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「なるほどですね」の意味・正しい使い方・目上に使うのは失礼か

コミュニケーション

普段何気なく使っている「なるほどですね」実はこれ、敬語としては間違っていることはご存知でしょうか。この記事では「なるほどですね」という言葉の由来、どのように言い換えれば正しいのかをご紹介します。よく使う言葉だからこそ、今一度、見直してみましょう。

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「なるほどですね」とは

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「なるほどですね」という言葉は、相手の言葉を理解したことを伝えるための相槌の一つとして使っている人もいるでしょう。今回は、「なるほどですね」の意味や方言、地域別の違いや、敬語としての用法をお伝えしてきます。皆さんが、普段使っている「なるほどですね」は他人とは違う「なるほどですね」の意味かもしれません。

どういう意味があるのかな

なるほどですねとは「なるほど(成程)」と「そうですね」が組み合わさってできた略語です。なるほどをより強調して、なるほどですねと使います。相手への親しみをこめて、「自分は今まで知らなかったが、あなたの言っていることには納得できる」といった意味で使っている方も多いでしょう。 確かに、用法としては正しいのですが、聞き手によっては不快に感じることもありますので相手を見て判断しましょう。地元の友達や、気兼ねなく話せる間柄であればそこまで神経を使う必要はありません。

言葉の意味はシチュエーションによって変化します。

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ビジネスにおいて、目上の方がお話ししている内容に対して「なるほどですね」といってしまうと、相手の意見に対して評価をした上で合意していると受け止められて、相手が不快に思う事がありますので注意が必要です。 正しい辞書での意味で使っていても、相手を不快にすることはよくあることです。言葉は、決して完成する事のない生ものといわれています。これが正解と決めつけず、相手によって言葉を選んでみましょう。

方言として

実は、なるほどですねが標準語ではなかったという事をご存知でしょうか。今では、意識しなくても自然と出てくる言葉として認知している人も多いでしょう。確かに、ビジネスマナーとしての敬語としてはあまり好ましくはない言葉です。 しかし、地方ではなるほどですねを敬語の一種である「丁寧語」として使用している地域があります。ここでは、地方発のなるほどについて触れてみましょう。

沖縄と九州にとってはなじみの言葉

このなるほどですね。は九州方面、福岡生まれという説があります。そちらの地域では、なるほどですねという言葉が敬語の丁寧語に分類されていて、そこから関東、全国へ拡散し、現在のように一般化したという説が有力です。 では、なぜ方言が拡散したのかといいますと、2011年放送の松田翔太さん主演、「ドン・キホーテ」ではないかとされています。そしてこのドラマの脚本を手掛けたのは、福岡県出身の大石哲也氏です。金田一少年の事件簿などを担当している人で、このドラマの放送以降に、なるほどですねという言葉を使う人が増えたのではないかとされています。 また、沖縄地方でも使われることもあるので、九州、沖縄地方の人にとって、なるほどですねとはかなり身近な言葉です。

似た言葉としてあるものは

なるほどですねを敬語的表現で言い換えると、確かに、おっしゃる通りです、まさしく、仰せの通りですとなります。なるほどですねとは、相手が話している内容に対して同意したり、受け入れていますよという意思表示のための相槌です。 日常であれば、そうなんですねという言葉に置き換えたり、短い返事や、言葉ではなく仕草で自分の理解度を相手に伝える方法もありますので、状況を見て自分で判断していく事がいいでしょう。

「なるほどですね」を方言として使う地域

なるほどですねという言葉は、標準語ではなく、地方の言葉が定着した丁寧語です。元々使用していた地域は九州地方で、福岡という説が有力です。そのほかにも、沖縄など南の地方で、なじみがある言葉です。 九州地方では、○○ですねという言葉を使うことが多く、なるほどですねも、その中の一つだと考えられます。

