年インフレ率が定期預金の利子を上回るようになり、投資をしないリスクが高まっています。投資信託には安全志向型からリスク志向型まで様々な種類があり、それらを適切に選択することで儲けを得ることができます。本記事では、投資信託で儲けを得る方法をご紹介します。

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投資信託の儲け方

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投資信託と聞くと身近に感じる方と、「ちょっと不安」と感じる方の両方がいらっしゃるのではないでしょうか。確かに投資信託には、元本割れのリスクがあります。 しかし、一方で定期預金がほぼゼロ金利の水準を推移する中で、物価(インフレ率)はこの定期預金の金利を追い越してしまいました(ちなみに日本銀行は年2%のインフレを目標としています)。 したがって、単に儲けを追求する人でなくても、何らかの投資をしてインフレ率に合わせて、資産を増やしていかなくては、実質的にインフレによって資産が目減りするという状況になっています。 投資信託は、その有力な選択肢の一つです。もっとも、先ほど述べたように投資信託は利益が保証された商品ではありませんので、その仕組み、儲けるための方法などをよく調べる必要があります。本稿では、初心者の方でもわかりやすく、そして応用が利くようになることをねらいとして、投資信託についてご説明します。

仕組み

投資信託の仕組みを理解するためには、以下の3つの登場人物をイメージするとわかりやすいです。 ・資金を拠出する人(お客さん) ・資金を投資(運用)する人(投資会社) ・資金を投資される対象 一般的な投資では、資金を拠出し投資をするという方は同一人物です。例えば、自分の判断でA社に成長性があると判断して、A社の株を買って値上がり益や配当益(後でご説明します)を得ます。 一方で、投資信託の場合には間に資金を投資(運用)する投資会社が入ります。この方は、後述するように投資の仕方に2つのパターンがあるのですが、共通することはいずれもプロの運用者ということです。 「投資信託」というワードには「信じて託す」という漢字が含まれていますように、この運用者の腕を信頼し自分の資金を信じて託すということをします。一方で、運用を代わりにしてもらうのだから、その儲けをいくらか提供する必要があります。 その割合についてですが、それに先立ち投資会社の2つの投資パターンを解説いたします。

投資信託の2つの形

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まず、第一は「パッシブ運用」と呼ばれるパターンです。これは日経平均株価やトピックスなどの株価指数になるべく連動するように、投資を行うという形です。つまり日経平均が上がれば儲けが出ますし、反対に日経平均が下落すれば損失が出るという形です。 特徴は、投資会社の手間があまりかからないことです。したがって、手数料は安く抑えられています。 もう一つは、「アクティブ運用」と呼ばれる形です。これは、先ほど説明した指数を上回る利益を上げることを目標とします。例えば日経平均が5%上昇したとして、パッシブ運用ではそれに併せて5%の利益が出ますが、アクティブ運用ではそれを超える7%や10%といった儲けを目指します。 また、日経平均が下落している時でも儲けが出るように運用します。尤も、それらの試みがうまくいって本当に儲けが出るかどうかは投資会社の運用者の腕によります。場合によっては、パッシブ運用を下回る場合もあるので要注意です。なお、アクティブ運用の投資信託はパッシブ運用と比較して手数料が高めに設定されています。

投資信託で儲けた人の話

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投資信託で儲ける方法は「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の2種類があります。

キャピタルゲイン

キャピタルゲインとは、投資した対象が値上がりすることによって得られる利益です。例えば、A社の株式に投資してそれが10パーセント値上がりした場合には、そこで売却すれば10%のキャピタルゲインの儲けを得ることができます。 一般的に投資信託で儲けた人というのは、このうちキャピタルゲインで大きく儲けた方を指す場合が多いです。 例えば、2012年からのアベノミクス相場において日経平均をはじめ日本の株価は大きく上昇し、特に日経平均は1万円を割る水準から2万円を突破するなど2倍以上の成長を実現しましたが、これに連動する投資信託はパッシブ・アクティブ問わず大きく儲けがでたと思われます。 他にも、大きなもうけが期待できるものとしては新興国など成長可能性が高いものに投資する投資信託を購入し、実際に大きく成長したために高い利回りを得ることができたというものもあります。 ※後述のように、高い利回りを追求しすぎると損失のリスクもそれだけ高まります。

