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少額で始める株|やり方/リスク/株主優待/銘柄・おすすめの本

確定申告・税金

株式投資というと多額の資金が必要で、ハードルの高い資金運用と思いがちですが、決してそんなことはありません。10万円以下の投資でも、配当金や株主優待がきっちりともらえる銘柄もたくさんあります。ここでは、株の少額投資の妙味について紹介します。

更新日時:

株の少額投資とは?

少額ロット

株の投資において、10万円以下の少額投資も十分可能です。例えば、メガバンクのみずほフィナンシャルグループの株価は198円(平成29年10月10日終値)ですので、100株の購入資金は198円×100株=19,800円(手数料別)という少額投資になります。

ミニ株/ワン株

株の少額投資には、「ミニ株」という投資方法があります。これは、株を売買する時の単位である「単元株数」未満の数量で取引する手法です。この「単元株数」というのは、1,000株や100株といった通常取引の際の最低売買単位のことです。 ミニ株は、単元株数の1/10単位から売買できますので、少額投資に向いています。さらに、この単位を1株までに小分けしたのが「ワン株」「プチ株」と呼ばれる投資手法です。

買付の方法

この少額投資の「ミニ株」や「プチ株」の買付は、「成行(なりゆき)」での注文となりますので、「指値(さしね)」で希望価格を指定することはできません。 例えば、岡三オンライン証券の場合は、16:15~21:00までの発注が翌営業日の前場寄成(ぜんばよりなり)となり、21:00~10:30が後場寄成(ごばよりなり)となります。

積立サービス

また、「プチ株」を定期的に買い付けて積立方式で運用することもできます。例えば、カブドットコム証券の「プレミアム積立」では、毎月500円以上1円単位の少額から「プチ株」を積立できるサービスです。 このサービスは、指定銘柄を毎月一定額ずつ買い付けるので、株価の低い時は株数が多くなり、株価の高い時は株数が少なくなります。このように買付しますので、平均買付単価を長期的に引き下げる効果があります。

手数料

ただし、この「ミニ株」の手数料は通常取引と比較してみると少し割高になります。例えば、大和証券のインターネット取引では最低540円の手数料がかかります。また、格安手数料をセールスポイントにしているネット証券でも、SBI証券・マネックス証券・カブドットコム証券が約定代金×0.5%の手数料となります。

株の少額投資の方法は?

ネット証券の選定

まず、株の少額投資を始めるにあたって、大手証券かネット証券かの証券会社の選定をする必要があります。この少額投資の場合は、投資額が少額ですのでキャピタルゲイン(売買益)もわずかというケースが多く、売買益よりも手数料の方が高くなってしまうこともあります。 そのためにも、できるだけ手数料の割安なネット証券で取引を開始するのがいいでしょう。今となっては、大手証券会社の魅力は、高度な知識を持ち合わせた担当者からの的確なアドバイスということしかありません。 しかし、手数料で稼ぐ大手証券会社にとって、大口の顧客はウエルカムでも、小口の顧客は同じ事務手続きの割には手数料を稼げませんので、腰の入ったアドバイスは全く期待できないでしょう。

口座開設

それでは、ネット証券で口座開設をしてみましょう。この口座は、正式には「証券総合取引口座」と呼ばれ、開設手数料は無料で、実際に入金するのは銘柄を選定してからでも大丈夫です。そこで、手数料が割安でトレーディングツールも充実したネット証券を2~3社程度選んでみましょう。

銘柄選定

さて、肝心な銘柄選定ですが、少額といえどもなけなしの資金を投入するのですから、株価の値上がりが期待でき、配当も幾分かもらえる銘柄をチョイスする必要があります。 また、少額投資の基本は長期・分散投資ですから、今後の成長分野のAI(人工知能)やEV(電気自動車)関連銘柄から各1銘柄ずつ選定することをお勧めします。同じ業界や同じ値動きをする銘柄を複数所有するのはNGですので注意しましょう。

株の少額投資のメリットは?