九州地方

九州地方のお国言葉として存在していた「なるほどですね」とは、現在では普通に全国で聞く場面が増えてきました。九州方面の言葉は、九州方言と琉球方言に分けることが出来ます。関西地方の影響も受けています。 沖縄などは、歴史的に見てもかなり独自の発展を遂げていることは、周知の事実ではないでしょうか。現在でも、もう使われなくなった死語と呼ばれる言葉を日常で使用している地域があるほどです。沖縄と関連の深い九州もまた、その独自な文化の影響を受けています。 九州地方は、島津藩の支配を逃れたため、ほかの地域と比べて、昔ながらの日本の言葉が多く残っています。そのため、熊本南部などの九州地方では、なるほどですねのような、今でも古風な言葉が数多く残っています。 なるほどですねは、日本の変革期に他からの侵略、支配を免れた歴史をもった九州地方だからこそ残った言葉であるといえるでしょう。 皆さんの地元にも独自の文化だからこそ残ったお国言葉があるかもしれません。調べてみると、周りからなるほどですねと言ってもらえるような豆知識を得られるかもしれません。

博多の方言

標準語に比べて、博多弁はかなり特徴があります。博多に住む地元の若い人はあまりなじみがないかもしれませんが、それでも、ご年配者の方などは博多弁をしゃべる人が多くいます。 福岡県には主に4つの方言が有り、博多エリア(西部)・北九州エリア(北東部)・筑豊エリア(中部)・筑後エリア(南部)に分かれていて、その総称が福岡弁です。博多弁は福岡弁とよく混同されますが、地域によって違いがあります。 語尾に「ね」「な」等ナ行をつけていることが特徴です。なるほどですね。も、「ね」が付いています。だから、なるほどですね。は、九州、福岡地方の言葉と判断することが出来ます。ちなみに、どの地域でも、なるほどですねの意味は同じです。 しかし場合によっては、標準語と同じ言葉なのに意味が変わっていることがあります。例えば、「なおす」は関東では、修理するという意味ですが、博多では「片づける」という意味になります。

福岡全体の方言

方言の中でも人気が高い福岡弁とどういうものか気になりますよね。 例えば、つやつけとー。これ、どんな意味か分かりますか。一見形容詞のように見えますが、「気取る」という意味だそうです。えずがり、これは、「怖がり」という意味です。からうはどうでしょうか。これは、荷物を持つという意味で、主にかばんやランドセルに対して使うようです。 これだけを並べてみても九州、福岡地県のお国言葉がとても個性的であることがお分かりいただけたかと思います。それでは、なぜここまで素敵な言葉をもつ福岡の方言、「なるほどですね」が標準語として一般的になってきたのでしょう。 それは、標準語が「音韻・語彙・語法などすべての面で国語の規範として尊重され、教育・法令などの公用語として用いられる言語」とされているからです。 つまり、東京言葉がイコール標準語ではなく、公用語として活用できる言葉が標準語です。なるほどですねが広まった要因に公用語として使用しやすいから残っているといえるでしょう。

「なるほどですね」は日本語として正しいか

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これは先述した通り、正しくありません。辞書での意味では相手の話している内容などに対して受け入れている、理解しているという意思表示で「なるほどですね」と相槌をする事とされていますが、実際にこれを使用するのはあまり好ましくありません。 ここでは具体的に、ビジネスシーンではどのように言い換えるのが好ましいかを記述していきます。

敬語としては正しいのか

「なるほど」だけでは相手に対して失礼なのは簡単に分かることでしょう。しかし、丁寧語の「です」をつけても敬意を示したことにはなりません。 「なるほど」という感嘆詞に「です」という助動詞を無理やり付け、更に「ね」という助詞で言い回しをまとめて「なるほどですね」といった表現が生まれたと考えられますが、自由度が高い日本語であっても、これは文法的に間違っているとしか言いようがありません。 「なるほど」という言葉には敬意は込められていませんので、ビジネス上では、上司にはもちろん、仕事中は同僚など気心が知れた仲間内であっても、「仰る通りです」「確かに」もしくは、「なるほど、承知いたしました」など、なるほどの前後に別の言葉を付け加えることで、あなたの伝えたい言葉の本当の意味が相手に伝わるでしょう。 「なるほどですね」は、とても便利な言葉ですが、使用方法には気をつけましょう。例えば、上司に自分の落ち度を指摘された際は、「なるほどですね」ではなく、素直に謝罪の言葉を述べなければさらに関係悪化してしまいますので、注意が必要です。