インカムゲイン

一方で、インカムゲインというのは配当や利子による収入です。A社の株式や社債には配当や利子が設定されており、一定期間保有するとこれらからインカムゲインの儲けを得ることができます。 またインカムゲインでコツコツ儲けたという方も考えられます。すぐ後でご説明しますが投資信託では、かなりリスクを抑えたとしても1%程度の利回りは期待でき、一般的には3%前後の利回りにはなります。したがってこれらを数十年という単位で複利運用していけば、元手が数倍になるということも十分考えられます。

投資信託の平均利回り

投資信託の利回りは、一概には言えませんが4%から6%が一つの目安になります。このたびは、これよりも低い利回りを追求するものを「安全志向型」。これよりも高い利回りを追求するものを「リスク志向型」として、それぞれの細かい平均利回りをご紹介します。

安全志向型の投資信託

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国内債券を中心に、為替リスクのない国内に投資を行う投資信託ですが、その利回りは約1%から3%くらいになっています。

リスク志向型の投資信託

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国内株式のみならず、積極的にリスクを取って海外(新興国)の株式や債券、REIT(不動産)にも積極的に投資をしていく形です。平均的な利回りはものにもよりますが、7%から10%を超えるものまであります。

投資信託のリスク

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投資信託は、銀行預金などとちがって元本割れのリスクがあります。そのリスクとしては、いろいろなものがありますが主なものを列挙すると、次のものがあります。 ・価格変動リスク(値上がり、値下がり) ・金利変動リスク(利上げ、利下げ) ・倒産・デフォルトリスク ・流動性リスク 第3の倒産・デフォルトリスクとは、その投資対象がつぶれてしまったり、債務不履行の状態になった場合には、投資した株式や債券の価値がなくなるということを意味します。尤も、これらが危惧される投資対象は期待できる儲けが大きいため、上記のリスク志向型の投資信託には含まれていることもあり、要注意です。

実際どのくらい儲けが出るのか?

投資信託の儲けは、次の3つの要素によって決まります。 ・投資対象(どんな投資信託を購入するか) ・投資金額(どのくらい購入するか) ・投資期間(どのくらいのスパン保有するか) 一般的に高利回りのものを多く購入し、長く保有すればより多くの利益が期待できます。例えば、100万円を平均利回り5%で複利運用すれば、10年後には1,628,895円になっています。

投資信託で1万円儲けるための計算式

毎月コツコツ1万円儲けたいという方は、2種類のアプローチがあります。 ・投資金額を増やす ・リスク量を増やす まず、投資金額を増やせばリスクの低い商品でも毎月1万円の儲けを出すことが可能です。例えば、年利1%であっても1200万円あれば年間12万円。つまり、毎月1万円儲けることが可能です。 他方で、120万円であっても年利10%であれば、毎月1万円儲けることができます。 ※実際には税金が20.315%かかります。NISAまたは積立NISAを利用すれば一定額まで非課税なので、積極的に利用しましょう。

投資信託で100万円儲けるための計算式

1年で100万円というと途方もない金額か、リスクが必要なのでここでは10年で100万円儲ける方法を考えます。 複利の計算式は、a(1+r)^n=bです。aは元金、rは年利、nは年数を表し、bはn年後の金額を意味します。ここで元手は100万円、運用期間は10年、10年後の金額は200万円とすれば、必要なr(年間利回り)が出ます。これを計算すると約7.2%になります。

投資信託で儲ける方法

投資信託は前述のリスクがあり、そのリスクを儲けに変えるためには次の要素が重要です。 ・運用者の能力 ・運用者(商品)を選ぶ能力 ・購入・売却の時期を選ぶ能力 特に、第2と第3の点は注意する必要があり、適切な時期に適切な投資信託を購入することで最大限の利益を得ることができます。正しい決定をするためには、経済(ファンダメンタルズ)に関する正確な知識や値動き(テクニカル)に関する知識も必要です。 それを身に着けるためには、セミナーや勉強会に参加したり、自分で本を買って勉強したり、あるいはバーチャルでもよいので実際に資金を運用する方法を学んだり、ということが必要です。

この超低金利時代を生き抜くために

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いかがだったでしょうか。投資信託は、低金利時代の長期化・深刻化によってますますメジャーになっていくでしょう。したがって、投資に関して正しく、そして広く深く理解しておく必要性が今後さらに高まるでしょう。 投資を嫌ってタンス預金をされるのも1つの選択肢ですが、一方で「投資をしないリスク」もありますから、その点を加味しても投資信託について学ぶことは必要だと思われます。

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