少額投資

株の少額投資の際、最悪にも株価が値下がりした場合に、値下がりした価格で買い増して平均単価を下げる手法(ナンピン買い)が有効です。特に、ここ最近の株価動向は上昇基調で、大きく下げてもすぐに戻すという流れになっていますので、大きく下がった時に怖くなって投げ売りしないで買い増すスタンスが正解でした。 ただし、株は水物ですので、株価が下落し続けて、この「ナンピン買い」で損失が膨らむケースもありますので、その判断はくれぐれも慎重に自己責任で投資することが鉄則です。

リスク分散投資

株式投資の大前提は、複数の銘柄に分散投資することです。その際には、為替動向に左右されやすい「外需関連株」(ex.自動車株)のリスクヘッジとして、ディフェンシブ銘柄の「内需関連株」(ex.食品株)を選定するといったように、タイプの違う銘柄を組み合わせることがポイントです。要するに、株価の値動きが反比例するような銘柄の選定によって、大きく値下がりした銘柄のリスク軽減となります。 また、資金の投入時期も分散するのがいいでしょう。まず、余裕資金の中から株式購入資金の総額をはじき出して、いつどの銘柄に資金を投入するのか、ザックリとしたプランニングが必要です。ただし、株は景気動向等に左右されやすいので、場合によっては、臨機応変に対応する判断力も欠かせません。

配当金

このミニ株等の少額投資の配当金は、持ち分比例で証券会社から受け取ることができます。例えば、冒頭で紹介したみずほフィナンシャルグループの場合、9月と3月の年2回、1株3.75円の配当がありますので、100株×(3.75円+3.75円)=750円(税別)の配当がもらえます。

NISA

NISA(ニーサ)とは、少額投資非課税制度のことで、年間120万円(5年間)までの売買益や配当金に税金がかからないという制度です。このNISAで少額投資する際は、前述した「証券総合取引口座」で取引できます。 具体的には、発注の預り区分(口座区分)で「NISA預り」を指定すれば、「特定預り」や「一般預り」とは別区分で管理されます。また、このNISA口座利用は、ほとんどのネット証券では取引手数料が無料になっています。

株の少額投資のデメリットは?

手数料が割高でフレキシブルな発注ができない

前述したように、ミニ株等は手数料が割高で、フレキシブルに対応ができないというデメリットがあります。

株主優待の対象外

ミニ株等の単元株未満の株主に対する株主優待は、ごく一部の企業が実施しているだけで、ほとんどの企業ではミニ株等だけでは株主優待はもらえないということです。

少額投資の株主優待は?

少額投資の株でも株主優待がしっかりともらえる銘柄もたくさんあります。例えば、家電量販店最大手の「ヤマダ電機」の場合、株価は612円(平成29年10月10日終値)ですので、100株の購入資金が61,200円の少額投資です。 その際、仮にこの株を2年間保有した場合には、1年間当たり、配当金1,300円(税別 平成28年3月期)と株主優待5,500円分(500円×11枚)の優待券がもらえます。なんと利回りは10%を超えています。

株式投資の基本/出版物

リスクを取らないリスク/堀古 英司

著者の堀古英司氏は「ホリコ・キャピタル・マネジメント」のCEOで、テレビ東京の「モーニングサテライト」のアナリストとして活躍中です。そのファンダメンタル分析の切れ味の良さには定評があり、株や為替動向を初心者にもわかりやすく解説しています。

複雑な経済やマーケットを単純化してシンプルに解説されている。 これから金融の仕事につく人の教科書となるような一冊である。もちろん一般の人、まだ投資をしていない人、すでに投資をしてる人も含めて、使える内容だと思う。 投資を進める気はないが、何がリスクで、何がリスクでないか、きちんと理解して生活していくことを考えさせられた。

株の少額分散投資にチャレンジ

株の少額投資・分散投資・長期投資の投資方法は、資産運用全体にも通用するスタンスです。株の少額投資から株式投資や投資信託等のリスク資産にもチャレンジして、余裕資金の一部を振り分けてポートフォリオの一つとするのがいいでしょう。 資産運用はあくまでも自己責任が大前提ですので、資産運用方法のスキルアップを図ることも必要です。このような情報サイトも賢く利用して、自己の資産運用の効率を高めていきましょう。

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