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初心者でもわかる株の仕組み・取引の仕組み・おすすめの本

確定申告・税金

株式投資というと「ハイリスクハイリターン」のリスキーなイメージで、少しハードルが高い投資スタイルですが、しっかりとその仕組みを押さえておけば大丈夫です。ここでは、株式の仕組みから株式投資の注意点について解説していきます。是非ご覧ください。

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株式の仕組みはどうなっているの?

株式発行とは?

株式会社の資金調達方法には、銀行等の金融機関からの融資による調達と株式を発行して広く投資家から出資を募って調達する方法があります。後者の場合に発行されるのが「株券」です。一昔前までは、この株券は紙ベースの証券として発行して出資者に渡すケースもありましたが、2009年以降株券のペーパーレス化に伴い、上場株式は電子化されています。 この株式会社の仕組みは、ギブアンドテイクの仕組みになっていて、株主は株式会社に出資する見返りに「配当」や「株主優待」を受け取る権利とともに、株価の値上がりによるキャピタルゲイン(売買益)をゲットできるケースもあります。 もちろん、会社の業績が芳しくない場合や赤字決算の場合等には、無配(配当を出さない)であったり株主優待もなかったりします。また、株価も会社の業績や景気動向等により大きく値下がりするケースも想定する必要があります。

株式市場とは?

株式市場には、東京証券取引所(東証)のほか名古屋・福岡・札幌にも証券取引所があります。ただし、東証が圧倒的な取引量を誇っていて、上場会社数は3,566社(2017年10月2日現在)で、株式時価総額は643兆円(2017年9月末現在)もあります。 この東証の仕組みは、「東証1部」「東証2部」「東証ジャスダック」「東証マザーズ」に分かれています。この中でも、「東証1部」の上場基準が最も厳しく審査に通るのが非常に難しいので、「東証1部」に上場することが株式会社の大きなステータスとなります。 また、「東証ジャスダック」「東証マザーズ」には、いわゆるベンチャーや中小会社が中心に上場していて、その審査基準は少し緩やかな仕組みになっています。

IPOとは?

IPOとは、「Initial Public Offering」の略称で「アイ・ピー・オー」と読みます。これは、新規に株式を公開することを指します。このIPOは、上場直後に値上がりするケースが多いので、一般投資家の間でも非常に人気が高く抽選になり、なかなか当選しないのが実情です。 平成29年10月末までに「シルバーライフ」「テンポイノベーション」「SKIYAKI」「Casa」のIPOが予定されています。その際、このIPOの購入先は、この株の引き受け幹事の証券会社に限定されますので、まずもってその証券会社の口座を開設する必要があります。ちなみに、今回の4社すべての銘柄を取り扱っているのは「マネックス証券』だけです。

株式投資の魅力は?

キャピタルゲインとは?

キャピタルゲイン(売買益)の仕組みの基本は、株を買った価格より値上がりした時に売却することで発生する利益です。これは「買い」の注文から入って、「売り」の注文で完結する仕組みです。 一方、最初に「売り」の注文から入って、「買い」の注文で利益を確定する仕組みもあります。株を持っていないのに株を売れるのかという素朴な疑問にぶつかりますが、法律的にもシステム的にも正当な取引です。要するに、先ほどの逆で株を高い時に売って安くなった時に買い戻すという仕組みです。 具体的には、この取引は「信用取引」の「売り」の注文を出すことから始まる仕組みになっています。この仕組みを利用するには、証券会社の口座(証券総合取引口座)以外に「信用取引口座」を別途開設する必要があります。その際、30万円以上の委託保証金や様々な煩雑な契約書等を確認する仕組みになっています。

インカムゲインとは?

インカムゲインとは、「配当金」や「株主優待」で利益を得る仕組みのことです。このインカムゲインの時期や回数等は各会社の業績動向に応じて決定されるため、その内容は千差万別です。ただし、仮に利益が出ていても、その利益を「配当金」や「株主優待」という株主還元策をとらずに会社の内部留保にまわすケースも散見されます。 例えば、トマトジュースやケチャップ等でネームバリューのある「カゴメ」の場合、6月と12月の年2回の株主優待と12月に年1回の配当金がもらえます。

株式投資のステップは?