違和感を与える

「なるほどですね」には、相手への敬意は含まれていないので、理解した、という事しか相手に伝わりません。これはとても失礼なことです。特に、ビジネスの場において、言葉遣いによって、自分自身の印象や、仕事に対しての向き合い方を判断されます。 「なるほど」という単語には、相手の発言に対して評価をした上で合意をする表現となるので、端的に言えば、上から目線のオレ様発言という事になります。普通に会話をしているだけなのに、どうしていきなり立場が変わるんだろうかと、相手には疑問しか残らない、もしくは、あなたに対しての嫌悪感を抱いてしまうでしょう。 コミュニケーションは相手あっての情報伝達手段です。自分が発信した言葉によって、聞いている相手がどのような感情を抱いてくるのかを予測したうえで発言できる余裕ができるといいでしょう。 また、他人は、自分を喜ばせるために存在しているのではありません。たとえ相手から受けた言葉に、違和感を感じても、それに反撃することなく、正しい日本語で大人の対応をしましょう。

「なるほどですね」の正しい言い方

なるほどですねは、とても便利な言葉ですが、もっと素敵な言葉に変換してみませんか。この言葉を使う場面といえば、相手の発言内容を、「そういう事なんですね。理解できましたよ」という事を示す時ではないでしょうか。 コミュニケーションは、相手への敬意が伝わって初めて完成します。なるほどですねという言葉には、そのニュアンスが含まれていないため、口語であっても、使用するのは好ましくありません。ではどんな風に言い換えるのがいいのでしょうか。

言い換えの表現

例えば、こんな風に言い換えてみてはいかがでしょうか。「確かに」「おっしゃる通りです」「仰せの通りです。」など。これはビジネス上で使える言葉です。電話口などでは、「さようでございます」も有効です。「~でございますか」では、少しトゲがあるので、「~ですね」が適語でしょう。 また、少し親しい間柄であれば、そうなんですね、でも不快感を与えることはないでしょう。 そもそも、「なるほど」は話し言葉ではなく、「弊社」などと同じく書き言葉ですので、上記の表現を使用することを意識した方が、円滑にコミュニケーションが進むのではないでしょうか。文章で、なるほどと来てもそこまで不快には感じないのではないでしょうか。ちなみに、弊社の話し言葉は、わたくし共です。

目上の人に「なるほどですね」と使うのは避けるべき

なるほどですねは、日本語の文法から外れていますし、相手への敬意が含まれていません。そのため、目上の方に対して、なるほどという言葉を使う事は大変失礼にあたります。 「仰る通りです」「さようでございますね」などに変換して、マナーのある言葉を相手に伝えましょう。なるほどですねでは、君の言う事は理解したと、自分が立場が上であることを暗に示していることになります。 もちろん、そんな意図はないでしょうから、誤解のないように言葉の選択は落ち着いてしていきましょう。

「なるほどですね」は使わない

いかがでしたでしょうか。今回は、日常何気なく使っているであろう言葉「なるほどですね」についてお伝えしました。周りがなんとなく使っているから、と安易に使用している言葉が実はご自身の品格を下げていることになるかもしれません。 世の中には、書き言葉と話し言葉を混同して使っている人が大人でさえ多くいます。年代によっては、敬語の種類さえ理解せずに社会に出てくる人もいる時代です。言葉の意味を理解し使えるだけで、ビジネスマンとしての評価はかなり上がるのではないでしょうか。 もちろん、自分が辞書の意味を正しく理解していても周りの人が誤用している場合もあります。その際は、状況を見て相手の言葉の意味に合わせてコミュニケーションをとっていく事も必要です。

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