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お疲れ様ですの使い方と注意点|目上/社内/社外・ご苦労様ですとの違い

更新日:2024年03月16日

敬語表現

「お疲れ様です」は、どのような感覚で使用しますか?目上の人に対して使用しても良いのか疑問に思う方も多いようですが、目上に使用しても問題ありません。また、部下にも同等の立場にある人にも使えます。立場を問わず使える「お疲れ様です」について説明しました。

「お疲れ様です」の意味とは?

「お疲れ様です」という言葉は、ビジネスシーンや家族間でも用いられることがあります。相手にねぎらいの気持ちを伝えるために「お疲れ様です」と言いますが、目上の人に使う言葉としてはどうなのか疑問に感じる方も少なくないとされます。また、目上の方が目下の方に「お疲れ様です」と言われた時には気分が悪くなるという方もいます。 しかしながら「お疲れ様です」という言葉は、目下の方が目上の方に使うことに関して間違いはありません。「お疲れ様です」は立場に関係なく誰にでも使って良いねぎらいの言葉であり、疲れている相手をいたわる言葉です。「お疲れ様です」は目上が目下に、目下が目上に使用しても言葉の意味としては何の問題もないとされます。

目上に使う言葉としては正しい?

意味の項目で、「お疲れ様です」は目上の方に使う言葉として正しいとお伝えしました。では、使い方や注意点はあるのでしょうか。

使い方

これまでに触れましたが、「お疲れ様です」は目上に使う言葉としても正しいです。目下から目上にだけでなく、同じ立場にある会社の人・家族・友人・恋人などにも「お疲れ様です」は使用できます。目上の方の中には「お疲れ様です」と言われて失礼だとする方もいますが、言葉としては問題ないので言い方に気をつけましょう。

メールでの使い方

ビジネスシーンのメール文には、冒頭に挨拶言葉として「お疲れ様です」が用いられることがあります。こうして使うことは、上司にも可能です。上司にビジネスに関したメールを送る時は、冒頭に「お疲れ様です」を付けても良いでしょう。また、電話の冒頭で使う挨拶言葉としても「お疲れ様です」を使えます。目上や目下など立場に関係なく、使用可能です。

注意点

「お疲れ様です」は立場に関係なく使用できると言いましたが、ビジネスシーンで使う時には使う場所および相手を考えないといけません。「お疲れ様です」は主に社内で使うことが正しく、使う相手としては同じ会社内の目上の方・部下・同僚などです。社外の方や取引先の方に対しては「お疲れ様です」ではなくて、「お世話になっております」を用います。

「お疲れ様です」は社内と社外で使い分ける敬語

注意点でお伝えしましたが、「お疲れ様です」は自分が勤める会社以外の人には使用しない方が良いとされています。しかしながら「お世話になっております」は、会った時やメールなどの冒頭で用いられる言葉です。「お疲れ様です」は去り際に使うこともありますが、「お世話になっております」を去り際に使うと違和感があります。 すなわち、社外の方・取引先の方・お客様・共同してプロジェクトを行うことになった相手などにメールや電話をする時の冒頭には「お疲れ様です」ではなくて「お世話になっております」を用いましょう。

「ご苦労様です」とはどう違う?目上には使える?

意味の違い

「お疲れ様です」は立場を問わずねぎらいをかける時に用いる言葉でしたが、一方の「ご苦労様です」は目上の方が目下の方へのみ使用することができる言葉になります。そのため、目下から目上に対して「ご苦労様です」と使うことは失礼に値します。「ご苦労様です」を用いて良いシーンは、目上から目下にねぎらいの言葉をかける時だけです。 「ご苦労様です」は、ただの丁寧な言葉として捉えられていることもあります。ただの丁寧な言葉として捉えている場合、「ご苦労様です」を目上の人に用いてしまう人がいます。「ご苦労様です」は丁寧な言葉遣いではありますが、ただの丁寧な言葉ではありません。目上から目下へのみ使える言葉なので、使う相手を間違えないように気をつけましょう。

使い方

「ご苦労様です」は「お疲れ様です」と同じように、挨拶言葉として用いられることもあります。その場合は多く口頭上で使用され、「です」を除いた「ご苦労様」で使われることも少なくないとされます。また、「様」も除いて「ご苦労」と言う目上の方もいます。

例文

以下は、目下から目上に対しての例文です。 「お疲れ様です。書類ができあがりましたので、ご確認をお願いします。」 「部長、お疲れ様です。」 以下は、目上から目下に対しての例文です。 「ご苦労様です。書類は確認しました。」 「ご苦労様だったな。」 「ご苦労、○○君。」

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初回公開日:2017年10月19日

記載されている内容は2017年10月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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