証券会社の選定

少し株式の仕組みを理解したところで、実際に証券会社で口座(証券総合取引口座)を開設してみましょう。まず、証券会社には野村証券や大和証券等の大手の実店舗を構える証券会社から実店舗を持たない「ネット証券」まで数多くあります。各会社ごとに様々なインセンティブをアピールした商品のラインナップになっていますので、その選定にはひと苦労します。 ポイントとしては、割安な売買手数料と使い勝手の良いトレーディングツール等を兼ねそろえている会社を選定しましょう。

手数料

まず、初心者のうちは売買手数料が無料の低額投資からトレーディングを重ねていき、実際にほんの少額でいいので利益を出す仕組みのパターンを考察してみましょう。例えば、松井証券やSBI証券等の売買手数料は、1日の約定金額が10万円まで無料です。

トレーディングツール

トレーディングツールには、注文機能、板情報機能(売買の数量が値段毎に表示)やチャート機能(株価のグラフ)等各社の独自性をアピールする取引ツールがあります。例えば、マネックス証券の「マーケットボード」は大変シンプルで、リアルタイムで株価を確認しながらその画面から発注することができますので、初心者向きと言えます。

AI(人工知能)

最近は、各社ともAI(人工知能)を駆使したアドバイス機能を充実させています。今のところ、そのAIの精度は稚拙で従来のアナリストによるアドバイスとの併用ですが、いずれ近い将来AIがアナリストに取って代わる時代がやってくるでしょう。

口座の開設

証券会社の口座開設自体は無料ですので、手数料が割安な証券会社とトレーディングツールが充実している証券会社さらにAIを駆使してそのアドバイスが的確な証券会社等を複数口座開設することをお勧めします。例えば、トレーディングツールの充実している証券会社で株価動向だけ確認して、実際の注文は手数料の割安な証券会社で発注することもできます。

株式取引の仕組みは?

初心者には信用取引やカラ売りは厳禁

信用取引の仕組み

前述したように株式投資の仕組みに信用取引があり、委託保証金の3.3倍の取引ができます。例えば、30万円の委託保証金で約100万円の取引ができることになります。これは、FXのレバレッジ25倍と同じような仕組みですので、儲かる時は大きく儲かるけれど損する時も大きく損をするという大変リスキーな仕組みになっています。 ですので、初心者のうちは余裕資金で分散投資するのが基本ですので、信用取引は身を滅ぼしかねないのでやめておきましょう。

「カラ売り」の仕組み

「カラ売り」とは、先ほど説明した「売り」からトレードする手法です。これも、会社の業績悪化や景気後退等により株式市場の地合いの低迷期には有効な手法ですが、「買い」から入るよりもリスクが高くなります。 例えば、A銘柄を10万円で「買い」から入って最悪にもその会社が破産しても被害額は10万円ですみますが、B銘柄を10万円で「売り」から入るとその後に業務提携や資本提携等のIR(会社情報)が出たり、画期的な新商品が発売されて業績が飛躍的に向上し、株価が急騰するリスクも考慮しないといけません。 その際には、10万円で売った株価が30万円、50万円と上昇価格は青天井となり、その差額が損失となります。要するに、投資額以上の損失が発生する大きなリスクが内在しています。

株式投資の仕組みを理解してポートフォリオを形成

ここまで、株式投資の仕組みを説明してきました。星の数ほどある銘柄を選定するのは至難の業ですが、会社の売上や営業利益、純利益等の業績動向やその業界の成長性や日本全体の景気動向等を考慮しながら、できれば自分自身で投資に値する銘柄を選定してみましょう。 マイナス金利の低成長時代においては、株式や投資信託等のリスク資産にも果敢に投資して、ポートフォリオのひとつとして位置付ける必要があります。その際には、余裕資金で長期投資・分散投資・少額投資を基本とした自分の投資スタイルを確立することが肝要です。

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